カルチャーショックとはちょっと違うかもしれませんが「タコの口」に続き、日米の違いで驚いた話です。
子供の頃、多分誰もが最初に覚えた英語の歌「ABCの歌」(The Alphabet Song)が実は英語圏で歌われているものとは違っていたことをご存じでしょうか?
娘が産まれた後、YouTubeでいろんな英語の歌を探しては聴かせていた時に初めて知った驚愕(?)の事実でした。
今まで我々(世代)が当たり前のように歌っていたABCの歌の歌詞って実は日本人向けに改編されたものだったんです。私は全然知らんかったです。
「きらきらほし」のメロディーは日本も英語圏でも同じです。歌詞と歌い方が違ってました。
日本版の「ABCの歌」
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-L-M-N (おそらのほしよ)
O-P-Q-R-S-T-U (まばたきしては)
V-W-X-Y-Z (みんなをみてる)
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-L-M-N (おそらのほしよ)
なんか尻切れトンボ的な歌詞だなあと子供の時感じたものです。その違和感はある意味正しかった❗️
英語圏(アメリカ)で歌われる"The Alphabet song"
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-LMNOP(おそらのほしよ)
※"LMNOP"は「ほーしーよー」の部分で一気に歌う(えれめのぴぃと聞こえる)
Q-R-S,(1拍休む)T-U-V(まばたきしては)
W--X--Y and Z(みんなをみてる )
Now I know my ABCs,(きらきらひかる)
Next time won't you sing with me ?(おそらのほしよ)
※Z以下はいろんな歌詞が存在する模様
参照動画
日本人向けの歌詞で慣れた身にとってはちょっと難しい歌い方です。特に"LMNOP"の部分がとても歌いずらいです。Zの後の歌詞も全くの英語初心者には難しいと思います。
つまり難しいからという理由から、また日本では一つの音符に一つの字を当てはめるのが自然で、さらに母音をはっきり発音するのが好まれること等が「日本版ABCの歌」が生まれた経緯だったみたいです。
日本版は英語と初めて接する子供にも分かり易くアルファベットを教えるため、そして誰でも簡単に歌えることができるために生まれたんですね。カタカナ発音でも歌えるように作られたとも言えます。
ところで現在では幼児向け英語教室や学校などでは英語圏版の"The Alphabet Song"が採用されている場合が多いそうです。現在20歳位より下の子は英語圏版の方が馴染み深いのだとネットにありました。
でも実際はどうなのだろうか?と、とても気になって私の妹達の子供らに聞いてみてもらいました。その結果、
●そもそもABCの歌を習ったことがない(記憶にない)高3姪
●どっちも歌えない。多分習ってない 高2姪
●英語圏版を習った 中2姪
●日本版を習った 小6甥
とバラバラな答えが返ってきました。
皆さんも身近にお子さんや若い方がいましたら訊ねてみてはいかがでしょうか?
ウチの子供は二人とも英語圏版の方を口ずさみます。"LMNOP"の部分も自然に歌っていまし"Now I know〜〜"の部分も歌えています。私なんかより上手いです笑
子供なんて大人達が気にするような一見難しそうなものでも難なく吸収する力があるようです。元々日本人向けに歌詞を作り変える必要なんてなかったのかもしれませんね。
昨日(金)は休み。年少組の下の息子は午前で帰って来きます。日差しが強い昼時に二人で近くの公園で遊びました。上の娘がいつも私にベッタリなので下の息子は私を独占できるのが嬉しかったみたいで超ハイテンションでした。可愛すぎます。