M51なんですが、294MMPで撮影して解像度は
すごく上がったものの、RGBに使った294MCP
の画像がどこをどう弄っても Hα領域の赤ポチが
出ません。
コレ↓
やっぱり銀河は赤ポチがあった方が映えますよね。
そういえば以前ミルトルでM31にNB4-PMで赤ポチを足して
結構いい感じになりました。
去年のM31の記事
NB4-PMで赤ポチを足す
ということで、5/3の月曜日の夜、M51をNB4-PMで再度撮影しました。
NB4-PM+UVIRフィルターで撮影したM51が
こちら
M51 NB4-PMフィルターで撮影
Skywatcher GOTO DOB 12” 口径305mm F5 1500mm
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
ZWO UV-IR Filter , IDAS NB4-PM Filter
ZWO ASI294MC PRO gain 390 -20℃ 10秒×179枚
ZWO ASI294MC PRO gain 390 -20℃ 10秒×179枚
シーイングが良くなかったのと、あまりシャープ処理していないので
かなり眠い画像になっていますが、Hαの赤い領域はポツポツと良く
写っています。色情報だけ使うのでこのくらいでもイケるでしょう。
で、これを元画像とミックスしますが、最初はR画像だけ混ぜてみたの
ですが、いまいちだったので以下手順でRGB画像を作りました。
①:モノクロ画像をL、上記画像をRGBとしてLRGB合成
②:LRGB合成した画像の赤CHを強調
③:赤ポチの出ていなかったM51のカラー画像に比較明合成
④:③がちょっと不自然だったので②と③を加算平均で再度ミックス
これを再度モノクロ画像とLRGB合成して、
出来上がった画像がこちら
M51 赤ポチ追加バージョン
Skywatcher GOTO DOB 12” 口径305mm F5 1500mm
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
L : ASI294MM PRO gain300 ZWO UV-IR Filter 10sec × 302
RGB① : ASI294MC PRO gain390 ZWO UV-IR Filter 10sec × 232
RGB② : ASI294MC PRO gain390 IDAS NB4-PM Filter 10sec × 179
RGB① : ASI294MC PRO gain390 ZWO UV-IR Filter 10sec × 232
RGB② : ASI294MC PRO gain390 IDAS NB4-PM Filter 10sec × 179
なかなか良い感じに赤ポチを追加できました。
LRGB合成処理をちょっといろいろやりすぎで、科学的な根拠というか、
実際の姿とは違うかもしれませんが・・・。