レナード彗星が増光しながら太陽に接近していることをすっかり忘れていた。
先週の晴れ続きの夜にM3の脇を通過したことをネット上の素晴らしい写真で知った。
軌道予報ではこれから一日毎に大きく位置を変えるらしい。太陽への接近前に一日も早く確認したいが、関東の今週の天気はほぼ全て曇りがち予想。
12月7日、本日朝5時。ベランダに出てみるも案の定、東の空には雲が垂れ込めていてアルクトゥールスは見えない。西のヒアデス星団付近にぽっかり雲の切れ間があった。
それでも雲が西から東に流れていたため、辛抱して待ってみること20分、牛飼い座が雲の切れ間に姿を現した。 その一時を撮影したものが下の写真群で、右上隅がアルクトゥールス。
パット見ても彗星の尾のようなものはどこにも確認できない。星図で調べてみると6等星までは写っていたため可能性はある。 注意深く各写真を眺めていると上段右側の写真の中に一本の光条らしきものを発見。アルクトゥールスとεの中間にある26番星の左側。
心眼が必要なほどわかりづらいがひっかき傷のようなものがある。これがレナード彗星かどうかは現時点ではわからない。 後日様々な写真がネット上にアップされて、これが幻だったのかレナード彗星だったのか判明する。
-12月8日追記-
結果が判明しました。
”YORUNOZUKUの夜遊び”さんのサイトにて昨日のレナード彗星の写真がアップされていました。
位置が全く違っていて(アルクトゥールスとεを結ぶラインより上、西側に彗星はいました)、その付近を写真で確認しましたが、残念ながら全く写っていません。お騒がせしました。 次回の晴天下で挑戦します。
-12月11日追記-
yorunozukuさんから直接コメントいただきました。
私が参照にした写真は1日間違えていたようで、位置的にはあっていそうとのご指摘。ありがとうございました。