Concorde the modern jazz quartet

ジャンル問わず、聴いてすぐに、「ムム！？」って魅かれるものもあれば、
何回も聴くうちに鬼ハマリしてしまう遅効性タイプとがあって、これは前者の「ムム！？」なタイプ。

TVで、どこかのjazz喫茶からの中継が放送されてて、その中継の中で流れていたのが、T.No2の‶all of you〟。
多くのアーティストが演っているスタンダードナンバーだが、これがとても琴線に触れた。
TV画面の中に映し出されるその店のカウンターテーブル。
そのカウンターテーブルのNOW PLAINGに飾ってあったのがこのLPだったので、
脳裏のそのジャケを焼き付けてすぐに探しにいって即購入。

そんなフェイヴァリットLPだが、それ以上の意味合いとして、
この作品でvib(ビブラフォン)の素晴らしさを初めて教わったという事実が、自分としてはとても思い出深い作品。
完全なる金属質の音なのに、余韻の残るリリース音と絶妙なビブラートが実に心地よい。

コンボ作品としても著名な一枚かと思うので、いろんな方に勧めたくなるjazzアルバムです。