ぐだぐだくらぶ

ぐだぐだと日常を過ごす同級生たちによる
目的はないが夢はあるかもしれない雑記
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ぐだぐだくらぶ作:「じじいクエスト」後編

2010年02月09日 15時59分20秒 | 小説
じじい「どこか・・・、どこかロクを助けられるものはいないのか・・・」


じじいはさまざまな国をさ迷い歩き、とある国の門の前についた。

じじい「ここは・・・モジャール国か。」

じじい「あれから3年。どうなっているのじゃろうか。」

じじい「!!?」

そこには過去のような繁栄はなく土地は荒れ果て、真ん中にはひとつの巨大な城

じじい「なぜじゃ。いったいなにが・・・」

じじい「あれは・・・」

城の上にある巨大な旗。そこには3つの髑髏が描かれていた。

じじい「ゾーマか。」




じじいは荒れた町の様子を見るために町を歩いていた。

?「ちょいとそこのお方」

じじい「だれじゃ?」

じじいの目の前には薄汚いフードをかぶった老婆がいた。

?「あなたは28年前の大戦にて英雄となった方ですね」

じじい「・・・」

?「しかしつい最近自分のミスで仲間を死なせてしまった」

じじい「誰だと聞いておる。」

?「これを・・・」

老婆の手には毒々しい色の球があった

じじい「なんじゃ、これは?」

?「命の珠。この珠を対象者に飲ませると命が戻ります。」

じじい「本当か!」

?「ええ、でも条件があります。」

じじい「条件?」

?「この珠にあなたの命を注がないといけません。」

じじい「つまり、寿命を削れというのじゃな。」

?「ええ。どうします?」

じじい「迷うまでもない。」

じじいは珠を手に取り・・・命を注いだ。



===・・・じじいの寿命が減った!===




ロク「う・・・」

じじい「おお!生き返ったか!」

ロク「・・・ここはどこだ?」

じじい「そんなことより、ゾーマを倒すぞ!」

ロク「え?え?」

戸惑うロクをそのままに、じじいは?にこっそりと聞いた。

じじい(わしの寿命は後どれくらいじゃ?)

?(もともと少なかったからね。あと24時間。)

じじい(すくな!)

?(寿命は何にもかえられません。潔く逝きなさい。)

?「そうだ、これをあなたたちにあげます。」

じじい「これは・・・」

===じじいは軍服とサバイバルナイフを手に入れた!===

===ロクは浴衣と雑巾を手に入れた!===

?「あなたたちの制服です。いってらっしゃい。」

ロク「・・・何これ。」

じじい「おお。ありがとう!懐かしいのぅ。」

ロク「着たこともねえよ。浴衣なんて・・・」

じじい「さあいくぞ!ロクよ!」

ロク「・・・」




ゾーマ城1階

じじい「うわー、でかいのう。」

ロク「ここどこだよ。」

じじい「ゾーマの城じゃよ。」

ロク「え?いきなりラスボス!?」

じじい「ん、あれは・・・」



武器男「コロスコロスコロスコロス・・・・」



じじい・ロク「・・・」


じじいの残り寿命、22:30:00



武器男「貴様はあのときのじじいか・・・ぶっ殺してやる」

ロク「お前はあのときの!突然どこかいくから心配し・・・」

じじい「というか誰?」

武器男「えっ」

じじい「まぁいいや邪魔だからどいてくれんか」

武器男「貴様ら・・・もう許せん・・・」

ロク「えっ俺も悪いの?」

武器男「くらえラバーカップ押し付け!!」

ロク「なんなんだ?その『らばーかっぷ』って」

武器男「お前がおしつけたトイレのカッポンだ」

ロク「お前がそんなに汚い奴だとは」

武器男「俺が先に押し付けられたんだから別にいいじゃねーか」

ロク「人にやられて嫌なことをやるんじゃない」

武器男「うるせぇそこにいるじじいを俺は・・・ってあれ?じじいは?」

じじい「あまい!!後ろじゃっ」バキッ ドサッ

ロク「・・・・・・・・・」

じじい「よし、先に行くか」

ロク「まぁいいか」




ゾーマ城二階

じじい「次はいったい何じゃ?」

ゾーマ「やぁラスボソのゾーマだよ」

ロク(完全に噛みやがったな)

ゾーマ「じじいお前にいい話がある」

じじい「わしに?」

ゾーマ「あぁ、お前に墓を用意してやった。墓がほしくて戦っていたんだろう?」

じじい「どれくらいの大きさの墓じゃ?」

ロク「おいじじい、こんな誘いに乗るんじゃない!」

ゾーマ「通常の3倍くらいだ、ちなみに真っ赤だ」

じじい「もう一声!」

ゾーマ「・・・いいだろうさらにその2倍でどうだ?」

じじい「なんじゃその程度か・・・」

ゾーマ「じゃあさらにその3倍、普通の18倍だ!」

じじい「残念じゃ・・・もうわしは自分のお墓を決めておるのじゃ」

ロク「どこなんだ?」

じじい「この城」

ゾーマ「ふん、わたしがそんなこと許すとでも?」

じじい「お前を殺してわしも死ぬ!!」

ゾーマ「いいだろう・・・といいたいところだがしんどいし明日でもいい?」

じじい「わしの寿命が一日切ってるし嫌じゃ」

ロク「な、なんだってーーーー」

ゾーマ「じゃ四天王がいるからそいつらに勝ってからくるんだな」

ゾーマ「まぁ全員時間稼ぎばかり仕掛けてくるがな」

じじい「卑怯じゃ卑怯じゃ」

ゾーマ「なんとでも言うがいい。まぁせいぜい頑張るんだなクハハハハ」

じじい「気を取り直してれっつごー」

ロク(かるいなぁ)

じじい「あれ?二つ扉があるのう」

ロク「あれこんなところに貼り紙が・・・」

貼り紙 どちらの扉も四天王の一人目につながっています要するに

敵が気に入らなかったら戻って違う扉を開ければ違う敵と戦えるわけです

なぜってもちろん作者のつご・・・



ロク「ここでやぶれてるな」

じじい「まぁ取りあえず開けてみるかの・・・」ガチャ

某ねずみ「ハハッ、じじいが何のようだい?」

じじいはそっと扉を閉じもう片方の扉を開けようとするのであった




じじいの残り寿命、20:00:00




じじい「よし、もうひとつの扉へいくぞ」

ギ~~、ガタン

じじい「さあ、次の四天王は誰じゃ」

ロク「・・・、あ、あそこ!」

少年「待っていたぞ、じじい」

じじい「こ、子供?お前が四天王なのか?」

少年「そうさ。このときをずっと待っていた・・・、父さんの仇、ここでうつ!!」

じじい「仇?なんのことじゃ?」

少年「しらばっくれてんじゃねぇ!くぅぅらえーー!」

そう言うと少年は大きな刀を振りかざし、ものすごいスピードでじじいに切りかかってきた

じじいはギリギリのところで避けたものの、じじいがいた床には大きなひびが入っていた

じじい「うわぁ、な、なんというスピードとパワーじゃ。こいつ本当に子供か?」

ロク「やばいよ。相手はデカイ刀で、こっちはサバイバルナイフと雑巾だよ。勝てるはずが無い!」

じじい「なぁ~に、当たらなければどうということは無い!『若かりしあの日』!」

ヒュン、サササッ

少年「その程度の速さ、こっちは現役の若者だぞ!足腰でじじいなんかに負けるか」

タタタタタッ

少年「もらったー!」

じじい「くっ、」

ガキーン

じじい「(つばぜり合いながら)そ、その歳でここまでやるとは。とても厳しい修行をしてきたのじゃな」

少年「(つばぜり合いながら)そうさ、俺は毎日何時間も修行した。すべてはお前を倒すため、父さんの仇を討つため!」

ガキーン

じじい「何故ワシなんじゃ?ワシがお前の父親に何をしたというのじゃ?」

少年「忘れたとは言わせない!8年前の3月28日、サフランシティ行きの電車の中で父さんは殺された。お前にな!」

ロク「じじい、本当か?」

じじい「3月28日・・・、ああ確かにワシはその電車に乗っていた。じゃが、ワシは殺してない」

少年「ウソだ!俺は犯人の写真を見た。顔も背丈も服装もお前そのものだ。違うとは言わせない!」

じじい「・・・、その電車、確か特急じゃったな?」

少年「そうだ。それがどうした」

じじい「あの日ワシは特急料金を払わずに乗車した。だから終点のサフランシティまでずっとトイレに籠もっとったんじゃ」

じじい「お前の父親はどこで殺されたんじゃ」

少年「終点の3つ前のセボンシティで・・・」

じじい「じゃあワシじゃないな」

少年「う、ウソだ!お前だ!お前がやったんだー!」

ヒュン、ガン!

パラパラパラッ・・・

じじい「悪いがワシはお前の父親の仇であろうがなかろうが、お前を倒して先にすすまねばならんのじゃ」

じじい「本気でいくぞ!ハァーーーーーー!!!」

バリバリ、バリバリバリバリバリッ

ズバーーン!

ロク「じじいが、超クソ爺に変身した!」

じじい「いくぞ!」バッ

少年「うおおおおおおお!」バッ

ヒュッ、ザン

・・・・・・・・・


じじい「・・・・・」

少年「・・・・ぐはっ」

バタン

じじい「・・・、行くぞロク」

ロク「あ、ああ」

スタスタスタ

少年「ま、待て・・・」

ピタッ

少年「お、お前は本当に犯ってないんだな」

じじい「ああ」

じじい「・・・、そうじゃ、確か犯人の写真を見たと言っておったな。誰に見せてもらった」

少年「ゾーマだ」

じじい「そうか・・・」

じじい「お前は騙されとったんじゃよ、ゾーマに・・・」

少年「・・・・・・」

じじい「先を急ぐのでな、さらばじゃ」

スタスタスタ、バタン

少年「・・・・・・」

少年(あぁ、俺はなにやってんだろ・・・。8年間ずっと父さんの仇、じじいを討つことだけ考えて生きてきたのに

   本当の敵はじじいじゃないだなんて、しかも味方だと思ってたゾーマに利用されてただけだったなんて・・・・)



じじい「お前が次の四天王じゃな」

巨人「がぁーはっはっは、そうだこんどは俺が相手だ」

じじい「くっ、連続はキツイな、じゃがそんなこといってる暇は無い。いくぞ!」

少年「ま、待て・・ハァ、ハァ」

じじい「何じゃ、まだやるのか」

少年「そうじゃない、こいつは俺に任せて先に行け」

じじい「何言ってるんじゃ?」

少年「俺はこの8年間ゾーマに騙され続けてたんだ。俺は奴に仕返ししたい。俺がここの四天王を倒して一矢報いてやるんだ!」

少年「だから早く行け!」

じじい「じゃが、そんな身体では・・・」

少年「なぁに、勝つことはできなくても刺し違えぐらいならいけるさ」

じじい「お前死ぬつもりか」

少年「本来ならあんたを倒して、そのあと父さんの後を追うつもりだったんだ。それに父さんの仇を討つという生きがいも失っちまった。

   正直もうどうでもいいんだ。」

ロク「どうするじじい?」

じじい「・・ここは任せた」

じじいたちは3人目の四天王を少年に任せ、最後の四天王のいる部屋へ向かった。

少年「うおおおおお!」

3人目「はあああああ!」


ブシャァァァァァ・・・・・・

(じじいたち)タタタタタ

ロク「・・可哀想な奴だったな」

じじい「・・・、ああ。」

(じじいたち)タタタタタ

じじい「ここか」

じじいたちは最後の四天王の間へたどり着いた。

じじい「いくぞ」

ギィィィィーー、バタン

じじい「さあ、早く出て来い!」

~「もうここにいるじゃないか」~

じじい「なにいって・・・、まさか、ロク、きさま!!!」

ロク「そうさ、オレが最後の四天王さ!!」

じじい「あ、そうなんだ」

ロク「うん、・・・って、え?驚かないの??『何故お前が!』的なのないの?」

じじい「いや、もうそういうのイイんで。先急いでるんで。」

ロク「・・・ふふ、ふはははは!そう簡単にはやられんぞ。

   なんせ、お前とずっと行動を共にしてきたからな。お前の技はすべて見切っている。それにオレは一度死んで蘇ったからパワーアップ

   したのだ。お前のおかげでな、はぁーはっはっは!」

ロク「はっはっはっはっはっはっはっはっは!」

じじい「じゃあ丁度いいや。新しい必殺技でも試してみるか」

ロク「はっはっは・・・え、うそ!?」

じじい「くらえ新必殺、

    アバダ・ケ○ルバ!!!」

ロク「ズルっ!」

バタン

じじい「さ、時間もないし、さっさといくかの~」


じじいの残り寿命、05:00:00


ゾーマ「ついにたどり着いたか、遅いじゃないか」
   
じじい「時間稼ぎのためだけにあんなことを…」

ゾーマ「すべてはわたしのため…いいやおまえのためでもある」

じじい「ど、どういう意味だ!」

ゾーマ「わたしという存在がいることでおまえは倒すべき敵ができた。

    わたしのおかげでおまえは強くなった。

    わたしがいなければおまえは何もできなかった。

    それでもおまえはおれをたおすのか?」


じじい「だから、おまえを見逃せっていうのか!

    おまえのせいでどれだけの人が犠牲になったと思っているのじゃ!!」


ゾーマ「わたしはおまえにとって必要悪なのだよ。

    ガンダムや仮面ライダーやスーパー戦隊は明確な敵がいて、はじめて話となるのだ    よ!!

    それにもう一回この小説を読み直してみろ!

    わたしはほとんど何もやっていない。

    それにあの少年に生きる希望をあたえのはわたしだ。」


じじい「そんな言い訳が通用すると思っているのか?」


ゾーマ「わたしも見逃してもらうためにいったわけじゃない。

    どのみちおまえはあとすこしで死ぬ。

    戦いはさけられないのだよ。」


じじい「絶望した!!貴様のめんどくさい考え方に絶望した!!
    
    覚悟!「若かりしあのころ」発動
    
    変身! 超クソ爺」

じじい「くらえ雑巾玉(連射)」


ゾーマ「覚えていないだろう、わたしの体は「?」のものだ。

    しかしこの体は戦いに耐えきれない。

    いでよ、ロクのマシーンペット G、W

    合体せよ!!」


ガシャガッシャンウイーンガッシャン、ウイーン


ゾーマ「完成!GW(グレートウォーリアー)
    
    スーパーソードモード」

じじい「どこかの大型連休みたいな名前じゃな。」


ゾーマ「くらえ、Gハンド」


バリバリビリビリ
ドカーン


じじい「英雄神風!」


ゾーマ「今まで逃げてきたのもこの日のため!

    TRANCE-GW(トランギュー)!これで性能を3倍に」


ギリギリギリギリ


じじい「やはり、竹刀ではわたりあえない!」


ゾーマ「やはり、初めて使ったからいいネーミングが思いつかない」


スパッ、


ゾーマ「フッハッハ、これで竹刀は使えまい。終わりだ!」


グサッ、
ポタ、ポタ


ゾーマ「まさか、これは・・・サバイバルナイフっ!」


じじい「最後のとどめにと、とっておったんじゃ」


ゾーマ「あっけないな。

    結局、わたしはいつかは倒されてしまう運命だったということだ。

    わたしのほうが正義の味方が必要な悪役だったということだ・・・
    
    一人では何もできない・・・な

    今までの引っ張りはなんだったんだろうな。」

グタッ


じじい「ライバルとしてじゃよ。」


?「おれはいままでなにを…

  じじい、どうしたんだ?
  
  ここはどこだ? 」
   

じじい「わしにもそろそろ迎えがきたようじゃ。そっとしておいてくれ。」


?「そんな」


じじい「思えば、この城には勇者になると決めてから、出会った人がたくさん倒れている。

    裏切られたり、裏切られたり、もし勇者になると決心していなかったら、できなか    った経験じゃ。

    そいつらと一緒に城の隅に埋葬してくれんかのう?

    ここがわしの墓、思い出の墓、偉大なる勇者の墓じゃ〜」


じじいの残り寿命、00:10:00



じじい「う・・・ごほっごほっ」

じじい「もう・・・だめみたいじゃな・・・」


ギイィー


じじい「・・・誰じゃ?」

ネズミM「なんてこったい。マスターとじじいが倒れてやがる。」

ネズミM「・・・ハハッ。ひょっとして、チャンスかい?」

じじい「墓を・・・」

ネズミM「墓?ハハッ、いいよ!おい、じじい、君の名前はなんだい?」

じじい「ウォル・・・」


ーーーじじいは力尽きたーーー


ネズミM「ウォル?まあ、いいや。」

ネズミM「これから忙しくなるぞ~」



・・・そして、ゾーマの城はとある遊園地の名物となり、

じじいはその遊園地を建てたものとして永遠に語り継がれることとなった



ネズミM「ハハッ。世界って素晴らしい!」





「じじいクエスト」・完





著者:ルーイ→ジミーMK-2→ふにゃり→ライ(ループ)

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2 コメント

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絶対権力 (ライ)
2010-04-21 23:55:33
オイ、コラ
確かにオレも悪かったさ、けど,これはないっしょ。

せっかくいい話でごまかすという仮面ライダーのよくあるパターンでごまかそうと思ったのに!

夢の国のキャラクターを出してはいけません。

せっかくOVAができるように10分残したのに!

旅行記思い出すからこのネタやめて
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早く旅行記書け (ルーイ)
2010-04-22 00:05:27
別にごまかせてはなかった

夢の国?何それ?でてないよ?
返信する

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