日々の寝言~Daily Nonsense~

やる気の源

このところ、どうも「やる気」が起こらない。
何をしても楽しまず、という状態。

だいたい「やる気」っていうのは
どこから来るんだろう?

たとえば、Pluto第4巻では、天満博士が、
「挫折、強い憎悪こそが人工知能を育てるのだ」
と言う。

確かに、憎悪が行動の動機になるのは、
戦争が続いていることからもよくわかる。
憎悪が憎悪を生み、増殖し続ける。

悔しさ、悔恨、が
やる気の源になるのもよくありそうだ。

トリノの安藤さんではないが、
惨敗して心の底から悔しかったから、
生まれ変わったように一生懸命練習して優勝した、
みたいなエピソードは、よく聞く。

親しい人との死別もまた、強い悔恨をもたらすことがある。
「タッチ」ではないが、死んだ人から託されたもの、
死んだ人にやってあげられなかったこと、
などが強力な動機になることは多そうだ。

でも、そもそも「悔しさ」っていうのは
どこから来るんだろう???

今朝、テレビで見た、
浅草の「カツ吉」の主人は、
「お客さんがおいしいと言ってくれること、
お客さんの笑顔が、最大の喜び」と言う。

「他者の喜ぶ姿」もまた、
やる気の源になることはありそうだ。

自分は、かなり利己主義的なほうだと思うが、
それでも、他人に頼まれた雑用は、
つまんないことでも、結構やる気になったりする。

「やる気」が出ないというのは、
こういう基本的な情動系が弱っている、
ということなんだろうか?

自分の場合、「好奇心」も大きな動機のような気がする。
たとえば、知らない土地に行くと、
疲れていても、あちこちと歩きまわってしまう質だ。

しかし、それについても、最近は、
何を見ても、以前に見たものとそんなには変わらない、
ような気がしてしまって、
強い動機になりにくくなっている。

やれやれ・・・

こういうのを「死に至る病」と言うのだろうか?
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