朝日記240706 朝日記記事「チャールズ・サンダース・パース」へのご案内
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朝日記240705 (総表紙・目次)「翻訳チャールズ・サンダース・パース」
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上記翻訳あたっての感想(荒井康全);
アメリカプラグマティズムの祖であるパースについての解説です。パースは彼の生きた時代では孤独孤立した状態におかれたが、その残したものは巨大であり、本質的であり、その影響は今世紀に至ってなお新鮮なる影響を与えている。特に 信号-対象ー観察者というTriadicsの発想は、デカルト主義の主観―客観の二元論を越えて、対象を物質系にとどめるのではなく、信号と対象という2元をカップルにし情報系をとりこんだこと、これを誰が見ているのか、なにに指向させるのか、観察者(主体、人間)という仮説と制御のサイクルから認識を得るという目的論的思考枠組み(プラグマティズム)を提起した。20世紀の後半におきた哲学界でのソシュール・チョムスキーらの「言語論的転回」、またウィーナー・ノイマン・チュールング等の科学技術界でおきた情報通信制御系から人工知能への展開への「低音通奏的」知的底流を成しているという共通認識があり、それ故に彼の知的パラダイムは世界的に広がっている。近代文明が非明示的ではるが構造的転換についての悲観からあらたな人類知のあらたなパラダイムを探求するという点で学術知の世界は一致している。このWiki記事はパース哲学を通じてこれらの真摯なる気概のあふれるチャレンジをみる。これはわれわれにとっても新たな啓蒙を感じさせにはおかない。その文脈は一読に値するとあえて言っておきたい。
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