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私の愛機は五藤光学8cmMARK-X

冬の夜空にオレンジ色の直角二等辺三角形

10月26日、今年になってようやく満足のいく夜空に出会えた。
不思議に思える程今年は透明度が悪い日々が続き、我が家から富士山がほとんど見えなかった。数日前から富士が姿を見せ始め、その時は青黒かった富士の山肌が当日は白く雪化粧していた。夜になっても冷え込みは前日程でもない上に大気は落ち着き、透明度も良い。
月も無く、6月以降久しぶりに望遠鏡を持ち出した。

20時を過ぎ天高く輝く木星を覗いてみると大赤斑が隠れそうで大急ぎで撮影。眼視では随分淡いオレンジ色で小さい大赤斑が印象的だった。


次いで透明度を確かめるためにケフェウス座の惑星状星雲2つ
(上:NGC40、下NGC7354)
ともに小さいが色の対比が面白い。NGC7354は太陽からわずか5.5光年と、αケンタウリに次いで近い天体。

・キリン座NGC1501


・NGC7635(カシオペア座)
M52の近くにある散光星雲。QBPフィルター使用

非常に小さな惑星状星雲2つ
・IC2003(ペルセウス座)

・IC2149(ぎょしゃ座)
米粒状の明るく白っぽい星雲で倍率を上げないと近くの恒星と区別がつかない。

M1を試し撮り中に視野に人工衛星が。

おうし座が見える頃になると東天には綺麗なオレンジ色の直角二等辺三角形が見える。火星を頂点とし、アルデバランとベテルギウスで作るものだ。
12月に衝 を迎える火星も随分大きくなって極冠が輝く様子がわかる。
(木星、火星の写真はとも30cm600倍コリメート撮影)
ずいぶん久しぶりの長時間に及ぶ天体観望だった。
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