俺の名前は柳沢亜留高校一年生
俺は朝目が覚めると、目覚まし時計を止めて起きる準備をする事に。しかし朝からなんだか元気が出ないな。
朝御飯食べないとな。母の柚希がキッチンで朝御飯を作っていた。朝御飯の香りが寝室まで漂ってきた。
もちろん旨そうな匂いだ。
今日はベーコンエッグとトースト、ミネストローネとゆで卵だ。
今年中三の瑠夏は反抗期真っ只中で、母にいつも文句を言ったり、ご飯を食べなかったり。もう手が掛かって仕方なかった。
夜は遅く帰って来るし朝帰りも多くて、父親の海斗にも反抗をするように。
いつもいつも、洗濯物を一緒にするなだとか、父親の入った風呂には入りたくないとか、本当に手が掛かる。
俺にも反抗するのだ、まあその都度鉄拳制裁をしているが、母も父親も何も言わない。
だから俺は無視されている。まあそっちの方がいいんだけどさ。
春の朝の爽やかな風と、ひんやりとした空気が気持ちいい。
「亜留、さっさと食べて学校行っちゃって」
「今日は創立記念日で、学校休みだぜ」
俺の高校は私立なので創立記念日がある、その日は休みなので、学校に行かなくても良い。
だから今日は自分の部屋でゲームをやることに。
「わたしこれから仕事だし、お父さんもわたしも帰るのが遅いの、亜留留守番してくれる?」
瑠夏の事は話題にも出さず、母と父親は空気扱いを徹底してやることに。
まあ瑠夏が悪いから仕方ない、反抗期だからってやって良いことと悪いことがある。
それを思い知らせるためだろう。
「解った、鍵掛けとく、瑠夏お前は友達の家に行ってろ」
「まじうざいんですけど、言われなくても帰って来る訳ねーだろ、まじうざいんですけど」
本当にこんなに手が掛かる妹は要らないよな。
今朝は早く起きてしまった。わくわくしている所為かなかなか寝付けなかったのだから、仕方ない。
今日は両親と俺親友の優大と一緒に、夢が島の離島にある黄昏ホテルに招待された。
本当は瑠夏も招待されていたのだが、反抗期真っ只中だから反抗して留守番すると言い出した。
まあ反抗期だから仕方ないよな。
みんながみんな瑠夏の味方ではない。
俺たちは今は船に乗っている所だ。
「きゃっほい、俺様が来たー」
と恥ずかしい事を言ってるのは、親友の優大だ。優大は中々の運動神経していて、野球からバスケ、サッカースポーツならなんでも御座れだ。
しかし優大は両親と凄く仲が良くて、すっかり意気投合してしまった
「優大先にホテルを散策しているよ」
ホテルを散策しているとカップルが腕を組んで歩いている。
男の方はスマイルアップみたいな顔で。女性の方はアイドルみたいな顔の女性だった。
「ねえ〜みかりん」
「な〜にゆうくん」
カップルはベタベタイチャイチャしている、人前では辞めて欲しいんだよね。
またホテルを散策すると一人の男子が居た
「君の名前は?」
「俺の名前は黒桐和幸だよ、今日は招待されて良かったよ。君に会えたから」
「そうか、僕は柳沢亜留だよ」
「亜留くんはどうしてここに?招待されたの?」
「そうだよ。招待されたんだ」
「じゃあ」
と言い分かれた。
黒桐君と分かれて一人ウロウロしていると放送が鳴った 「ご飯の準備が整いましたので、食堂まで。」
食堂に着くと、夕食が始まった。全員11名でそれぞれ食事をとっている。
ご飯の途中で土砂崩れの音がした、しかし大した事ないだろうとたかをくくっていた。それが間違いだった。
「あの支配人、本当に良いんですかい、客にこんな事しても。」
「お客様、こちらを向いて下さい。犯行予告です」
「犯行予告?」
「はい犯行予告です。人を一人毒殺する、誰にするかはもう決まっている、との犯行予告がありました」
人を一人毒殺する?一体.何だ?
するとカップルの男性が突然苦しみだした。どうやら飲み物に毒が盛られていたんだ。
そして床に転げ落ちた。
そのまま動かなくなった、口の匂いからアーモンド臭がする、青酸カリだな。
しかしおかしい、みんな同じカップを使い同じ紅茶を呑んでいたのにも関わらず!つまり被害者を選ぶ猶予などなかったのだ、しかし毒殺された不思議だった
やはりカップから青酸カリ反応があった。しかしこれみんな同じタイミングで茶を入れた。
だからあり得ない、しかし有り得たのだ。
「祐希くん、ねえ起きてよ祐希くん。死んだ振りなんかいいからね。なんとか言ってよ祐希くん…うぐっ…えっぐ」
カップルの女性は泣き始めた、誰がこんな事をしたんだ?そもそも知り合いじゃないのに殺害するのか?殺人馬鹿じゃない限り殺さないだろう。
「まずは名前から、自分は相沢克己刑事を務めています」
克己刑事は一人一人の名前を訊くカップルの女性が早川みき男性が稲村祐希だ。
老人夫婦は、神奈川義実と篤人というらしい。最後に女子高生一人が中山安奈もう一人が坂原かなというらしい。
この中に犯人が
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