津軽じょんがら 吉田兄弟 三味線だけの世界
兄、良一郎氏、弟、健一氏 二人の奏でる三味線によるコンサートです。
お二人は「ベースは民謡」と繰り返し話されていました。
民謡にとどまらず、ロック?と思えるようなフレーズやリズムを取り入れた
新しい三味線音の世界が広がり、伝統に斬新を織りこんだ魅力満載のステージでした。
両氏はそれぞれにユニットを結成され、新たな「和の音」の世界を生みだし、広げられています。
兄、良一郎氏のユニットは WASABI
弟、健一氏のユニットは、疾風(はやて)です。
締めはマイクを通さない生の三味線の音を聞かせてくださいました。
柴田三兄弟なども現れ、津軽三味線の人気も出て来たようです。しかし、「津軽ジョンガラ節」1曲では単調になって飽きますね、吉田兄弟のようにいろんな事に挑戦が必要だと思います。
近畿地方での第一人者は和歌山の木下真一さんですが大阪の若手演奏者も育っているようです。白藤ひかりさんなどが有望です。you-tubeにも有ります。
http://www.youtube.com/watch?v=jrZayCo61Po
伝統芸能、そして
三味線、民謡、太鼓、です。
また、ギターやドラムもです。
三兄弟は混合ですね。
白藤さんのリンクありがとうございました。
現代っ子のイデタチで奏でる津軽じょんがら
素敵でした。
さすがゴチさん
津軽三味線の集団演奏をはじめて聞いた時には、地吹雪のような迫力に、恐怖を感じる程で、音楽としてわからず、ショックを受けたものでした。
ご紹介の兄妹の演奏を聞いた時にはじめて、音楽として、津軽三味線をきいたように思いました。
冬の暗さや激しさ、穏やかな季節の短さや喜び、季節はまわり続けること。かきむしるような、激しさは怒り? それとも命の力? 心に響く力は、民の歌、民謡なのだと感じました。
どんな曲を弾かれても、その根底に、津軽の風土を宿した二人が居る、そんな演奏をきいてみたいと思います。
ドボルザークとかスメタナなんか、全く新しい気持ちできけそうです。
新しいグループも作られているとは‼
さっそく探してみます。ありがとうございました。
未知の世界だったころのじょんがらの集団演奏は、
「恐怖」という表現が伝わるほどの大迫力だったのでしょうね。
列挙していただいた北国の表情です。
じょんがらに、厳寒の自然などに抱く人々の感情を感じます。
原点は兄の立場、弟の立場によるものだと
推察しますが、おふたりの音の違いも魅力のひとつです。