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【歌舞伎】歌舞伎座 六月大歌舞伎 2024年6月

2024-06-08 23:55:09 | 歌舞伎
六月大歌舞伎
歌舞伎座
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・昼夜ともみっちり満ち満ちの充実感、昼の部が特にすごい。 
 端の端まで餡のつまった鯛焼きのごとく(←もっとましな表現ないのか自分)。
 清新と、すずやかな緊張と、祝祭と、密度と、(演目テーマの)重み。
・腹の底にじりりとくる、上州土産百両首。獅童さんと菊之助さん。
 前半の客席めぐりの楽しさと終盤とのギャップ、切ない。
・三笠山御殿はニザ様豆腐屋口上御馳走から、出語り葵太夫さん・宏太郎さんで
 豪華お局がたは重量級の華やぎ(観客視点)から徐々に熾烈、の先の時蔵さん花道七三疑着の相。
・夜の部は、どこを切っても瑞々し。フレッシュフレッシュフレッシュ。

◆昼の部
一、上州土産百両首
二、義経千本桜
三、妹背山婦女庭訓 三笠山御殿  六代目中村時蔵 襲名披露狂言

◆夜の部
一、南総里見八犬伝 円塚山の場
二、山姥 初代中村萬壽 襲名披露狂言   
三、魚屋宗五郎

(2024.6.7-8)