SIBOと断食

SIBOと断食

小腸内細菌異常増殖症（SIBO）の症状改善には、断食やエレメンタルダイエットなどの食事療法が効果的です。

 

SIBOは、小腸内で細菌が異常増殖してガスを産生することで、食後の腹部膨満感やガスの増加などの症状を引き起こします。この症状は、特に炭水化物を多く含む食事の後に強くなる傾向があります。

 

SIBOの治療には、次のような方法があります。

 

外来でSIBOを疑った場合、まずは腸内細菌の餌となる発酵食品の摂取を控えるように指導します。 また、間食を控えたり、24時間の断食を行うことも小腸の動きを整えるために有用です。 増殖した細菌を減らす目的にブロッコリースプラウトなどの天然の抗生物質の作用をもつ食材も推奨しています。

• 抗菌薬（リファキシミンなど）による治療
• 腸内細菌の餌となる糖質を抑えた食事療法
• エレメンタルダイエット（成分栄養）
• 腸の蠕動運動を促進する薬剤の使用

食事療法では、砂糖、小麦、乳製品、アルコール、カフェインを減らす（4F）ことが基本です。また、発酵食品も避ける必要があります