通訳案内士の気ままな生活

現役通訳ガイドのブログです。プライベートから気になる収入などの話まで!?包み隠さずお話します!

Frozen Nikko

2010-02-16 21:37:35 | ガイド日記
本日は久々に日光に行ってまいりましたが
凍っていました
いやー寒かった。

雪も降っていたのですが
地面が凍っていて危険!
石段のとこが特に危険でした。
今日はスノーブーツを履かないで行ったので
ちょっと油断

今はChinese New Yearの時期なので
マレーシアやシンガポールのお客様が多いようです。
もちろんMainlandからも来てるようですが
あまり本土の方々は英語のツアーには参加されないのでわかりません。

2009年7月1日から上海、北京、広州の裕福層(年収約350万円以上)に限り
個人旅行の訪日VISA申請ができるようになりました。
ちょっとみたテレビのニュースでは昨年の3倍の旅行者が来ているようです。

中国語のガイドさんに沢山仕事がまわればいいなぁーと思います。

写真は中禅寺湖です。



新人ガイド行動指針その⑤

2010-02-15 17:38:43 | 通訳案内士情報
さて、そろそろ予備校関係の合格者説明会を終え
新人研修に期待を含まらせているころではないでしょうか

新人研修では多くの人にお会いします。
ガイド仲間、先輩、エージェントさん。
フリーランスにとって自分を売り込むことは大事です。
まずは名刺を作りましょう。

名刺に入れる情報はこんな感じです。

※必須事項(日文&ご自分の言語)
名前
携帯電話
FAX
メールアドレス
ガイド登録#(都道府県に登録するともらえます。東京EN00000とか)
肩書き(なぜか決まったものはありません)
National Certified Tour Guide
English Speaking Tour Guide
Certified English Speaking Guide
Tour guide-interpreter
など


※あればいいもの
住所
顔写真
携帯アドレス

女性は余り情報を載せすぎるのもためらうところですが
なるべく多くの情報を載せたほうがいいでしょう。
ですが、名刺だけでエージェントさんが仕事をくれることは少ないので
最終的には履歴書を提出するときに細かい情報が載っていればいいでしょう。

写真はみなさん印象に残るように色々工夫されています。


手作りか印刷か・・・
迷うところですが、とにかく数を配りますので
印刷を頼むと追加の手間や経費的にも大変ですので
パソコンで手作りでも十分大丈夫です。
あくまで重要なのは実力ですから{
市販の名刺用紙を買うと
名刺作成テンプレートやソフトが
インターネットでダウンロードできます。
それを使うと簡単ですよ。

頑張りましょう






通訳案内士の収入

2010-02-13 17:30:43 | 通訳案内士情報
結構気になるお話ですが
なかなか聞きづらい話題です。
簡潔に結論から行きます。

ガイドは基本的にフリーランスです。
社員で採用してるエージェントはほとんどありません。

観光案内の日当は
半日で
10000~20000円程度
一日で
15000~35000円程度

あくまで決まった金額は無く、
エージェント(旅行会社、派遣会社)によっても違いますし
ガイドの経験によっても違います。
以前は旅行業団体とガイド団体の話し合いで日当を決めていましたが
独占禁止法に触れて今は完全自由です。
この他に食事手当、前泊手当、時間外手当までしっかり付くエージェントもあれば
全く付かないところもあります。

さて、このほかに斡旋という業務があります。
これはガイド資格が無くてもできる資格です。
空港や駅、ホテル間の送迎とか、タクシーへの乗せ込みとか。
ガイドなしの添乗や国際会議のインフォメーションデスクとかもあります。
これも業務によって色々です。

斡旋業務の日当は
3000円~20000円程度

ガイドに斡旋業務を依頼するエージェントもいれば
ガイドとは別の人間を手配するエージェントも居ます。


さて、これに稼働日数を掛けていくとだいたいの年収がわかります。

例1
観光ガイドのみで200日
200日x28000円=560万円

例2
観光ガイド、斡旋含めて230日
230日x18000円=414万円

例3
ガイドのみで100日
100日x28000円=280万円

例4
観光ガイド、斡旋含めて100日
100日x18000円=180万円

これを多いと思うか、少ないと思うかは個人差があると思いますが。
またどの仕事をどの割合でやるかによって平均日当もだいぶ変ってきます。

ただ、なかなか新人が100日お仕事をもらうのは難しいです
よっぽど上手くやらないと。

専業とか兼業とかよくいいますが
時には2週間もの長期ツアーに出るガイドの
兼業というのは非常に困難です。

観光庁も統計を出していますので参考にしてください。

100万円程度で専業が多いのは配偶者の方がいらっしゃる方だと思います。
それしか仕事がないのか、望んでその程度に仕事を調整してるのかは不明です。
印象的には仕事量を抑えてのんびり生活されてる方も多いです。

体力的にはガイドは200日が限界だと思います。
また200日仕事をしてれば売れっ子ガイドとも言えます。

200日働いても165日は休みです。
実際は30日ぐらいは営業、事務処理などに使うと思いますが。

収入はさほど高くありませんが、
休みの多さや、ストレスの少なさを考えると
悪い仕事ではありません。
日本のではなかなか1ヶ月とか休める会社は無いですからねー。

ただ、やる気があっても
30日就業で、335日休みでとなると
かなりストレスです
実際この状態に耐え切れずに辞めてしまう人も多いです。
このあたりはフリーランスの実力世界の厳しさもあります。
フリーランスの実力は営業、情報収集、コネ作り、先読み力なども
多分に含まれています。

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バンクーバーオリンピック開幕!!!

2010-02-13 11:44:19 | オフ日記
いよいよVancouverオリンピックが開幕しましたね。

このオリンピックには色々思い入れがあります。

僕は2008年に日本に完全帰国したわけですが
当時は2010年にはVancouverに居たいと思って
移民の準備などを進めていました。
実際2007年にはVancouverの企業と3年契約で移民も支援してもらえるという話もありました。
飛びつきたい話でしたが、その会社に誠意を感じず、
向こう3年間VISAに縛られたくないと思い、お断りしました。
そしてCalgary、Banffに引越しをして別の企業で移民の道を探りました。

僕が移民したいと思ったのは、何も日本が嫌いで
カナダに永住したいと思ったからではありません。
働く上で、労働VISAに縛られるのと移民とでは自由度が違います。
労働VISA種類にもよりますが基本的に
発行申請した雇用主のもとでしか有効ではなく
それをTake advantageして不利な条件で働かせる雇用主も居ます。(多いです)

結果としては移民したいがために自分を安売りしたくないという思いと
念願の通訳案内士に合格したので日本で頑張ろうということで帰国しました。
移民するにはエネルギーが要りますが、
やっぱり移民する一番いい理由は
そこに愛する人がそこに居るからということではないでしょうかねー。

僕が一番長く過ごした街はVancouver Islandにある
Victoriaという町です。
Vancouverからはフェリーまたは飛行機で行きます。
Vancouverのほうがはるかに大きい町ですが
BritishColumbia州の州都はVictoriaです。
カナダでは政治と経済の中心は別です。
政治の中心はVictoria,
経済の中心はVancouverです。

開会式にも出ていましたが
カナダ先住民の人たちは以前はインディアンと呼ばれていた人たちです。
現在は差別用語としてFirst Nations,Native Canadianなどと呼ばれます。またエスキーモーと呼ばれていた民族も、現在はInuitと呼ばれています。
西海岸のNativeの特徴はトーテムポールを彫るということです。
独特の模様の人間や動物を描きますが
あの模様も部族によって微妙に違います。
それぞれの部族の家紋のようなものです。

さて、今回はテレビで観戦することになりそうですが
雪解けのシーズンになったら
久々に行ってみようかな




JGA総会

2010-02-12 21:07:56 | ガイド日記
本日はJGAの総会に参加してまいりました。
今まで2年間は何かと忙しくしており
なかなか総会や忘年会など参加できないでいましたが
ガイドも3年目、
そしてJGA70周年記念ということで行ってきました。

また今回の総会では気になる議題も満載でしたので
なかなか面白かったです。

会長の業界の流れについての講演もなかなか
面白かったです。
個人で仕事をしているとなかなか情報が入ってきませんが
業界企業トップのお話を聞けるのは為になります。

日本政府が目指してる訪日観光客3000万人という目標。
実現可能かどうかはわかりませんが
少なくとも国が予算をつけ協力に推進していくことには変りなく
それは頼もしいことです。
インバウンドは外貨獲得産業ということで
輸出産業とも言える。
いままで力を注いでこなかった分
成長の伸び代も大きいはず。
また、新会長のお話では
旅行業界も日本の品位を落としブランド力を落とすことは
リピーターの獲得につながらず
3000万人の目標の達成には品質向上は不可欠と認識されているようで、
懸念の通訳案内士法改正問題も
ガイドに悪いようにはならないだろうとの見方です。

ということで
ガイドはガイドの立場で声をあげつつ、
3000万人時代に向けて切磋琢磨して
準備をすすめていくべきでしょう。

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