2019年1月からの通訳ガイドとしての稼働日数を数えてみました。合計で157日(回)でした。私は主に都内と富士山箱根方面のツアーを大型バスで案内するガイドをやっています。低く見積もって一回平均30名のお客様をお連れしたとして延べ4710人の方と出会った計算です。
2018年に比べ通訳ガイドとしての稼働日数は大幅に減りました。ただ収入は増えています。今年はガイド以外の関連業務に携わってきた結果です。ガイドの仕事は体力的に結構キツイのでとても助かっています。ガムシャラに通訳ガイドとして働き続けた2017年、2018年に比べると今年はバランス良く働けたと思います。
今年を振り返ると一番印象に残ったのはやはりラグビーワールドカップです。ニワカもニワカでしたが通訳ガイドとして本番を迎えるまでしっかり準備しようと思いました。
まず2015年ワールドカップ、奇跡と呼ばれた南アフリカ戦をYouTubeで観ることを皮切りに発売日に公式ジャージを買ったり、本番前のテストマッチを全て観たり、地元のクラブチームのコーチをやっている先輩から細かなことを教えてもらったりしてラグビー熱と知識を高めました。
9月の開催前からこれまであまり日々のツアーでは見かけなかった客層の人達が増えてきました。南アフリカやウェールズ、スコットランド、アイルランドの一部の人達の英語には最初苦しめられました。ラグビーファンの多くはラグビー経験者が多いのか皆さん大きな立派な体格の持ち主が多かったのも印象的でした。富士山の山登り(スバルラインの上り)でバスの運転手さんが「重くてバスが失速する!」とボヤいていたのも良く覚えています。
ワールドカップ観戦目的のお客様をたくさん案内しましたが私自身は結局生で観戦することはできませんでした。今でも心残りです。でも今回の成功からみても生きている内に日本での再開催はありそうです。
私の仕事は毎日が非日常なようなものでとても楽しいのですがワールドカップ開催中は殊更にそのおもいが強かったです。まさに夢の中にいたような心地がした一ヶ月半でした。
一年目、二年目は通訳ガイドとしての業務をこなすことにとにかく必死で日々のツアーが無事に終わることで満足していたものです。今年は余裕が生まれてきましたがその余裕が別のことを浮き彫りにしてくれました。英語力の不足です。
幸い文法はなんとなく掴めてきたような気がしています。問題なのは語彙力。これが非常に乏しい。しかも語彙はどういう訳かなかなか記憶に植わってくれません。試行錯誤している最中です。
最近試しているのは和訳に頼らない勉強法です。新しい語彙は一切日本語を見ずに調べずに英英で覚えようと試みています。最初は戸惑いました(今でもです)。日本語を見たい衝動にとても駆られます。でもグッと我慢します。(意味が)分かったような分からないようなモヤモヤとしてハッキリと日本語では言い切れない単語も沢山出てきますがそれでヨシとしています。
成果が現れたらまたご報告します。
それでは良いお年を!