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私の愛機は8cmMARK-X

惑星状星雲 8態+α

12月3日早朝、東の低空の細い月と地球照が美しく思わずカメラを持ち出し撮影。
その下にオレンジ色の火星を発見、後に接近日であることを知った。
写真は12月3日5時39分 露出0.1秒(ASA6400)

その日の夜、30cmF5による星雲の直焦点撮影にトライするも、あまり透明度が良くないようで系外星雲の写りは今一つ。
 カメラを装着したまま、たまたま沈む前のみずがめ座にあるNGC7009を自動導入してみた。
 南西の空は特に白みがちで条件は悪いが、撮影後カメラの液晶画面でその画像をチェックしてみると、白とび画像にもかかわらず中心には明るいシアン色の星雲の姿が浮かび上がっていた。

眼視で観察すると明るいレモン型の星雲がはっきりした輪郭で確認できた。
写真は30cm直焦点で0.5秒(ASA6400)。
NGC7009は通称”土星状星雲”と呼ばれているが輪に相当する小さな突起部までは分解できていない。
小さいが明るく、発色も面白い。

次いで別の惑星状星雲、白鳥座のNGC6826へ。
これも同様に高輝度のシアン色の小さな円盤像が液晶画面に浮かび上がる。中心に星を持ち、”まばたき星雲”と呼ばれるらしい。短時間で撮影が進み気軽で面白い。


アンドロメダ座のNGC7662、通称”青い雪玉(/雪だるま)星雲”。
 視直径は前の2つより多少大きめでうっすらと内部の模様が見える(円内写真はx2テレプラス使用)。




エリダヌス座1535(通称”クレオパトラの瞳”)、どれも色、サイズ、形状とも似ていて、惑星状星雲は緑色系のものが多い、と言われる理由がわかる。






ふたご座の”エスキモー星雲”NGC2392。
円内は2倍テレプラス使用。眼視では100倍、150倍、250倍とどの倍率で見ても面白く、中心星が光る周辺部にムラがある様子が分かる。QBPフィルターを付けてみるとその中心星は消え、一様な円盤像として見えた。

星図で次の対象物を探していると、自分で過去コメントを付けていた”ハッブルの変光星雲”NGC2261を発見。青い惑星状星雲から寄り道。
小さいが彗星の尾に似た姿が簡単に写る。
 眼視では150倍までは広がる白い尾が楽しめるが、それ以上になると薄れて暗くなる。

惑星状星雲にあっては珍しい赤いケフェウス座のNGC40。
 よく見ると赤いガスの外郭が見えているが、背景被りに紛れてよく見えない。コントラスト、拡大率を上げて再挑戦してみたい。




うさぎ座にあるオレンジ色の非常に小さな惑星状星雲IC418。
視直径が30"と小さく1500mm直焦点では恒星と区別がつきにくいが、眼視で250倍で見ると確かに面積を持つ光芒があまり薄れることなく確認できた。
これも高拡大率で再挑戦したい。


最後はM46内に埋もれるNGC2438。
フィルター無し画像は別の日のものより写りが良くなく淡い。試しにQBPを装着するとぐっと見やすく明るく浮き上がる様子が分かる。

二日間で集中的に惑星状星雲巡りをしてみた。
確認できないものも相当数あったが、次回はQuality、拡大率を共に上げて取り組んでみたい。

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