5月末から読み始めた英語の小説"The Stand"。半月かかってやっと半分近くまできました。なにせ何百ページをかけてたくさんの人が死んでいく様子や残された人たちの悲しみや絶望感を細かく描いているので英語のwordもそんなネガティブな意味を持つもので溢れていました。
今、主要キャラ達がネブラスカ州のHemingfordという小さな町にたどり着いた所です。
この小説、メイン州の海岸線が美しい町やテキサス州のさびれた集落など日本ではほとんど聞いたことがないたくさんの地名や町が実名で登場します。それぞれの情景の描写が鮮明で素晴らしいです。なので読みながらグーグルマップのストリートビューで実際の風景や登場人物達がネブラスカまで辿るルートを確認したりして楽しんでいます。
ネブラスカ州のHemingfordという町、というより小さな集落上空を衛星写真で見ると緑色の円状の地形が多数みられます。どれもキレイな円を描いているので人工的に形成された地形だというのは分かりますが最初見た時はとても奇妙に思えました。一つの円の直径は下手すれば1kmくらいありますからね。
より鮮明な画像はwikiから拝借しました。こちらは円の大きさに違いがありますね。私は何だかこういうの(巨大な人工物)は苦手で何故か不気味にそして不安に感じてしまいます(特殊な恐怖症なのですかね?)。
調べたところこの円状の土地は全て畑で全長が何百メートルもある巨大なスプリンクラーが軸を中心に回り、このきれいな円形を作り出しているのだそうです。
これがその巨大スプリンクラーで"Center-pivot irrigation"と呼ばれるアメリカではメジャーな灌漑方式みたいです。
Center-pivot irrigation is a method of crop irrigation in which equipment rotates around a pivot and crops are watered with sprinklers. A circular area centered on the pivot is irrigated, often creating a circular pattern in crops when viewed from above. Most center pivots were initially water-powered, however today most are propelled by electric motors.
"pivot"つまり「軸」を中心に円を描くように自走する巨大なスプリンクラーが水と肥料をまんべんなく畑に与える灌漑方式。広大な土地を持つアメリカならではの方法ですよね。円形だけに互いに隣接する部分に無駄になる土地もでてくるわけですから。
現代ではスプリンクラーはコンピューターで制御され、軸からの距離に関係なくその場に適した一定の水、肥料が各ノズルから出てくるのだそうです。
空から見ると異様な景色ですが車窓からだとこんな感じで円形には全く見えませんね。一つの円がいかに大きいかを物語っています。crop(作物)はネブラスカ州ではトウモロコシ、大豆、牧草が多いそうです。ネブラスカ州は観光地としてはマイナーな州ですが、日本に輸出されるアメリカからの穀物の多くをこの州が担っています。
昨日原宿駅前にできたユニクロをのぞいてみました。隣にはイケアもオープンしてすごい賑わいでした。ユニクロでは先日リリースされたビリーアイリッシュと村上隆のコラボTシャツを買おうか悩んだ末やめときました。二店は原宿の新しい目玉になるのでしょうが、駅前過ぎてここで滞留する人が増えてくると表参道方面への人の流れが悪くなり駅前の混雑が更にひどくなりそうですね。