昨日は浦賀を散歩してきました。
京急浦賀駅から10分強歩くと、浦賀水道の入り江が見えてきます。
西海岸の方に来てしまいましたが、今日の散歩コースからすると、東側から行った方が効率的でした。のっけから失敗です。
入り江の向こうは東京湾の入口、その向こうに房総半島が見えます。
あの辺に黒船が来たのでしょうか?
この辺りは船の係留所になっているようです。
繋がれているのは、壱岐や熊本など、全国各地からきているガット船でした。
海岸の向かい側にあるのは叶神社です。
海の反対側にも叶神社があり、こちら側を西叶神社、反対側を東叶神社といいます。
もともと西にあったのですが、東の村の人もお参りしやすいように分霊したらしいです。
西の神社で勾玉を買い、東の神社のお守り袋に入れると縁結びのご利益があるそうです。
私の年齢では縁結びとは無縁ですので買いません。
ということで、東叶神社に行きます。
そのためには、この・・・
渡し舟に乗って東海岸に渡ります。
自転車も乗れます。
さて、東叶神社です。
こちらの神社では、勝海舟が咸臨丸の官庁に任命された時、
航行の加護を願うためと、自己の精神と肉体の研鑽のため、断食をしたそうです。
東側にはもうひとつ、東林寺というお寺があります。
小さいですが、きれいなお寺でした。
このお寺には、ペリー来航時に浦賀奉行与力だった中島三郎助の墓があるとのことでしたが、どれだかわかりませんでした。
さて、散歩を続けるため、また渡し舟に乗って西海岸に戻ります。
ちなみに、渡し舟は片道400円、往復600円です。
なので冒頭に書いた通り、
駅から東海岸に来た方が金銭的にも時間的にも良かったわけです。
ちなみに、私は当然往復券を買ったわけですが、切符を落としてしまい、
帰りはまた片道券を買いました。
片道約3分、200mもない距離の渡し舟に1,000円かかってしましました。
西に戻って南下します。
途中陸軍桟橋という公園のようになったところがありました。
そこから眺めた房総半島です。
ここから歩くこと4~50分、取り立てて変哲もない道路を黙々と歩き、向かったのは燈明崎。
ここには江戸時代の灯台「燈明堂」があります。
景観としては、この日の散歩の中で一番でした。(個人評)
これが燈明堂です(もちろん復元したもの)↓
狭いですが砂浜もあり、親子連れが遊んでいました。
ここからまた黙々と歩き、ようやく久里浜海岸が見えてきました。
久里浜港です。
久里浜と千葉県の金谷を結ぶ東京湾フェリー「かなや号」出航↓
久里浜海岸
海上自衛隊護衛艦「ひゅうが」と「あしがら」
今、歩いている道はペリー通りと呼ばれ、ペリー公園、ペリー記念館があります。
ペリーは浦賀に来たわけですが、上陸したのは、この久里浜海岸です。
ペリー記念館にある黒船のジオラマ
ペリー像
この後、京急久里浜駅に向かうわけですが、
途中「くりはま花の国」という公園があったので寄ってみました。
山一つを丸々利用した大きな公園です。
園内は広いので、歩くのが嫌な人は200円でフラワートレインに乗れます。
季節的に花はあまり多くありませんが、山からの景観はきれいでした。
久里浜港のフェリーふ頭です。
今出航した黒い船は、東京湾フェリーの「しらはま丸」。
これは先ほどの「かなや丸」同様白い船だったのですが、
昨年秋、黒船をモチーフにして黒く塗り替えられたそうです。
花は、コスモスがいい時期かと期待したのですが、もう終わりかけのようでした。
キバナコシモスは何とか見ごろ。
あとはヒャクニチソウ。
せっかく寄ったけど、花の撮れ高はほとんど無しでした。
先ほど書いた通り、広い公園で、しかも山なので坂道もきつく、
1日歩いた最後の立ち寄りスポットとしてはかなり疲れました。