神谷大輝の小説

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ハードストーリー  第一話

2022-04-22 20:08:28 | 日記
20XX年魔法が使えるのが当たり前になった、それは夢の様、だと思うだろうがそんなに簡単な事ではない。全員が全員魔法が使えるのかというとそうでもない。
努力や訓練を積まなければ魔法は使えないし、魔法による犯罪もあるし、下手したら死ぬ可能性もある。そう魔法を使えるからといって、漫画みたいに強い訳でも死なない訳でもない。モブみたいに死んでいくことが多いし魔法犯罪も多々ある。それにともない魔法立学校が存在する。魔法立名神学園だ。

001

今日は記念すべき日だ、魔法立名神学園に入学する日であり、「無」の捜査官としての潜入捜査の初任務だ。幹夫は魔法が優秀で、5代属性の風と水を纏う技「水色揚羽」を使う。まず5代属性とは魔法の基本であり、「水」「火」「風」、「土」「雷」、の5つである。そして人にはその5つのなかから先天性として身に付く。
水色揚羽は強風と共に水流を硬化させ刃の様に切りつける魔法を主に使う。そして水色揚羽は小平家の秘術だ。
一方幸生は魔法が駄目で、使えるのは「残骸」といい剣を媒体として使う物質魔法、ちなみに「水色揚羽」は精霊魔法。幹夫の精霊魔法は普通の精霊魔法ではない、普通精霊魔法の場合精霊との契約の元に従えるのだが、幹夫はその契約をせずに使う。
魔法にも5つ魔法式があり「精霊」「物質」「呪力」「精神」である。
「残骸」は剣の切っ先から高密度の火を斬撃を放つ聖霊だ。
「無」という組織は魔法に関するデータの収集及び、魔法に関する事件の捜査や検挙の他犯罪シンジゲートの崩壊を目的とする、政府公認の組織だ。

001

入学試験を見ていた男はこの双子(二卵性双生児)
まず幹夫こいつは馬鹿にならないほどの魔力を感じさせる。
一方幸生の方はまったく魔力を感じない、そもそも本当に魔法が使えるのか?と思う程だ。
岩月衛はそう感じた、岩月の名前はエレメントクリエイターの中でも強力な魔法使いだ。
エレメントクリエイターとは5代属性の中のどれか一属性の魔法を全て使える様になった者が称号される名だ、そして幹夫と幸生のクラスの担任の先生だ。


ああ面倒だなあ潜入捜査とはいっても、学生としての義務を果たさないといけないし、それにだこの学園ろくな魔法使いがいない。
兄さんはよく飽きずに学生をやれる気になるよな。岩月衛先生、エレメントクリエイターかな?・・・まさかな。岩月家は主に土の魔法を武器とする家系、まさかその岩月家じゃないだろうな?まあありえないがな・・・こんな学園にエレメントクリエイターが居るわけないよな。言われている任務はこの学園で起きる事件を全て解決させ尚且つ穏便に事をこなす事だ。
この学園は全寮制だ僕と兄さんは同じ部屋で、二人部屋がこの寮の部屋の割り振りだ。

002

この学園は受けたい授業を選び単位をとれば進級はできる、戦闘訓練の授業でも受けるか。

ここが戦闘訓練の授業をする場所か?
「あんな所に魔力が凄い少ない魔法使いがいるぞ」「あんなんでよく戦闘訓練を受ける気になるよな」等々と聞こえてきたが全部無視だ。

戦闘訓練開始

相手は僕と同じ剣で戦うスタイルか、剣術もなかなか上手いな、でも兄さんの方が強いのは確かだ。
相手が使ってくるのは「炎月花」火属性魔法剣術の初歩中の初歩の技だ、魔力がないと思っているんだな、火の弾を放つ技で火属性なら誰でも使える技だ。
どれもスピードが遅いハンデのつもりか鬱陶しい一発ぶちかますか。
斬り付けてくる刃と火の粉を放つ呪符が相手の戦闘スタイルか・・・なら
「残骸快楽与楽疾風陣(ざんかかいらくよらくしっぷうじん)」無数の炎の刃が竜巻状になり相手を包んだ。
相手は「炎竜登り」を使ったみたいだ。
「炎竜登り」とは火の剣術の中盤の技で炎を纏った剣で回転しながら飛ぶ技だ、そして僕はそれを待っていた。
「残骸円形月刀(ざんかえんけいげつとう)」上から下へ突き落とししかも高密度の炎の斬撃の滝を作り攻撃した。

相手が気絶して勝った!たが僕は魔法が使えないはずだと説明していたはずだろうだと?、ちがう駄目と言っただけで使えないとは書いてない。



漫画みたいな体験だな、これも小平家の双子の兄に産まれたからこそ体験できるのかもしれない。
小平家は優秀なスパイを沢山育てている、それは日本一だ。
だからこそプレッシャーになっているし、責任感も持っている、それに覚悟もだ。幸生もそれなりの信念の持ち主で、その証拠に幸生オリジナルの呪符を身に付けている。

戦闘訓練を見て幸生の実力をより観察できたから良しとするか!やはり俺よりは下だ、だが俺にはない物を幸生は持っている。
俺は見学に来ただけで、参加するきなど更々ない。
ここはこいつに任せるか。

003

給食はビュッフェで豪華料理が全部食べ放題、俺は食事をしている間幸生はまだ訓練室に居るようだ。発信器ですぐわかる。
「おい、幹夫とか言ったやつか?お前に模擬試合を申し込む」
女子受けしそうな王子様系の顔をした、クラスメイトがそう言ったが、こっちは名前も知らないし存在していることすら忘れていた。名前もわからない。
「お前名前はなんだ」
と聞くと相手は頭を傾げた、呆れたと言わんばかりに。名前など覚えている程暇ではないが、こいつの目は幻惑草を吸ったばかりと思われる。
絶対服従の麻薬、幻惑草こいつを吸うと最初見た奴の命令に従う。
という事はこいつは洗脳済みだという事だ。なら気絶させるしかない
「水色揚羽」
身体を水と風が覆っていて硬度はダイヤモンド級だ
「両面宿灘」
相手が魔法を使った、それに対して俺は本気で
「水の砲撃弾」
を使った、もはや本物の爆弾より強力な弾撃が相手を襲う。「両面宿灘」身体が硬度な刃を纏っているみたいになっているが、ここで今更ながら説明をする
謎の男の「両面宿灘」は精霊の本名だが「残骸」は少し違う「残骸」は精霊ではなく、聖霊。何が違うか?どういうと、聖霊は物質に宿るのが基本で契約が要らない。
もちろん幹夫の「水色揚羽」も契約が要らないのだ。その分簡略的に魔法を出せる。
一方謎の男の「両面宿灘」は契約をしているからか、呪文の詠唱が必要と幹夫は分析している。
「水の竜風」
もの凄く高密度な水の刃が元の竜が相手めがけて襲いかかる。
「汝我に従えそして汝我を守りたまえウォール」
攻撃が魔法壁で塞がれた。
くっ、防御壁魔法ウォール術者の魔力によって硬度が変わる、つまり絶対防御級のウォールだった。
「魔法説攻撃の章79節ライジングボルト」
「ウォール」
ウォールで塞ぎ安心した所に精霊魔法「ウォーターボルトランス」で気絶させた、どんなに洗脳状態でも気絶はするんだな、気絶しなかったらどうなっていたか。
「あれ・・・ここは・・・何処だ僕は何をしていたんだ?」
両面宿灘の魔力も気が付いたと同時に消えた。
両面宿灘は一体なんなんだ?




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