見出し画像

Not goto debu

紫金山・アトラス彗星

大変ご無沙汰しております 
ほぼ1年振りのブログ更新です  

元気に過ごしてはおりますが、天文活動はまったくのご無沙汰状態でした
そうはいっても昨年から紫金山・アトラス彗星が来るときには撮影したい
とはずっと思っていたのと、X(旧Twitter)で皆さんの撮影された写真が
チラホラアップされたのを受けて、重い腰を上げて復活しました。

まずは撮影場所の確保なのですが、ここフィリピンは治安があまり
よろしくなく、夜誰もいない暗いところで撮影するのは安全上
好ましくありません。

そう考えて以前会社の屋上ならどうかと考えたことはあったのですが、
ここは塀が高く、地平線すれすれの彗星を狙うのは無理そうです
会社の屋上 



で、思いついたのが住んでいるコンドミの40階に展望デッキがあるという
ことでした。しかも向いている方向はおあつらえ向きの東北東

うちのコンドミ 



(ただしこれはCGっぽくて実際の構造とちょっと異なるようです)

ということで天気がよさそうだった10/2早朝4時前に展望デッキに
上がって準備を整えました

撮影風景 

機材は以下のとおり
カメラ:EOS6D-HKIR
レンズ:EF70-300L
架台:Star adventurer GTI

この場所も塀の高さが1.5mくらいあり、三脚を伸ばしても足りないので、
デッキの端の植え込みに載せて撮影しました
(右側は下まで5m位落差があってちょっと危険・・・)

極軸を合わせている暇がなかったのでスマホの方位磁石で適当に
北に向けてあります
高度は以前極軸を合わせた時のままなのでだいたい合ってるでしょう
(かなりいい加減)

この状態で4時半ころから東に向けて、とりあえず70mmで何度か
撮影して確認したのですが、東の低空に雲があり写りません。

しばらく双眼鏡で探していましたが見つからず、  
薄明も始まってきて、もうダメか・・・と  
あきらめかけていた5時前くらいに、 突然双眼鏡の  
視野に彗星が入ってきました!! 

慌ててカメラを向けて撮影したら写りました!!!

Canon EOS6D-HKIR / EF 70-300mm f4-5.6L IS USM 
Sky watcher Star advevurer GTi
70mm / F4 / 露光1.0sec /ISO3200

300mmで撮影するとバックモニターではこんな感じ  

これは撮影後の確認画面ですが、ライブビューでも見えてました!


そのまま300mmで撮影開始
撮って出し1枚撮り 

Canon EOS6D-HKIR / EF 70-300mm f4-5.6L IS USM 
Sky watcher Star advevurer GTi
300mm / F5.6 / 露光4.0sec /ISO3200

6DはHKIR改造していて、暗い空で天体を撮影する分には問題ないのですが
通常の風景を撮るとマゼンタが強い色調になります。
今回も背景が薄明が始まった空なので、やはりマゼンタがかなり強いですね

15枚ほどコンポジットして色調を調整しました 

Canon EOS6D-HKIR / EF 70-300mm f4-5.6L IS USM 
Sky watcher Star advevurer GTi
300mm / F5.6 / 露光2.0sec~4.0sec /ISO3200 / 15枚コンポジット

調整すると周辺減光が強くなりますね・・・
(下から薄明が始まっているというのもあるとは思いますが)


彗星だけをトリミング 
C/2023 A3 Tuchnshan-ATLAS 1
なんだかメルヘンな絵本の挿絵のようでもあります

さて、このまま復活状態を維持できるのでしょうか?
10月半ばには日本出張、11月初旬には中国出張の予定があって
ちょっとバタバタして落ち着かなそうなんですよね・・・

ただ、夕方に回ったところも撮影したいし、  
次のクロイツ群/サングレーザーの  
C/2024-S1も  気になるので、  
なんとか復活状態を維持したいと  思います  

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体写真」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事