7月19日、高知発06:00・岡山・新大阪乗り換え「特急サンダーバード」の
金沢到着は12:17である。
新大阪駅で新幹線からの乗換えも、難無く「特急サンダーバード富山行」きの
乗り心地は、すこぶる快適であった。右隣も空席のままで、ビールでも
飲みながらとも思ったが、車内販売のカートもノンビリしたモノで
直ぐには来ず、車窓から緑の絨毯を飽きずに眺めていた。
湖西線では左側の窓側席であったので右側の若いカップル越しに
琵琶湖を眺めていた。二十歳前後であろうか、彼は漫画雑誌を手に
彼女はイヤホーンを繋げたスマホを触りながら、其々が列車の旅を
楽しんでいるのが、自然で微笑ましい。
北陸本線に入りトンネルが多くなった、中でも長さ約13kmの北陸トンネルの
通過前には車内アナウンスがあり通過時間は11分程であると言う。
「北陸トンネル」という言葉の響きに、昭和47年(1972)の記憶がぼんやりと
蘇る、そんな世代の旅が始まった
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