玉陽庵 算命学ブログ

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天禄星

2015年07月02日 | 算命学 あれこれ
本日は、身強の星の中で抜群の安定感がある「天禄星」について(^^)

血気盛んな青年時代の「天南星」や、トップの器であるが為に平凡な人生とは無縁の「天将星」とくらべ、常に中庸を保つのが「天禄星」の特徴。
身強の星の方が意外に手堅く、用心深いという性質を持っていますが、「天禄星」は中でもとりわけ堅実で、人生が崩れにくいと言われています。

人の年齢で言えば「壮年期」にあたり、トップを補佐する、会社で言えば専務・常務格。
社員の様子を見ながら、社長の意向も汲み、その間に立つ人物であることから「中庸を保つ」性質が強くなるのです。

なので、この星の良さが出るのは、やはり人生経験を積んで実際にそのような立場に置かれた時でしょう。
冒険はしませんし、人生が崩れることを嫌うため地味な人生とはなりますが、このような男性を夫に持つ奥様は非常に安心して暮らせると思います。

特に晩年期に出ていたら、晩年は非常に安定した穏やかなものになるはず。

「天禄星」を中年期に持つ方が転職する事になった場合は、これまでの経験を活かし、同じような職種への転職が良いでしょう。
このような方が、いきなり人生で大きな方向転換をしようとしていたら、ぜひ止めてあげて下さい。
天中殺などで自分を見失わない限りは、大きな冒険をするような人ではありません。


また、この星には面白い特徴があり、「化学、薬学、医学の才能」があると言います。
もしも周囲で薬学部などに進まれた方がいらっしゃったら、この星をお持ちかもしれません(^^)

算命学では「理想の医師」として持つと良いと言われる星の組み合わせがありますが、その星の一つがこの「天禄星」。
もちろん、他にも必要な星はありますし、何よりも体力、知力、そして仁徳と呼ばれる他人に対する情愛の深さも必要な職業ですから、これ一つを持っていれば誰でもなれる訳ではありません。

しかし、身強の星でもあり、とても誠実で実直な星であることから、このような方がお医者様や薬剤師さんになってくださると、私たちが患者となった場合はとても心強いのも確か(^^)

「天禄星」をお持ちで「化学、薬学、医学」の世界に進もうとされている方がいたら、才能はありますので、ぜひ応援して差し上げて下さいね(^^)




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本日はコメントへのお返事のみですm(_ _)m

2015年07月01日 | 算命学 あれこれ
いつも当ブログにお越しいただき、ありがとうございます(*^人^*)

更新をお休みしている間にもたくさんの方々にお越しいただいたようで、心より感謝申し上げますm(_ _)m
本当にありがとうございます(*^^*)

ようやく状況がひと段落しましたので、もう少し更新頻度が上げられるかと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致しますm(^^)m

本日はコメントへのお返事をさせて頂きましたので、そちらへのリンクを貼っておきますね(^^)

天南星

天将星を持つ人の結婚


またのお越しをお待ちしておりますm(^^)m

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天南星

2015年06月20日 | 算命学 あれこれ
天将星のお話が続いたので、この辺りで同じ身強の「天南星」のお話を(^^)

「天南星」は、人の人生で言えば「青年期」の星。
まだまだ青臭さの残る時期ですから、「反骨精神」や「批判力」に満ちています。
なので、他に鳳閣星などをお持ちなら、ジャーナリストなどには最適の星と言えるでしょう(^^)

また、若く生命力に溢れた時期ですから、基本的には肉体が強く、逞しいとされます。
ただし、幼年期などに出た場合は「陰転」することが多く、例えばエネルギーが標準よりも多い場合など、不完全燃焼を起こしてかえって身体を壊してしまう場合もあります。

また、逆にエネルギーが低い場合などは「陰転」も良いとされます。
何故なら、「天南星」は陰転すると学問に才能が出る場合があるから。

「天将星」などには劣るとはいえ、「天南星」はエネルギーの放出口としては大きく、標準以上のエネルギーを持っていないと消耗を招きがち。
なので、肉体労働よりも、頭脳労働の方が消耗を抑えられて良いのです。

さて、この「天南星」の一番の特徴は「気の先行、体の後行」と言われます。
分かりやすく言うと、夢ばかりが先走って、現実が追い付かない。あるいは一つの事をきちんと終わらせる前に、次の事に手を出してしまう。

「天南星」は土性より生まれてくる為、“雑気”が強く、どのような仕事も出来てしまう可能性を持つと言います。
これだけ聞くと大変素晴らしいように思いますが、何でも出来てしまう人は、目的を一つに絞りにくくもなります。
この為、色々と手を出したくなり、一つの会社が傾いても、きちんと整理をすること無く次の会社を興してしまったり、前の恋人ときちんと別れる前に次の恋人を作ってしまったり。
このような状態が災いを呼ぶというのは、占い師でなくても分かります。


それでは、このような状態を避けて成功するにはどうすれば良いのか?
一番良いのは、20代、30代の間に、一度「挫折」すること。

「天南星」をお持ちで、成功者となった方は、必ず若い時期に夢破れ、挫折を経験しているのです。

例として挙げられるのが、ユニクロ(ファーストリテイリング)会長兼社長である柳井正氏や、ジャーナリストの田原総一朗氏。
柳井正さんは、最初に就職した会社を9か月で辞め、友人の家に転がり込んで「一生仕事なんてしたくないな」と考えながら過ごした時期があると言います。さらに、お父様に呼び戻されてお父様の会社に就職するものの、7人いた部下が次々と辞めて最終的に1人しか残らなかった・・・といった事もあったようです。

田原総一朗さんは、最初は作家を目指していたものの、夢破れ、大学に入りなおしてジャーナリストの道に。
しかし、その道程も平坦なものではなく、大学卒業後に受けたマスコミには悉く落ちて、映画製作所でカメラマン助手として人生のキャリアをスタートさせていますね。


このように、挫折を経験し、夢(気)が破れる事で初めて「気の先行、体の後行」の「気の先行」が止まるのです。
そして、これまで不一致を起こしていた「気と体」が初めて一致すると言います。

また、「青年期」の星だけに、どうしても若さが出てしまいがちですので、人生前半でこのように大きな壁にぶち当たるかどうか、すなわち、精神がきちんと練磨されているかどうかで、後半の人生が決まります。

精神が練磨されれば、先走ってばかりだった「気」も落ち着き、目的もきちんと定まってきます。

柳井正さんが、「できるだけ早く失敗する方が良い」「小さな失敗を積み重ねることで成功が見えてくる」と仰った言葉は、まさに「天南星」の成功者としてこれ以上ない言葉だと思います。


「天南星」をお持ちで、挫折を味わっている方。
ぜひ落ち込まず、そこから立ち上がってください。

職を持たない女性で、「結婚」での挫折を経験した方も、もちろんこの条件に当てはまります。
「結婚」という夢が破れたことで、「気と体」が初めて一致し、バランスが取れるようになるのです。

この挫折から、「運の伸び」は始まります。
次に踏み出す一歩は、「成功への第一歩」なのです(^^)




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天将星を持つ人の結婚

2015年06月17日 | 算命学 あれこれ
このブログでも何度かお話した通り、「天将星」というのは大きな特徴を持った星。
「気と体が完全に一致」する星はこれ以外には無く、その“気”の重さは他の星を圧倒します。

基本的には非常に自我が強い面がありますから、何でも自分のペースで自分の思うように進めがち。
幼い頃からそれが身についており、また本人が強いので、自分よりも弱い相手は自分に逆らえません。
なので、気を付けないと、周囲の自分に対する不満を見落としがちな面も。

結局、周囲を見渡すと、同じように強い天将星を持った人間か、逆に人に従う事に疑問や不満を持たない「身弱」の人間しかいない、という事になりがちです。

もちろん、陽転して人の上に立つ人間になるろうとする場合はこのような状態は望ましくありません。
世の中の多くの人は「身中」ですし、人望を得て何かを成そうとするなら、あらゆる人に頼られる高い人間性が必要となるからです。

ただし、これは社会生活でのお話。

「結婚」となると、一般的な適齢期は、まだまだ自己練磨の十分でない若い段階です。
しかも、配偶者とは本音でぶつかり合うべき相手ですから、非常に未熟で粗削りな強さをぶつけられても、へこたれない相手というのが重要。

つまり、天将星を持つ人は、誰とでも結婚できる訳ではないのです。

算命学では、天将星を持つ人は「身強」あるいは「身弱」の人間としか結婚しないと言われます。
「身中」の人間と組むことはまず無いですし、自然の法則からも外れているので、万が一結婚したとしても長続きしません。

特に、天将星を持つ女性の場合、相手の男性には最低でも1つの天将星があり、全体の力量も男性の方が上である方が良いとされます。
できれば、男性側が天将星を二つ持つくらいが理想。

(もちろん、日干土性(戊、己)の「天庫星」を持つ人や、鳳蘭局の人、「天禄星」を二個持つ人など、いわゆる「隠れた天将星」もこの「天将星」として数えます)

お互いに引かない強さがあるので夫婦喧嘩になった場合はかなり激しい喧嘩になりますが、強い者同士にはそれが丁度良いのです。
いつも喧嘩が余りにも激しくなるため、口を利かなくなる場合もあると言いますが、お子さんがいらっしゃるご家庭でこれをやってはいけません。
もちろん、お子さんがいないとしても、きちんとコミュニケーションは取るべきです。

夫婦と言うのは、自己を練磨するための一番の修行相手。
感情的に自我をぶつけ合うだけでなく、冷静になって引くことや、譲ることも覚えましょう。
自己主張も良いですが、相手の立場になって、相手の感情を思いやる気持ちも大切です。

人のペース、人の歩調に合わせられる器がなければ、本来天将星が備えているはずの「人を教え育てる才能」は開花しません。

自分の姿を鏡に映して冷静に見つめるのと同じで、自分と同じくらい強い配偶者とぶつかり合う事は、とても良い学びになります。
この意味でも、天将星を持つ女性は同じ「天将星」を持つ男性と、天将星を持つ男性の場合は、「身強」の女性と(男性の方が少し力量が上の方がバランスが良いです)結婚するのが良いと言えるでしょう。

これからご結婚を考えている天将星をお持ちの方は、参考になさってくださいね(^^)




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隠れた天将星 - 補記

2015年06月16日 | 算命学 あれこれ
最近、「天将星」に関する記事を読んで下さる方が多いようです。
いつもありがとうございます(*^人^*)

前回の「隠れた天将星」で書いた例の他にも「隠れ天将星」がもう一つありましたので、そちらの補足を(^^)

「隠れた天将星」

「身強」と呼ばれる十二大従星は「天将星」「天禄星」「天南星」の三つ。
この中でも、やはり「天将星」は別格です。

「天禄星」は次点ですが、「常に中庸を保つ」という特徴があり、非常に堅実で実直な星。
「天将星」が「平凡を望んではいけない」と言われる波乱含みの星であるのに対し、「天禄星」は「動乱期には活躍が薄く、大きな人生の転換には向かない」と言われるほど「安定志向」の星。

二つとも非常に強い星ではありますが、その方向性は真逆と言っても良いかもしれません。

ただし、この「天禄星」を二つ持っている方は、話が別。

“「天禄星」の重複は「天将星」とみなす”、すなわち、陽占に「天禄星」を二つ持っている場合は、「一つ天将星を持つ」と考えるのです。

以前もお話しましたが、算命学に「引き算」はありません。
このような方は、「天禄星」を持ちながらも、「天将星」も持っているとみなすのです。

この「天禄星」の重複という「隠れた天将星」をお持ちの方は、元来身強の方。
「変化帝王」とは異なり、元々強い部分がさらに強化されるため、相当な強さとして出ると考えて良いでしょう。

このような方は、ぜひとも自己練磨を忘れないようにしてください。
「若い内の苦労は買ってでもしろ」という先人の言葉通り、青年期、中年期にきちんと苦労をしておけば、その能力が必要とされるとき、必ずその苦労が生きてきます。

集団のトップに立った時、信念を貫く強さとしての頑固さは必要です。
ただ、どうでも良い時に自己主張ばかりして周りを振り回す我の強さは、単なる我がまま。
そのままでは人がついてこないため、本来大将星であるのに、決してトップには立てないのです。

陽転した天将星は情があり、人育ての上手な星となりますが、そこに至るまでには相当の人間性の向上が不可欠と覚えておいて下さい。
天将星としての真の役目を果たすには、この自己練磨、人間性の向上は欠かせないのです。

明日は、天将星を持つ人に釣り合う結婚相手についてお話したいと思います(^^)



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