ということが勧められることがある。
成功した人を見ると、
好きなことを仕事にしていることが多いから、
なんとなくもっともに思えるが、
そうだろうか?
好きなことを仕事にする、の前に、
まず、好きなことを仕事にできるか?
というハードルがある。
自分が好きだからといって
相手が振り向いてくれるとは限らない。
「好きこそものの上手なれ」がある一方で、
「下手の横好き」という言葉もある。
絵を描くのが好きだからといって、
絵を描くことでお金をもらえるレベルに
なれるとは限らない。
それなのに、好きなんだから、と
いつまでもそこにこだわることは、
必ずしも幸せではないだろう。
好きなことを仕事にできれば幸せだが、
そうできなかった場合はどうするのか?
処世術としては、そちらのほうが重要な気がするのだが。
好きなことですら
お金をもらえるレベルにならないのに、
嫌いなことでそうなるのか、という問題はあるが、
みんなが好きでない仕事というのは、
技術的にはそんなにレベルが高くなかったりもするから、
世の中に貢献してお金を稼ぐという観点から見ると、
好きなことを諦めたほうがよいケースもあるはずだ。
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