国立天文台キットのその後ですが・・・。
まだ返してなかったので、土曜日の夜、
撮影にとりかかる前に次女と一緒に自宅から
20分ほどの波田の運動公園駐車場でプチ観望会です。
月を見る次女
DOBも出撃
月、火星、M31、M45、M42などを見せましたが、月以外は
いまいちの反応でした・・・。
アイピースは最初賞月観星の7mmを付けていたのですが、
国立天文台キットはアイピースを差し込むだけで固定できないので
落下しそうで怖いので、DOBに付属していたSuper Plossl 10mm
40倍で月をサイドバイサイドで見比べました。
見た感じ、コントラスト、精細度で言うと
MILTOL>国立天文台キット>ファミスコの順です。
MILTORLは色収差もなくコントラストが高い感じでとてもよく見えます。
国立天文台キットは縁に若干色収差はあるものの、F8なのもあると
思いますが、結構スッキリとシャープに見えます。
今一だったのがファミスコで、結構色収差が見え、コントラストも
今一つという感じでした。(セミアポのはずなんですが・・・)
ファミスコは古い設計でF6.7というのは倍率を上げると厳しいの
かもしれませんね。
一応 I phoneでコリメート撮影も試みてみました。
コンポジットなしの1枚撮りです。
MILTOL
国立天文台キット
写真に撮ると色収差は意外と目立ちません。
また、若干こちらの方がシャープに見えますが、
この日はかなりシーイングが悪かったのと、沈む直前だったので
高度が低く、40倍でも月の縁はギザギザと揺らいでいました。
なので写真を撮るタイミングもあったと思います。
眼視でははっきりとMILTOLの方が良かったです。
ファミスコ
・・・すみませんこれは手振れで全然ダメダメでした・・・。
眼視ではもっとよく見えます。
うーん、写真はピンボケなので仕方ないですが、
眼視でもファミスコは比べるといまいちでした。
全体的にコントラストが低い感じです。経年劣化とかあるのかな???
総じて国立天文台キットは結構良く見えるという印象です。
ですが、天頂プリズムがないのはいただけないですね・・・。
首が死にます。
あとヘリコイドもちょっと使い難いです。
この後火星も見てみました。
ダストストームのせいもあるとは思いますが、
PHOTON ED 5mm 80倍でも模様は見えず、
小さなオレンジ色の玉が見える感じです。
9時半頃まで観望して、嫁さんに迎えに来てもらって
次女は帰宅、私はその後朝まで撮影しました。
娘と星を見るのは、一昨年八方の夜のゴンドラツアー以来でしたが、
結構楽しそうにしていて、学校に機会をもらった感じですが、
とてもよかったです。少しは興味をもってくれたかな?