本日は、久しく宿題となっていた頭巾山に登ります。現在は南丹市となっていますが、旧美山町で五山というのがあって長老ヶ岳、頭巾山、八ヶ峰、平屋富士、城山を指すそうです。このうち、八ヶ峰は、一番最初に登った山で、知井の方からも五波峠の方からも登りました。長老ヶ岳はmfujino様のおかげで登ることができ、頭巾山も途中までは連れて行ってもらったのですが、その時は降雪と日没により途中で撤退しました。その帰り道で城山の登山口も確認させてもらいました。城山、平屋富士に登るためにも先ずは頭巾山に登って宿題を果たさねばならないのでした。
福居というところの地図がある駐車場に車を置き、登り口を探します。正面に見えている山の尾根が横尾峠に至るまでの支脈の尾根になります。
ところが、人間の記憶というのは悲しいもので、登り口は駐車場のすぐ近くと勘違いして覚えていたため、登り口を探すのに時間がかかりました。
この道は入っていったら墓だった。
この地を知っておられる方だとよくお解りのことと思いますが、人に出会うということは殆どありません。本日は奇跡的に山道にお婆さんがおられました。そのお婆さんに道を聞いたら、林道をどんどんと詰めて行けと教えて下さいました。山に行く人をよく見送っておられると見えて、「御苦労様です」と言って下さいます。お婆さんに教えてもらったとおりにいったら正面の尾根筋を通らないルートになるのですが、この際仕方がないと思って林道を歩いていったところ、途中に案内板があり、登り口を確認したのでした。
尾根筋に出るまではしばらく急な道が続きます。尾根筋に出たら、もうどうしても迷いようのない踏み込まれた一本道があります。まあムービングウォークです。動いてはくれませんが。
イワカガミはこの山の特徴
快適な道
尾根を登っていくと眺望も開けます。いうなれば本脈の尾根も見えてきます。本脈の尾根に入ってからがめちゃくちゃ長いというのはこの時には知りませんでした。
横尾峠に到着です。堀越峠に向かう道と分岐しています。この峠から本脈の尾根筋に入るのですが、尾根筋が広いために、ともすれば訳の解らぬ谷の方に導かれてしまいます。以前、雲取から寺山峠を目指したときにいつのまにか迷ってしまったのと同じ感じです。
でありますから、尾根筋の一番高いところをしっかりと確認してここを進む。テープの数は少ないのですが、テープがあれば感謝・感謝で進みます。いくつかの山で自分もテープを巻く側になろうとして何本か巻いて歩いたこともありますが、ここではどなたかが巻いて下さったテープにどっぷりとお世話になりました。
多分ピーク
最後の最後に心臓破りの坂とやら。長老と言い、ここと言い、丹波の山は最後がえげつない。
頂上にも誰もいませんでした。三角点があるだけあって眺望は開けています。この景色を独り占めとはまことに贅沢なことです。涼しい風も吹いています。
本日は、車があるのでもと来た道をもどります。来しなには随分とたくさん蜘蛛の巣を食べたので、帰りは快適な道になっているはずです(小生に巣をコワされた蜘蛛でしょう。帰路には既に横線を張っているものもいました。)。帰りも横尾峠に着くまではちょっと緊張しました。きげんよく歩いていると尾根筋から外れる危険性もあるからです。しかも小生はそう言うこと(迷い)に関してはプロであります。
まあそれでも、きのこなどを眺めながら、楽しく登山口に戻ってきました。不思議なことに、行きとは違うお婆さんが林道におられ、「頭巾山に登ってきはったん?御苦労様です。」とねぎらってくれました。行きも帰りも「アホがきよるしなあ」と山の神様が使わして下さったのかも知れませんね。
福居からの帰路、城山のふもとのえびす屋に寄りましたが、盆休みでした。
福居というところの地図がある駐車場に車を置き、登り口を探します。正面に見えている山の尾根が横尾峠に至るまでの支脈の尾根になります。
ところが、人間の記憶というのは悲しいもので、登り口は駐車場のすぐ近くと勘違いして覚えていたため、登り口を探すのに時間がかかりました。
この道は入っていったら墓だった。
この地を知っておられる方だとよくお解りのことと思いますが、人に出会うということは殆どありません。本日は奇跡的に山道にお婆さんがおられました。そのお婆さんに道を聞いたら、林道をどんどんと詰めて行けと教えて下さいました。山に行く人をよく見送っておられると見えて、「御苦労様です」と言って下さいます。お婆さんに教えてもらったとおりにいったら正面の尾根筋を通らないルートになるのですが、この際仕方がないと思って林道を歩いていったところ、途中に案内板があり、登り口を確認したのでした。
尾根筋に出るまではしばらく急な道が続きます。尾根筋に出たら、もうどうしても迷いようのない踏み込まれた一本道があります。まあムービングウォークです。動いてはくれませんが。
イワカガミはこの山の特徴
快適な道
尾根を登っていくと眺望も開けます。いうなれば本脈の尾根も見えてきます。本脈の尾根に入ってからがめちゃくちゃ長いというのはこの時には知りませんでした。
横尾峠に到着です。堀越峠に向かう道と分岐しています。この峠から本脈の尾根筋に入るのですが、尾根筋が広いために、ともすれば訳の解らぬ谷の方に導かれてしまいます。以前、雲取から寺山峠を目指したときにいつのまにか迷ってしまったのと同じ感じです。
でありますから、尾根筋の一番高いところをしっかりと確認してここを進む。テープの数は少ないのですが、テープがあれば感謝・感謝で進みます。いくつかの山で自分もテープを巻く側になろうとして何本か巻いて歩いたこともありますが、ここではどなたかが巻いて下さったテープにどっぷりとお世話になりました。
多分ピーク
最後の最後に心臓破りの坂とやら。長老と言い、ここと言い、丹波の山は最後がえげつない。
頂上にも誰もいませんでした。三角点があるだけあって眺望は開けています。この景色を独り占めとはまことに贅沢なことです。涼しい風も吹いています。
本日は、車があるのでもと来た道をもどります。来しなには随分とたくさん蜘蛛の巣を食べたので、帰りは快適な道になっているはずです(小生に巣をコワされた蜘蛛でしょう。帰路には既に横線を張っているものもいました。)。帰りも横尾峠に着くまではちょっと緊張しました。きげんよく歩いていると尾根筋から外れる危険性もあるからです。しかも小生はそう言うこと(迷い)に関してはプロであります。
まあそれでも、きのこなどを眺めながら、楽しく登山口に戻ってきました。不思議なことに、行きとは違うお婆さんが林道におられ、「頭巾山に登ってきはったん?御苦労様です。」とねぎらってくれました。行きも帰りも「アホがきよるしなあ」と山の神様が使わして下さったのかも知れませんね。
福居からの帰路、城山のふもとのえびす屋に寄りましたが、盆休みでした。
あの日の帰りでしたか。次は、頭巾山へ登ろうと約束(?)していたのは・・・。しかし、月日の経過と共に寄る年波には何とやら、でこの単独行を読ませて頂いてて納得しております。
どちらも仕上げがかなり厳しい道程の様ですが、山頂はやはり無人でしたか。長老は標高に併せて9月19日が団体登攀の日、と確か山頂に書いてあったと思うのですが。
頭巾山では、その様な行事は見られないのでしょうか。往復の道端で2人の老婆に出会われたとか。帰路に出会った老嬢は、きっと評判を聞き付けて待機していたのと違いますか。もしかして、私の同級生だったりして。
丹波の山は、瑞々し岩鏡が疲れた身体を癒してくれます。また、出逢うことがあるのかどうか・・・。
横尾峠までの道の様子からして、今も登る人が多い山なのではと思います。盆の真っ直中に登っているのは小生ぐらいですが、秋になれば人も増えるのではないでしょうか。イワカガミが咲くころにみんなで登れたら楽しいですね。
今度は堀越峠の方から登ってみたいと思うようにもなりました。
頭巾山は雨乞いの山です。gunkannatagoさんのお参りのご利益でしょうか、今夜はようやく一湿りありそうで、植物たちも喜ぶのではないでしょうか。
今から考えると、横尾峠から頂上の方が長いですね。横尾峠に着いたら九分通り頂上だという感覚だったので、本当に長く感じました。雨乞いの山ということなら、もっと真剣にお参りしてくれば良かったと思います。次回は堀越峠から歩いてみたいと思いますが、車はやはり道の駅に駐めるのがいいでしょうね。
久ぶりの登山記事、楽しく見せて頂きました。
頭巾山登山は以前京北ゼミで行かれたのですが、私は残念しました。
お天気もよく、快適な道やいい感じの頂上など見せていただくと、単純に「行きたい」気持ちになりますが、どうしてどうして、私には雲の上の事ですが・・・、たまたま主の頭巾山ページがありました。
gunkanatagoさんとは反対方面から登っています。
綾部の上林から小仲、八代、大谷、八反の滝?、経由で頭巾山山頂。帰りは南西に洞の集落を見ながら東進。西川、岡本橋、中風寺、鶴岡バス停の行程でした。
お店がお休みでお腹すいたでしょう。
ご主人の行程、ヤッパリすごいですね。そもそも上林から登ろうという発想が出ません。頭巾山の南尾根をピストンされていますね。改めて洞や中風寺という集落にも興味が湧いてきます。ご主人の歩かれたルートは今回全くかぶっていませんが、山頂ではご主人が眺められたのと同じ景観を楽しむことが出来て、嬉しいです。今は鶴岡までJRバスが行ってないので大変です。
えびす屋、残念でしたが、何とそこから神楽坂トンネルまでの間にコンビニがあります。
その場合いろんなケースが考えられますが、
・道の駅から162を歩いて堀越トンネルを抜けそこから旧バス道へあがり堀越峠へ、
・162を上がり、途中から旧バス道を歩いて堀越峠へ
という二つのケースが考えられますね。
さて問題は復路ですが、
・常識的には頭巾山から北へ、野鹿谷へ下りる、底からは林道を道の駅へというルートになるでしょう。この下りは少し岩場的な道もあります。
このルートはGW頃にはシャクナゲを見られる楽しみもあります。
単独行で車でといえば名田庄の道の駅~旧バス道~堀越峠~若丹国境尾根~頭巾山~野鹿谷~名田庄道の駅というのがそうなるでしょうね。
堀越峠から国境尾根の上りは頭巾山山頂直前の坂よりも急登と覚悟してください。途中熊壁坂も通りますし快適な稜線歩きでしょう。ただ国境尾根からは支尾根というか尾根が左右にありますのでご注意を。
堀越峠からという希望だけをかなえるだけなら一番楽なのは162から旧バス道へ入り堀越峠まで車で行きそこに車をデポ、頭巾山へのピストンという手もありますけれど。
車2台になるとルートの可能性はグンと広がります。洞と堀越峠にデポして国境尾根からささ舟さんのご主人の歩かれた様に洞峠(方面だと思う)または地蔵杉へ稜線歩きを楽しみ洞へという手もあります。参考までに。
単独行の場合ちょっとした手があります。自転車を利用するのです。ご希望の堀越峠スタートという場合はメリットがありませんが、一旦自転車をゴールの峠などにデポ、スタート点へ車で移動、歩き始めてゴールを目指した後、自転車で坂道を下りスタート点まで行くという方法です。釈迦に説法とはは思いますが単独行の智慧ですね。
なお、芦生方面から長老ガ岳までの尾根を辿る、美山トレイル構想があり準備も始まっている様です。
頭巾山へは、美山・上林・名田庄の三カ所から登って頂上で合流するという行事が毎年行われている様です。
怪傑黒頭巾でもいたのでしょうか?
里山は、冬に歩きました。夏は涼しさを求めて高い山に。夏の里山は、えげつない暑いで、虫も多く、雑草の背丈も高いですから。
その里山を 単独走破するとは、よほど意志の強い人にしかできません。
♪京都 丹南 頭巾山 山に憑かれた 男が ひとり~
と、またしても聞こえてきます。
山というより、路(ルート)に憑かれたというべきでしょうね。
登り口と下山道で、山姥ならぬ親切なおばあさん二人との出会いも、なにか不思議ですね。余韻の残る話です。
なじみのお店が閉まっていたのは残念、その気持ち、よくわかります。起承転結の結が抜けた気分。
私などは、記事の結も楽しみにしているくちですから。
昔、なじみの石鎚山(愛媛)から下山した時、バス停横の食堂のおでんが楽しみで、最後のがんばりがきいたくらいです。地元のこんにゃく、じゃがいもが、なんせ美味まかったのです。
ささ舟様のご主人様のルートを聞いて驚いたのですが、上林からのルートも生きているのですね。上林の人々にとっても大切な山だったのですね。このルートも面白そうです。
美山トレイル、芦生から八ヶ峰、頭巾山、長老とつながれば素晴らしい山歩きコースになりますね。是非是非つなげてもらいたいと思います。
京都の北山は、以前はピークが近づくと背丈よりも高い笹の林でヤブコギをしなくてはなりませんでした。峰床山に登ったときには山仕事のオッサン連中にダニに気をつけやとか言われてビビッたものでした。それが一斉に枯れて今は楽チンです。桟敷ヶ岳だったと思うのですが、頂上近くになって全く笹が無くなっているので、拍子抜けした覚えがあります。
いずれ熊笹は復活するでしょうから、北山のピークを目指すのは今が旬と言えるのではないでしょうか。
2人のお婆さん、山姥にしては顔が優しかったです。