セントヘレン山噴火の時人々がとった行動は、私に古代の書物聖書に書かれているある人々のとった行動を思い出させます。
3500年前から書き始められた古代の書物聖書の創世記19章には、アブラハムの甥ロトが二人の天使に、もうすぐ滅びるソドムとゴモラという町から助け出される様子が書かれています。この、ロトも家族も避難の支度がなかなかはかどらずグズグズしていて、ついには天使たちに手を取られてやっと逃げるという有様でした。娘の婿になる男性たちは町に残り、町と運命を共にしました。
5〜6年前、孫たちを連れてポートランドの科学博物館にイタリアのポンペイの展示物を見に行きました。ベスビオス火山の噴火で赤ちゃんを胸に抱いて逃げる途中の女性や、宝石入れの袋を手に持って逃げる女性の石膏像を見て、何よりも素早い避難が重要だとつくづく思いました。それには、やはり普段から避難の準備と避難経路の確認や予行演習も重要だと思いました。
身体的安全も重要ですが、心構えはさらに重要です。100%預言が成就していると研究者の間で評判の聖書は、今の世界の体制の終わりが来ることを何千年も前から何度も預言して警告し、居眠りせず準備しているようにと注意を促しています。
聖書のこの箇所を読むと歯がゆく感じますが、物質的な物に気を取られてなかなか支度ができないという気持ちはよくわかりますよね。東日本大震災の時も、家族の写真を取りに階下に降りていった男性が亡くなられたという話をききました。奥様は2階にいて無事だったそうです。
よかったら、次の聖書の箇所を是非読んでみてくださいね。
19章の12節の要点だけですが、ちょっと長いです。
2 ふたりはロトに言った、「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。
13 われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。
14 そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。
「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。
16 彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
17 彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。26 しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。
以前、セントヘレンの噴火で亡くなった人々は、注意警報を無視して居残った人々と聞いたことがあります。しかし、この1980年の噴火の記録を見てみると、噴火は3月から6月にかけて起こっており、火山爆発指数5の5月18日の大噴火の予測は不可能であったため避難できなかったのではないかとも考えられます。周辺住民が、長引く避難生活に疲れ一時帰宅したまさにその日に大噴火が起こってしまいました。悲劇ですね。
200軒の建物と47本の橋が消失し、鉄道は24km、高速道路は300kmにわたって破壊された。
ある研究者の記録では、次のように言われている。
1980年5月18日8時32分(協定世界時同日15時32分)、セント・ヘレンズ山は長い眠りから覚め、123年ぶりに大噴火を起こした。その数ヶ月ほど前から火山活動が活発化し大噴火の予兆を呈していたことから、セント・ヘレンズ山近郊には避難命令が発令された。しかしながらセント・ヘレンズ山近郊に居住していた旅館の所有者ハリー・トルーマンは避難を拒否。そして大噴火により、トルーマンを含む住民など57人が死亡もしくは行方不明となった。200軒の建物と47本の橋が消失し、鉄道は24km、高速道路は300kmにわたって破壊された。
頑なに非難を拒否した人、見物にでかけた野次馬、もう我慢できないと帰宅した人々が犠牲になったということです。
以下は、現在のハイキング情報です。この火山は非常に人々の興味を惹きつけているようで、周囲のキャンプ場や鍾乳洞はとても人気があります。ビッグフットがいて鍾乳洞に隠れているという話もあります。前にも書きましたが、以前日本人の男性が一人で山に行き帰らずにニュースになっていました。私もいつも一人で行きますが、登山や山中のハイキングやキャンプはぜったいひとりでは行きません。ハイキングコースは道路に沿っていたり、いつも大勢の人達が歩いていたりするトレイルを選んでいます。
マウント・セント・ヘレンズハイキング・登山情報
マウント・セント・へレンズの登山は火山活動が再開したとされた2004年9月から禁止されていましたが、2006年7月21日に再び解禁されました。
混雑緩和と自然保護のため、4月1日から10月31日まで、1日あたりの登山者数が制限されています。
4月1日~5月14日:1日300人まで。登山許可証を事前にオンラインで購入する必要あり。
5月15日~10月31日:1日110人まで。登山許可証を事前にオンラインで購入する必要あり。
11月1日~3月31日:人数制限なし。許可証は無料で、トレイルヘッドで自主発行。
2021年は4月からの登山許可証が Recreation.gov を通じて3月1日に発売され、10月31日まで毎月1日に発売されました。
登山道は標高8,365フィートの火口縁(crater rim)まで片道5マイル(約8km)。登山口との標高差は4,500フィート(約1371m)。所要時間は平均7~12時間。火口に入ることは厳重に禁止されています。
3500年前から書き始められた古代の書物聖書の創世記19章には、アブラハムの甥ロトが二人の天使に、もうすぐ滅びるソドムとゴモラという町から助け出される様子が書かれています。この、ロトも家族も避難の支度がなかなかはかどらずグズグズしていて、ついには天使たちに手を取られてやっと逃げるという有様でした。娘の婿になる男性たちは町に残り、町と運命を共にしました。
5〜6年前、孫たちを連れてポートランドの科学博物館にイタリアのポンペイの展示物を見に行きました。ベスビオス火山の噴火で赤ちゃんを胸に抱いて逃げる途中の女性や、宝石入れの袋を手に持って逃げる女性の石膏像を見て、何よりも素早い避難が重要だとつくづく思いました。それには、やはり普段から避難の準備と避難経路の確認や予行演習も重要だと思いました。
身体的安全も重要ですが、心構えはさらに重要です。100%預言が成就していると研究者の間で評判の聖書は、今の世界の体制の終わりが来ることを何千年も前から何度も預言して警告し、居眠りせず準備しているようにと注意を促しています。
聖書のこの箇所を読むと歯がゆく感じますが、物質的な物に気を取られてなかなか支度ができないという気持ちはよくわかりますよね。東日本大震災の時も、家族の写真を取りに階下に降りていった男性が亡くなられたという話をききました。奥様は2階にいて無事だったそうです。
よかったら、次の聖書の箇所を是非読んでみてくださいね。
19章の12節の要点だけですが、ちょっと長いです。
2 ふたりはロトに言った、「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。
13 われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。
14 そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。
「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。
16 彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
17 彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。26 しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。
以前、セントヘレンの噴火で亡くなった人々は、注意警報を無視して居残った人々と聞いたことがあります。しかし、この1980年の噴火の記録を見てみると、噴火は3月から6月にかけて起こっており、火山爆発指数5の5月18日の大噴火の予測は不可能であったため避難できなかったのではないかとも考えられます。周辺住民が、長引く避難生活に疲れ一時帰宅したまさにその日に大噴火が起こってしまいました。悲劇ですね。
200軒の建物と47本の橋が消失し、鉄道は24km、高速道路は300kmにわたって破壊された。
ある研究者の記録では、次のように言われている。
1980年5月18日8時32分(協定世界時同日15時32分)、セント・ヘレンズ山は長い眠りから覚め、123年ぶりに大噴火を起こした。その数ヶ月ほど前から火山活動が活発化し大噴火の予兆を呈していたことから、セント・ヘレンズ山近郊には避難命令が発令された。しかしながらセント・ヘレンズ山近郊に居住していた旅館の所有者ハリー・トルーマンは避難を拒否。そして大噴火により、トルーマンを含む住民など57人が死亡もしくは行方不明となった。200軒の建物と47本の橋が消失し、鉄道は24km、高速道路は300kmにわたって破壊された。
頑なに非難を拒否した人、見物にでかけた野次馬、もう我慢できないと帰宅した人々が犠牲になったということです。
以下は、現在のハイキング情報です。この火山は非常に人々の興味を惹きつけているようで、周囲のキャンプ場や鍾乳洞はとても人気があります。ビッグフットがいて鍾乳洞に隠れているという話もあります。前にも書きましたが、以前日本人の男性が一人で山に行き帰らずにニュースになっていました。私もいつも一人で行きますが、登山や山中のハイキングやキャンプはぜったいひとりでは行きません。ハイキングコースは道路に沿っていたり、いつも大勢の人達が歩いていたりするトレイルを選んでいます。
マウント・セント・ヘレンズハイキング・登山情報
マウント・セント・へレンズの登山は火山活動が再開したとされた2004年9月から禁止されていましたが、2006年7月21日に再び解禁されました。
混雑緩和と自然保護のため、4月1日から10月31日まで、1日あたりの登山者数が制限されています。
4月1日~5月14日:1日300人まで。登山許可証を事前にオンラインで購入する必要あり。
5月15日~10月31日:1日110人まで。登山許可証を事前にオンラインで購入する必要あり。
11月1日~3月31日:人数制限なし。許可証は無料で、トレイルヘッドで自主発行。
2021年は4月からの登山許可証が Recreation.gov を通じて3月1日に発売され、10月31日まで毎月1日に発売されました。
登山道は標高8,365フィートの火口縁(crater rim)まで片道5マイル(約8km)。登山口との標高差は4,500フィート(約1371m)。所要時間は平均7~12時間。火口に入ることは厳重に禁止されています。
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