2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

ロッドのガイド交換⑤ ガイド形状の変遷

2020-01-30 22:49:02 | 釣り
釣りのラインがナイロンから新素材PEラインに変わったことでロッドガイドは形状に大きな変革が必要になった。




最大の要因はPEラインのしなやかさによる“ラインのガイド絡み”だ。
ルアーを投げた時、ラインがガイドに絡んでトラブルを発生させる。




ナイロンではあり得なかったトラブルだ。



第一世代のガイド形状


足が細くてロッドとの角度が垂直。
この細い足にラインが絡みつく。



この絡み付きを前方に逃がそうと、角度をつけたのが第二世代ガイド。


しかしガイドリングにも角度がつくので実際のリング径よりラインが通る範囲が狭くなりラインが通過しにくくなる。



そこでリング角度は垂直で、ラインを逃がすサイドバーを付けたのが第三世代ガイド。


しかし、この形状だと取り付け部分が二ヶ所になり、ロッドの曲がりに影響を及ぼす。ガイドも重量増となった。





そして出来たのが第四世代の最新ガイド、Kガイドと呼ばれるガイドだ。





ガイドの足の幅を広くし、前傾させる。一方でリングは別角度の傾斜にしてラインの通り道の幅を狭くしないようにしている。


性能もいいがお値段も高い。




ロッドのガイド交換をする時は何故ガイドの形状が違うのかを知っていると面白い。




釣具メーカーのカタログを見ても古いガイド形状のものが付いているロッドが掲載されていたりする。




価格帯や用途設定とか、販売戦略が見えたりして面白い。


フツーにたこ焼き定食リベンジ 

2020-01-29 20:23:03 | お米語り
「うちの旦那は東京でもんじゃ焼きを食べ、フツーに「ご飯ください」と言ったら「ありません」と言われたんだよ」



関西在住の女性がポツリ。




たこ焼きやお好み焼きと一緒にご飯を食べるのは関西では“フツー”なんだな。





前回blogの「フツーにたこ焼き定食」のたこ焼きは実は失敗作だった。


関東人は作る頻度が少ないからダメ。

タコプレートの窪みにタコ汁を先に一杯入れるからダメなのよ。



タコ汁は1/3くらいで、具を入れて、最後にまたタコ汁を浸してあげる。



これが肝だ。



実はこの作り方、有名店“銀だこ”に書いてありました。パクリ。




具のタコは値段が高いし、大きめに切っても小さくなる。


たこ焼き誤魔化すには「ソーセージ」
か「味付砂肝」で。



それでも足りなきゃ、ご飯があるさ。



この作り方ならたこ焼きは立派におかずになります。


具が多く入るからだろうな。



ソースたっぷり、マヨネ、青のりを
ガンガンにかけたほうがインスタ映えします。



関西ではたこ焼きパーティーもやります。


“銀だこ”には及ばぬが、気持ちだけは“金たこ”で。



ライスもおかわり自由にしてね。


フツーにたこ焼き定食

2020-01-26 17:28:02 | お米語り
「関西ではたこ焼きとご飯を一緒に食べるんですか」
「当たり前ですよ。何か可笑しいですか」
「たこ焼きはおやつでしょ」
「何言ってんの、失礼やなぁ。おかずです」



関西勤務が決まった時、たこ焼き定食だけは質問しないでおこうと思っていた。喧嘩になると予想できたから。



一方で、恐いもの食べたさもある。
軽い気持ちで聞いてしまい、関西人のプライドに火を付けた。


「フツーにご飯と食べます。たこ焼きプレートは一家に一台。炊飯器と一緒にありますよ」


「えっ、一家に一台ですか」
「炭水化物+炭水化物でしょ。ありえない」




「理屈とちゃいます。食べもせんのに」


「ホンマに今日いくん」



「関東人が無理して関西弁つかわんで。下手!」
「ややこしいなぁ、食べな、行こ」





営業帰りにちょうどお昼だったので
たこ焼き店に連行され、出てきたのは正真正銘のたこ焼き定食。


「わっ、お味噌汁も付いている」



「あたりまえや」
女性営業マンはボソッと言ってさっさと食べ始めた。



「うわっ、美味」
食べてびっくり。
ホントにおかずとして成立する。


「いやぁ、ご飯と合う。ソースが染みて、具がおかずになっている」
独り言のように発してしまった。



女性営業マン、ほくそ笑みつつ、
「早く関西の文化に慣れんとね」




関東に戻って来ても、夕飯にたこ焼きで、ご飯味噌汁付きを食べてます。




未来の “さかなちゃん”

2020-01-25 10:00:57 | 釣り
有給休暇を利用して葛西臨海公園を訪れた。
水族館で魚がみたい訳ではなく、この公園で釣りが出来るのか、釣れるのか、その下見。


葛西橋から歩いたので老体、グタグタ
になった。




ベンチに腰かけお握りを食べていると、女性だけの訪問者が多いのに気がついた。



一人の方や、女性二人。
平日だけど颯爽と園内に入って行く。



水族館に行くんだろうな。
ビジネス街を歩いているよりキリリとしていて楽しそう。
グタグタのお握りおっさんとは真逆の凛とした姿。


カッコいいな。




鉄道好きな女性は“鉄子”。
登山が好きな女性は“山女”。
歴史が好きな“歴史女子”。


魚が好きな女性は何だ。
“魚女”、「ぎょじょ」「うおじょ」 
カッコわるいなぁ。



「うおオンナ」
ホラー映画か、殴られるぞ。



“海女”「かいじょ」「うみじょ」
いや、フツーに「あま」って読むんだよ。


「海女ちゃん」か。
連続テレビ小説で特許済みだろ!





「さかなクン」っていたよな。




「さかなちゃん」



いいね。




体が疲れると頭は冴える。




いい名前に落ち着いたところで
凛とした姿とは真逆の方向、次の目的地に向かった。


40年経っても色褪せない橋脚

2020-01-24 19:38:13 | 釣り
大学を卒業してから50歳になるまでずっと転勤してました。

東京生まれにもかかわらず、東京で育った年数と同じ年数を、西日本で暮らした。

その事に気づいた時、さすがに「もう東京に戻ることはないな」と思っていた。


出張で東京に来て、飛行機で地方に帰る東京生まれ。




「洒落になんねぇな」




飛行機の窓から遠ざかる東京湾を見ながらいつもそう思っていた。




地方で色々なスズキ釣りをした。

浜松での流し釣り。
岡山で穴じゃこのブッコミ釣り。
相生では秘密の堤防でエビ撒き釣り。
熊本ではとんでもなくでかいスズキを
釣った。




しかし、自分のスズキ釣りの原点は
東京湾にある、何の変哲もない電車の橋脚だ。




受験に失敗し途方に暮れていた時に
この橋脚で見た何十というスズキの群れ。




学生時代は夢中で釣った。





「ここに戻ってくるとはな」



金網フェンスで近づけないが
また、会うことができたよね。