ここ最近は春先の空らしく透明度の悪い夜が続いている。かといって気流は安定しているかというと、夜になると強風が舞い、望遠鏡を外に出してもすぐにしまいこむような日々だ。
一日中雨が降り続いた昨日から薄明前の深夜に目が覚め外を見てみると真っ白な雲が流れている。
下の写真は多少強調処理してあるもののAM4:00の薄明前、ASA3200、露出1/2"。月のない夜空で肉眼でもはっきりと雲の白い様子が分かる。
夜灯のない空の元であれば深夜の白い雲など見える事もないであろうに。
コロナ禍で繁華街の明りは減っているだろうが、ここ最近の防犯対策の一環で夜の街灯の数は着実に増えているだろう。
夜空を照らさないような指向性を持ったライトも検討されてはいるが、地面や周囲を照らすライトの反射光だけでも無視できない。
東京の夜空の回復の可能性はあるのだろうか。
こんな夜空でもよく見える望遠鏡はないのか?
時間が有るにまかせ、ぼーと考えてみる。
やはり電子の目に頼らざるを得ないのか?