以前からM31って、グルグルはしているのですが
腕のつながりが微妙な感じがしてよくわからないなと
思っていました。
実は渦巻銀河ではなく、ホーグ天体(リング銀河)なんじゃないの??
とすら・・・。
M110が突き抜けてリング状になったんじゃないか?みたいな・・・。
Wikiでは分類はSAbになっていて中間渦巻銀河ということのようですが。
で、今回結構くっきりした構造が撮影できたので、
無理やりフェイスオンしてみました。
(どなたかすでにやったことあります?)
↓これの短径方向をむりやり340%引き延ばすと
こうなります。
回転させたわけではなく縦横比を変えただけなので、実際の形状とは
異なると思いますが、腕の構造は把握できると思います。
リング状にはつながっておらず、きつく巻いた腕が1本です。
(ちょっと源氏パイを思い出しました)
もしかすると回転軸の高さ方向に少しずれていて、らせん状になって
いるんでしょうか?
不思議なのは、今回銀河全体を水平にしてから縦方向のピクセルを
増やして伸ばしていますが、中心核が伸ばした方向とは若干角度が
違う方向に伸びているように見えます。
銀河全体とは若干ずれた方向に棒構造を持っていたりするん
でしょうか?
SST(スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡)の映像
も同じように短径方向に340%引き延ばしてみました。
こちらの方が細かい腕の構造がわかります。
SSTの方も中心の青白い核の部分はやはり伸ばした方向と
微妙に角度がずれて伸びています。
実際にフェイスオン方向から見てみたいものです。
過去46憶年の間には地球からもフェイスオンに見えていた時期も
あったんでしょうかね?なんて考えるのも面白いです。
で、面白いので調子に乗って他の銀河も伸ばしてみました。
無理やりフェイスオンその1 M33
M33はもともとフェイスオン銀河ではありますが、少し傾いているので
短径方向に150%ほど伸ばすとこうなります。
↓
元々傾きが少ないので全然違和感がないです。
M101やM83を彷彿とさせます。
無理やりフェイスオンその2 M81
M81は結構傾いてはいますが2本の大きな腕が良くわかる銀河です。
これも短径方向に210%ほど伸ばすとこうなります。
↓
これもありそうな感じの銀河です。
ただ、M81はシュッとした感じ好きなのですが、それがなくなって
しまってちょっと嫌ですね。イメージが崩れるというか・・・。
(それを言うならアンドロメダもですが)
無理やりフェイスオンその3 NGC253
NCG256はかなり傾きが大きくM31よりさらに寝ています。
短径方向に470%ほど伸ばすとこうなります。
↓
うーん、なんとなく棒渦巻???という感じですが、
かなり伸ばしたのと元画像の解像度が低いのでよくわかりません。
まあきっと天文学者の方はもっとちゃんと構造研究をしているので
しょうから、こんなお遊びで新たな発見なんてのがあるわけは
ないのですが、宇宙の全然違う場所から見えるM31やM33を想像
してみるというのも面白いです。