前回の撮影結果に気を良くしたgotodebuですが、
実はこの結果が出る前、ブレブレの写真しか取れなかった時に、
やっぱり赤道義で長時間露光しなきゃダメだよな~。
実はこの結果が出る前、ブレブレの写真しか取れなかった時に、
やっぱり赤道義で長時間露光しなきゃダメだよな~。
90s復活させて、屈折鏡筒でも買ってちゃんと写真を撮ろうかな~・・・
と浮気心全開でおりました。
それで、主に屈折望遠鏡関係についてネットでメーカーのHPや、
ブログで機材レビューされているページを徘徊していたのですが、
いろいろと調べるうちに、
・ラッキーイメージングという手法があること
・短時間露光×多枚撮り(なおかつ短時間なのでオートガイドなし)で
素晴らしい写真を撮られている方がいること
がわかりました。
特に印象が大きかったのは、
アクロマートレンズ+ナローバンドでとても有名な方のブログです
ここで数々の素晴らしい写真や、撮影方法の記述を見させていただいている
うちに(というかやっと)、
短時間露光×多枚撮りなら、GOTO DOBでもできるじゃないか!!!
ということに気付いてしまったのです。
(10秒程度の露出だとちょっと本来のラッキーイメージングとは異なるようですが)
そうと決まれば準備が必要です。
次の新月期に向けて作戦を練り、着々と準備を進めました。
次の新月期に向けて作戦を練り、着々と準備を進めました。
(以下だいぶ②機材紹介とダブりますが・・・・)
〇ブレ防止
多枚撮りで100枚とか200枚とかを想定すると、筒先シャッターで蓋を
〇ブレ防止
多枚撮りで100枚とか200枚とかを想定すると、筒先シャッターで蓋を
上げたり下げたりするのはしんどすぎです。 (というか腕が死ぬ・・・)
ここを自動化するため、リモートシャッターをamazonで購入
ここを自動化するため、リモートシャッターをamazonで購入
<ロワジャパン シャッターリモコン Canon RS-80N3対応>
純正の1/7くらいの値段ですが特に問題なく使えています。
(氷点下になるとちょっと液晶がかすれて見難いですが・・・)
あと、リモートシャッターは、露光時間とインターバル時間と露光回数を
設定できるのですが、ミラーアップと組み合わせた場合、シャッター押しで
ミラーアップと露光が順送りになるため、ミラーアップ時間も露光時間と
同じだけ時間がかかります。
インターバル時間と合わせると2倍強時間がかることになりますが、
インターバル時間と合わせると2倍強時間がかることになりますが、
それでも蓋の上げ下げと比べれば楽ちんです。
〇迷光・結露防止
この時点までフードなしでしたが迷光防止と斜鏡の結露緩和のため、
ホームセンターで黒いプラシートと面ファスナーを購入、
この時点までフードなしでしたが迷光防止と斜鏡の結露緩和のため、
ホームセンターで黒いプラシートと面ファスナーを購入、
amazonで植毛シートを購入してフードを自作しました。
結露に関しては眼視の時からヒーターと使い捨てカイロを使用していたので
これはそのまま適用です。
あと、鏡筒の艶消し塗装、鏡筒内への植毛シート貼りもこの時にやりました。
あと、鏡筒の艶消し塗装、鏡筒内への植毛シート貼りもこの時にやりました。
〇バーティノフマスク
せっかく気合い入れて撮影するのにピントが甘くては話にならないので
これもAmazonで購入
<IoSystemInc アクリル製バーティノフマスク290-340mm>
〇バッテリーアダプター
多枚撮りを想定すると、カメラのバッテリーでは充電が持たないと
多枚撮りを想定すると、カメラのバッテリーでは充電が持たないと
思われたのでAmazonで購入。
これも純正とくらべてえらく安いですが問題なく使えています。
<ノンブランド For Canon互換アダプタ ACK-E6 nw89 >
〇水平出し
たくさんきちんと撮るには水平出しが重要ということで
たくさんきちんと撮るには水平出しが重要ということで
水準器をホームセンターで購入して取り付け
アジャスターをamazonで購入
<perfk セラミックタイル、調整器ロケーター 壁タイルレベラー ???>
これは壁タイルレベラーというもので、本来の用途がよくわからないのですが、
壁にタイルやレンガをを貼る際にの高さ出しをするためのもののようです。
耐荷重500kgとあったので丈夫かなと思って買いましたが、届いたとき既に
少し歪んでました・・・。 でも問題なく使えてはいます。
こうして準備を整えたgotodebuは
次の新月期の週末の12/1に、 以前から撮影場所として目を付けていた
高瀬川沿いの雪捨て場に 向かったのでした。
現場に到着すると早速機材設置、アライメントをして、M42を導入。
撮影を始めます。
前回はトラペジウム付近が完全にトンでいたので、
前回はトラペジウム付近が完全にトンでいたので、
少し控えめにしてISO8000 で 8秒露光に設定。
また、今まではjpegで撮ってましたが今回はRAWで撮ります。
撮影開始早々感じたのが・・・リモートシャッターってなんて便利なんだ!!!
撮影開始早々感じたのが・・・リモートシャッターってなんて便利なんだ!!!
ということ。 筒先シャッターの煩わしさから解放されて、アウトドアチェアで
コーヒーを飲みながら、星空を眺めて待ちました。
ちょっと手持無沙汰で双眼鏡でも買おうかな~なんて考えながら・・・。
(・・・て、皆さんとっくにそうしてましたよね・・・・知らなかった・・・)
そして待つこと約30分、100枚撮影が終わりました。
ミラーアップも露光と同じだけかかるので撮影にかかる時間は倍なんです・・・。
そのあとさらにM45 ,M81-82、 薔薇星雲 , 馬頭星雲などを撮って帰途につき、
この日はそのまま寝てしまいました
翌日
はやる気持ちを抑えて画像処理です。
まずは1枚撮って出しの写真
M42
skyawatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
EOS 6D ISO8000 8秒×1 RAW
なかなかいい感じです。
次に100枚撮影した画像をステライメージに読み込ませてコンポジット、
EOS 6D ISO8000 8秒×1 RAW
なかなかいい感じです。
次に100枚撮影した画像をステライメージに読み込ませてコンポジット、
待つこと約20分・・・くらい。
コンポジット済の画像に階調処理、シャープ処理等行って
でてきた画像がこちらです。!!!
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
EOS 6D RAW ISO8000 8秒×100 総露光時間800秒
EOS 6D RAW ISO8000 8秒×100 総露光時間800秒
いやあ、多枚コンポジットの威力をまざまざと見せつけられました。
ちょっと星が肥大しているのと輝星のハロの形は汚いですが、
1枚撮りとは違ってなんか細かいガスの構造がうじゃうじゃ写ってますよ。
ちょっと星が肥大しているのと輝星のハロの形は汚いですが、
1枚撮りとは違ってなんか細かいガスの構造がうじゃうじゃ写ってますよ。
さらにすばる
M45
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
EOS 6D RAW ISO8000 10秒×27 総露光時間270秒
EOS 6D RAW ISO8000 10秒×27 総露光時間270秒
わずか4分半露光で星の周りの薄いガスがこんなに・・・・
ってTVショッピングのセリフみたいですが。
そしてM81-82
skyawatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
EOS 6D RAW ISO8000 10秒×50 総露光時間500秒
EOS 6D RAW ISO8000 10秒×50 総露光時間500秒
これも8分ちょっとでこんなに!!!
12インチなので口径の暴力があるとはいえ、経緯台撮影ですよ!!
眼視目的で買った望遠鏡でここまでの写真が撮れるとは・・・!!!
買って良かったよ~おい。
これならほかの天体も楽勝、どんどん撮りまくるぞ・・・!!!。
眼視目的で買った望遠鏡でここまでの写真が撮れるとは・・・!!!
買って良かったよ~おい。
これならほかの天体も楽勝、どんどん撮りまくるぞ・・・!!!。
と意気込んでおりました。
しか~し・・・・
浮かれているgotodebuに現実はそう甘くはないことを
突き付けたのは、「薔薇」と「馬」だったのでした。
つづく
突き付けたのは、「薔薇」と「馬」だったのでした。
つづく
次回はgotodebuが薔薇をどう攻略したのか・・・の巻です。
乞うご期待。