哲学者の著者がジョークを中心として哲学論を書いた本。
読み物として面白い。
ふと忘れていたことを思い出させてくれる部分もある。
例えば、同じ事実を前にして異なる表現をする人たち:
コップに半分ほど水が注がれている。
A、B、Cが一言づつ。
A:コップは半分満たされている。
B:コップは半分空だ。
C:コップは半分の大きさで良かったのに。
何度も聞いたことのある話だが、改めて人の多様性を確認。
同じものを見ても、同じことを経験しても、受け取り方は様々だから他の人の感じ方や考え方を自分の基準で決めつけてはいけないと改めて肝に銘じた。