2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

厳しい戒律 「お彼岸に釣りに行ってはならぬ」

2020-03-21 19:34:25 | 釣り
破戒できません。
春光煌めいて、当に釣り日和、いや別に昼間でなくとも、夜でさえ釣りに行きたくなる時期ですが、釣りには行けません。




「春のお彼岸に釣りに行く馬鹿がどこにいる!」
イッパシの大人になったつもりで恐いもの知らずの20代の頃、ヨボヨボの祖父にメチャクチャ怒られた。



「釣っても持って帰って来ないんだよ。釣っても逃がすんだよ」



「馬鹿たれ。同じだ。絶対に許さん」



お彼岸に祖父が本気だった。
親戚の前で20代のいい大人が、ガキ扱いで叱責された。




以来、お彼岸はお中日に限らず前後3日は釣りに行った事がない。
いや、行けない。





春のお彼岸に湾岸線から海が見えた。




「今日は人がいないから釣れるだろうな」
「魚も今日は安心してエサ食べ放題だな」






毎年、同じことを考えています。




「理屈ではない。ならぬことはならぬ」





「じいちゃん、今年も戒律守りました」






春の日射しに東京湾が輝いていた。

ルアーの色 釣れないルアーは色を塗ろう

2020-03-18 21:22:55 | 釣り
ルアーは数が売れなければ儲からないから人間が興味を惹くような色が取り揃えてある。



魚が釣れる色ではなくて人間を釣る色。




少しの色の違いでそんなに釣果に差が出るのか。
微妙な差を持たせ多くの種類を用意しているのはあれもこれもと買わせる目的じゃないのか。





ある条件下で魚が興味を惹く色には偏向がある。
全く釣れないルアーでも、ある色を塗ったら魚が食いつくようになったなんて経験はいくらでもある。





商売だからルアー自体に価値を置くのはありだが、釣れなきゃ面白くないならルアーに色を塗ってしまおう。




餌釣りなら現場で仕掛けに手を施せるが、ルアーはそれ自体を交換する。
しかも一個2,000円!



ゴルフ用品なら売り場で試し打ちができるが釣り用品は購入する前に試すことが一切出来ない。





ルアーを買っても釣れる保証は誰もしてくれません。



どうせ釣れない、自分に合わないルアーなら、色を塗って釣れるようにしてしまおう。


塗装完了
ホームセンターで蛍光ペンキペン300円なり。



返品は一切受け付けてもらえないし、
加えて各社のルアーの色も似たり寄ったりになっているのだから
「釣れる色」
に自分で加工する。



消費者のささやかな抵抗だ。


東京湾シーバス おしりリグ 「尾っぽ」のない方が自然

2020-03-05 20:55:54 | 釣り
釣りのルアーは型が様々だが、見た目が魚だからといって釣れるわけではない。
逆もしかりで魚の型をしていなくとも
魚は釣れる。


人間が人間を中心にして考えても、魚の正解にはならない。



「こんなもん喰って、魚って馬鹿じゃないの」という人がいるが、魚に似せても魚からは完全に見破られているルアーを魚が見て
「人間って馬鹿じゃないの」と魚は言っているだろう。




野生の感覚は人間のそれとは違う。




ゲーリーヤマモト ヤマセンコーの凄さは、「尾っぽ」がないところだ。



水中でルアーの「尾っぽ」があるとプルプルして、あかたも魚のようだが、実は動きすぎ。
「あんなにブルブル尾っぽふる魚いるかよ」、魚からみればそう理解される。


ヤマセンコーは「尾っぽ」がないが、ボディの凸凹でかすかな水流振波を作り出す。これが自然界の魚の「波動」そのものなのだろう。



人間に受けない形や色のルアーが、実は大当たりルアーだったなんてよくあることだ。

ゲーリーヤマモト「ヤマセンコー」
見た目から、買いたくなる衝動は全くおきないが実は釣れちゃうんだなこれが。

(真ん中の赤いのがヤマセンコー。上のオレンジのルアーは「尾っぽ」つきで魚っぽいが、ヤマセンコーの方が釣れる。下はカットしてヤマセンコーに似せたが、これも釣れない。どうにも真似できない。これがヤマセンコーの凄さだ)


東京湾シーバス おしりリグ

2020-03-04 22:38:00 | 釣り
以前のblog「東京湾シーバス ネコリグ」は失敗だった。



ブラックバスには強いリグ(仕掛け)だがシーバス(スズキ)には通用しなかった。


それも勉強。


しかし、気になるルアーがまだあった。
ゲーリーヤマモト 「ヤマセンコー」
ブラックバス釣りで試した事がなかったが、凄く釣れると噂のルアー。



確か25年位前に出たルアー。
今も現役。


形が変なので当時使わなかったが、
今回、フッと思い出して使ったら
これが凄かった。

どう見てもイモ虫にしか見えません。
               


ホントによく釣れるので、隣で釣りに来た兄ちゃん、呆れてすぐに帰りました。



「おっさんに声かけてくれないから教えてあげない!」
承認要求の強いおっさん、少し誉めて貰いたかった。




時間が経過すると魚も警戒してルアーの「おしり」を軽く噛むだけになります。
感度のいい竿ならすぐわかります。



「「おしり」噛みだな。今度はお前達も釣ってやる」




新たな挑戦。
ルアーの「おしり」にフック(釣り針)
が着いた「おしりリグ」

上がフツーのリグ。でも「おしり」に噛みついて来たら針がかりしない。
だから「おしり」に着けるよう工夫した。



名付けて「おしりリグ」



これは凄い。
これでまたバコバコに釣るぞ。



blog書かずに一週間、このリグを作る事ばかり考えていました。




カミさんに「マスク買って来て」と言われ、釣具屋に行ったアホおやじでした。


夕焼けペダル

2020-02-27 20:30:15 | 釣り
朝に晩に、何とか魚を釣ろう、釣ってやろうと釣り場に行ったが一匹も、魚のあたりさえもない一日。


見えるわけもないのに水の中を覗いてみたり、水の中をイメージしてみたりするが、無意味に時間だけが過ぎて行きます。



異常な釣りモードから少し真っ当な考えが出来るようになって、やっと
「帰ろう」
と一人で呟いた。



夕方に「やけに人がいるな」と
気づくと、多くの方々が夕日をカメラで撮っていました。


「自分も変人だが、こんな海にフツーの夕日を撮りに来る皆さんも変人だよ」




あっ、富士山。
夕日にうっすらと浮かんだ富士山。



心が一気に解放される。



「釣れない、釣れろ、魚はいるのか、何が可笑しい」
そんなことばかり考えているから、こんな綺麗な風景にさえ気づかない。




今日一日、何を見た。足下の水しか見てないよね。





富士山に関わる思い出が次から次によぎります。




一日ボーズの日なんて“ちっちぇ”話し。




富士山はでかいよ。




「明日がある」
臭いセリフだが言わせる富士山はやっぱり凄い。




スマホカメラをポケットに、自転車ペダルを漕ぎ出した。