”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

記事のコピペ 時事通信社

2012-06-19 08:37:30 | 著作権
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

昨日に続き、今日も著作権の話しです。

ある日のコンサルにて。

「新聞記事をホームページに載せることは可能か?」

という趣旨の質問でした。

「新聞記事は事実を述べているのだから大丈夫なはずだ」。

と、おっしゃるのですが、「おやめください」と伝えました。

理由は、新聞記事が編集著作物に当たると思われるからです。

編集著作物として保護される要件には、

① 素材は単なる事実、データ等であっても良い。

② 独自の一定の目的、方針に従い素材の選択、配列を確定したものである必要。

が含まれます。

表現内容ではなく表現方法が問題なのです。

ところで、新聞記事のコピペで社長が辞任しました。

詳細はこちらです

記者が取材で手に入れたん内容を選択・配列してできた共同通信社の記事を、時事通信社の記者がコピペ。

他人の知的労働の結果にタダ乗りです。

そのようなことはないと思いますが、時事通信社の他の記事も「もしや?」と考える人は少なくないでしょう。

社外的にはもとより、社内的にも許されることではありません。

今日もお読みいただき有難うございました。

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