日々の寝言~Daily Nonsense~

COVID-19 モニタリング PCR検査

PCR 検査もずいぶん普及してきたので、
発症者や濃厚接触者が受ける
治療・隔離のための PCR検査とは独立に、
感染状況の疫学的な把握のためのランダム抽出検査を
実施すればよいのに、と思っていたら、
内閣府や東京都では、近いものを実施しているようだ。

1)東京都の 戦略的検査強化事業
比較的感染リスクの高い人流のある場所・交通結線などで検査を実施し、感染の予兆を探知
繁華街や空港などで実施しているらしい。
結果は、エクセルファイルで提供されている。

その結果に基づく東京新聞の報道
東京都のモニタリング検査、コロナ陽性率が2ヶ月で18倍に
8/16-22 の週の検査では、陽性が 170件/19,164件で、陽性率は 0.0089
約 130人に1人のレベルになっている。
これをそのまま東京の人口(1,400万人)に当てはめると、
12万人以上になってしまう・・・

2)内閣府の感染拡大の予兆の早期探知のためのモニタリング検査
こちらは全国で1日1万件程度を実施しているらしい。

都道府県陽性率の変化のグラフも出ているが、
東京都も 0.3% 程度で、それほどは大きくなっていない。
それでも、人口に当てはめると、4.2万人だ。

もちろん、完全にランダムなサンプルにはなっていなくて、
年代の分布の違いがあるし、出歩いている人は感染確率が高い人だし、
擬陽性も一定の割合であるので、上の推計は乱暴すぎるが、
それでも、もしも都民の全数検査をしたら、
現在の 4,000人台よりはかなり大きい数になりそうだ。
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