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【歌舞伎】歌舞伎座 七月大歌舞伎 2024年7月

2024-07-08 22:20:06 | 歌舞伎
七月大歌舞伎
歌舞伎座
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・昼の部と夜の部を1日でハシゴしたらば総じて、
 情報量が多すぎて※一回観ただけでは消化できない畳み込みがすごい。
 今月、定額制観劇サービスを試せばよかったと思います。
・広いキャスティング、立ち回り大量投入(バリエーション相当量出てるんじゃ?)、
 多彩な音曲、下座音楽、鳴り物、附け打ち、ケレンにケレン。宙乗り4回/昼夜。
 かつて7月大歌舞伎は三代目猿之助(猿翁)さん枠だった時代があったのだった。
 今日見たのは、三代目が蒔いた種と、再発見・新発見が合わさった
 新しい何かの、完成のはじまりの予感。令和のナントカ(いずれ名前が付くであろう)。
 
※私はIT業界の人間なので、上記において「情報量が多い」という言葉を、
 コンテンツの濃厚さ・多彩さ、いい意味での過剰の表現として使っています。
 この"過剰"は、デジタル時代の高解像度、重畳的な、情報感覚と重なっていて、
 詰め詰めに重ねたのを解かずに倍速で受け取る感じが 21世紀、令和、今っぽい。
 そうそう、
 何かと何かを組み合わせて新しい何かが生まれるのをイノベーションと言うそうな。

◆昼の部
通し狂言 星合世十三團
◆夜の部
千成瓢薫風聚光 裏表太閤記

(2024.7.8)

そういえば、チラシのバリエーションがかつてない種類でしたね。
私がPickしただけでも6バージョンはあった。