お金を稼ぐことの罪悪感

日本では、お金を稼ぐということに
若干の罪悪感がつきまとう。

これはもう昔の感覚かもしれないが、
少なくとも私たちの世代はそうだ。

なぜだろうか、と考えると、
結局、競争的だから、かもしれない。

人よりもお金を稼ぐということは、
何かしら、人を出し抜くという要素が
含まれるはずだ。

全員が同じように行動したら、
すべては差がつかないのだから。

もちろん、出し抜く、というよりは、
知恵を絞って工夫する、というような
前向きなケースもあるわけだが、
それでも、ほかの人よりも先にやらなければ
意味はないので、ある意味では出し抜いている。

そのあたりが、
和をもって尊しとする国民には
なんとなく嫌なのでは
ないだろうか？？？

しかし、そうではなくて、
それぞれの人がそれぞれの役割を果たす、
という分業的考え方になれば、
稼げる人が稼いで、社会のためになることをする、
というふうにも考えられるはずなのだが。