此処まで来て「出雲そば」を食べない手は無いなあ、と考えていると
「皆美館」で手にした情報誌に此方のお店が載っていた。
成る程、事前情報とも、符合する。したり!、これで出雲まで行かず
とも「食べられる」
と、やって来ましたのは松江城の北、お堀端に武家屋敷や小泉八雲
記念館等が列ぶ、所謂、松江市内観光の核となる界隈。
付近には大きな市営駐車場も有り、車で行かれても全く問題無し。
そんなロケーションも奏功し時に、行列をなす時も有る「神代そば」
入り口脇では白衣に身を包んだ店主が「そば打ち」に余念がない。
いいですねえ、この「ピリッ」とした緊張感、蕎麦屋はこうで無いといけません。
注文は「とろろ割子」¥1,230
店頭に書かれた産地は確か地元「出雲産」だったかと(拘り無し)
ご覧の「とろろ」と「黄身」が入った椀にカエシを入れ、薬味を割子の
蕎麦に乗せた上から掛けて頂きます。初めての方でも丁寧に説明
してくれますので周りを「きょろきょろ」しなくても宜しい。
つなぎを使わない十割蕎麦は「ぼそぼそ」する事も無く、蕎麦の旨さが
良く味わえます。出雲そばに限っては蕎麦を手繰ると言うより、しっかり
噛んで味わう食べ方が正しい(美味しい)のだと思った。
石臼で甘皮まで挽きこんでいる麺は、見た目も蕎麦らしく栄養面でも良く考えられている。
入口近くに座った旦那さんは「せいろ」を一人、賞味されています。
そうですね、何時もの食べ方で味わいたい気持ち、解からんでも無いで
すが、関東の粋より関西の実質本意、地元風の食べ方を楽しんだ方がよござんすよ。
「そば湯」も最初から付いてきますので蕎麦と一緒に味わいましょう。
「神代そば 噛んで食えよと 不昧公」
まあ、しかし、此の日の「お絞り」の有り難かったこと。
寒い季節に「釜揚げ」を食べに来ようかなあ、と名残一入。
--shop data--
店名:神代そば(かみよ)※HP
所在:島根県松江市奥谷町324-5(Yahoo!地図)
電話:0852-21-4866
営業:11:00~17:00(売り切れ次第閉店)
定休:水曜
駐車:5台
味の記憶は最早さっぱりですが、冬のあまりに寒い日だったという記憶だけははっきりと残ってます。どんな味だったかなぁ……いやぁ、ホントにさっぱり思い出せない。
唯一つゆは濃かったように記憶しているのですが、記憶違いでしょうか。どうでしょう。
最後のそば湯に入れたのも少量でしたがしっかり味は纏まっていました。