――― 知的財産を活用して経営改革 ―――
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。本日午後は、東京都知的財産総合センターで知財経営コンサルティングを行う予定です。
2010年3月29日付け日本経済新聞の記事「新事業描ける人材教育」を引用します。
「ニッポンの科学技術力」と題され、MOT(技術経営)が民間の研究現場で少しずつ広がってきています。
MOTとは、いろいろな定義の仕方がありますが、ここでは、同記事にならって「企業がもつ技術を競争力につなげる経営手法」とします。
ちなみに、私が「環境技術知財戦略論」を担当する東京農工大学大学院「技術経営研究科」でも、MOT教育を行っています。
▲東京農工大学 新緑の季節は都会にいることを忘れるぐらい綺麗です
技術が分かるだけでなく経営も分かるからこそ新事業が描けるのであり、そのような人材を教育する基礎となるものがMOTです。
しかし、現行MOTはそのほとんどが大企業向けで中小企業向けではありません。
なぜなら、たとえば知財戦略を見たときに、当該技術分野において多数の特許権を得て特許網を作り第三者が入り込めないようにすることが提唱されています。
このこと自体は正しいことなのですが、限られた資金力しか持ちえない中小企業に、果たしてそれができるでしょうか。
絶対にできないとは言いませんが、できる中小企業を探すことは至難の業です。
これが、現行MOTが必ずしも中小企業向けでない、と申し上げる理由です。
そこで、私が提唱するのは、中小企業向けにアレンジした新井式中小企業向けMOTです。
これからも、新井式中小企業向けMOTが日本の中小企業の経営革新の起爆剤となるように努力してまいります。
▲株式会社グリーンアイピーはCSFに出展します
▲新井信昭が2010年7月16日にCSF知財経営セミナーを行います
知財経営プロデューサー 新井信昭 弁理士
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