”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

KodakがAppleとHTCを提訴した理由

2012-01-12 06:40:19 | 事業戦略と知的財産マネジメント
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

破産申請準備中とされるコダックが、売却先を探している1100件の特許だが誰も手を挙げてくれない、という件。

詳細こちらです

そのコダック(Kodak)が、AppleとHTCを提訴。

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その狙いは、何でしょう。

私は、次の3つを考えました。

1.損害賠償金狙い

2.和解金狙い

もう一つ

3.保有特許を売却しやすくするため

最後の保有特許の売却について、

勝敗は分からないにしても損害賠償請求権付きとすることにより、取れればデカイという宝くじを特許群に付けたことになります。

差止しか認めないのにITC提訴したのは、侵害の結論を早期に得たいからでしょう。

有利な結論を得れば、和解金を取りやすくなるし、宝くじ付きの特許群を売却しやすくなるからです。

今日もお読みいただき有難うございました。


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