どうぞ良いお年を(*^_^*) 2014年12月31日 | 算命学 あれこれ 今年は、たくさんの方に当ブログにお越し頂き、本当にありがとうございましたm(*^_^*)m 今日と明日、算命学話はお休みいたします。 寒くなるようなので、どうぞお風邪など召さぬよう、お気をつけ下さいね(^ ^) どうぞ、良いお年をお迎え下さい(*^_^*)
羽生結弦選手の2014年 その2 2014年12月30日 | 算命学 あれこれ 本日は、羽生結弦選手の2014年がどのような年だったか、見ていきましょう。 大運と年運は以下の通り。 【大運】 20~29歳 戊寅 調舒 天極 (東方半会) 【年運】 20歳 甲午 玉堂 天禄 (西方 破)(中央 冲)(東方 大半会) まず、彼は2旬目の20~29歳の大運に入っていたと考えて良いでしょう。 (大運は多少ズレることがあります) この大運に出ている「調舒星」がポイント。 「調舒星」は直訳すると「ロマンチックな孤独」ですが、他の人より抜きん出て スターになることを暗示する星でもあるのです。 しかも、東方半会で、仕事における前進とも出ていますから、 この大運で彼が成功を掴み、世界的スターとなる「気」が整っていたのです。 そして、今年の彼の年運。 東方は「大半会」です。「大半会」は異次元融合と言われ、運が強烈に上がるあまり、 足が地から浮くほどと言われます。 おそらく、今年は少しふわふわして地に足が着かない感じがあったのではないでしょうか? それでも肝心なところでは成果を出し、勝負強さを発揮したのはさすがと言えます。 オリンピックで金メダルを取り、グランプリファイナルにもまさかの出場を果たして優勝するなど 大躍進と言える前進を遂げたのは、やはりこの「大半会」の並外れた「まとまる力」。 背景にあった大運の「気」も素晴らしく整っていて、本人のモチベーションも充分と、 かなり条件は揃っていました。 もちろん、それを支えるご本人の熱意と練習量は言うまでもありません。 さて、こんなに素晴らしい仕事運にも関わらず、中央が「対冲」で壊れているのが 気になった方もいらっしゃると思います。 こちらは、彼の「立場」。 中国大会で負傷した後の強硬出場は大きな話題となり、賛否両論の嵐だったのは 記憶に新しいと思います。 彼自身は、アスリートとして負けたくない一心で出場しただけで そのことで彼の周囲の人間が責められるなど、思ってもいなかったでしょう。 「彼を出場させた」として責められたのは、彼にとって大切な人々だったはずで、 彼が周囲の人々に対して「立つ瀬がない」と思った時期があったのは確かだと思います。 中央の「対冲」はこの「立場」の破壊現象のように思います。 天剋地冲が廻っている時ほどではないと思いますが、自分の立っている足元が 壊れて不安定なのは落ち着かないもの。 西方の「破」も心の微動を表し、周囲は気付かないものの、ある種の葛藤を抱えた状態を表します。 この年運の諸条件を考えると、羽生選手は、今年、精神的な落ち着きの無さや 不安をずいぶんと抱えていたのかもしれません。 ただ、芸術家にとって、葛藤は糧となるもの。 もしかすると、彼は氷上での自己表現にこの葛藤を最大限生かし切ることで 芸術性を高め、だれも追いつけない領域にたどり着いたのかもしれません。 また、「破」がある年は、彼の宿命の「旺気刑」の現象が倍化する年。 もともとの勝負強さが2倍になると考えると、とことん勝負運に恵まれていたのも 納得がいきます。 さて、これからの羽生選手のお話も、少しだけ。 まずは次の3月の世界選手権。 2月より算命学で使用する暦でも2015年に入るので、年運は変わります。 東方に「破」があり、3月の月運が「旺気刑」ですので、おそらくここでも 彼の勝負強さは健在なのではないでしょうか? ただし、来年気になるのが中央に出ている子-未の「害」。 この「北方害」は腎臓、膀胱などの病気の他に、骨や筋のトラブルも暗示します。 しかも、「破」はこの「害」も現象を倍化させてしまうのです。 この害は「隠遁害」と呼ばれて、実際に症状が出るのは翌年の2016年になる 可能性が高いですが、その原因は2015年にあるはず。 現在も疲労が溜まって入院していますし、無理がたたって腎臓を壊す人もいます。 また、疲労を無視して練習を重ねると、ケガの心配もあります。 もう一つ気になるのが、東方に出ている「庫気刑」。 暗示されているのは「目上とのトラブル」。 礼儀正しく、可愛げもある羽生選手がこのようなトラブルを起こすことは 想像しにくいですが、宿命に持っている「旺気刑」は、もともと人と争うことを ためらわない性質のもの。 勝負にこだわるあまり、彼の体調を気遣う人々と真っ向から意見がぶつからないか 少し心配ではあります。 このような年に目上と衝突してしまうと、それは大きなトラブルへと発展し、 体調を崩すほどのストレスとなって羽生選手を襲うでしょう。 一番嫌なシナリオは、この「庫気刑」のストレスが原因となって「害」となり、 翌年に大きな体調不良、あるいはケガという現象が出る事。 今でもコーチのブライアン・オーサー氏は羽生選手の練習のし過ぎを 心配しているそうなので、2015年は素直にコーチのアドバイスを聞いて 無理せず、体調優先で過ごしてくれることを、切に祈るばかりです。
羽生結弦選手の2014年 その1 2014年12月29日 | 算命学 あれこれ 年末ですし、今年話題となった方を占ってみたいと思います(^^) 今年、とにかく話題の人であったフィギュアスケートの羽生結弦選手。 1994年12月7日生まれの彼の星は、以下の通りです。 丁 丙 甲 戌 卯 子 戌 申 亥 乙 癸 辛 酉 │玉堂星│天印星 ───┼───┼─── 龍高星│車騎星│禄存星 ───┼───┼─── 天胡星│石門星│天馳星 彼の日干支は「香木」と呼ばれ、他に「壬」があると香気が増して 香りが広がって知れ渡り、「名誉を得る」と言われます。 一見どこにも「壬」が無いように見えますが、彼の命式には 「丙」と「辛」があるので、これらが干合(暗合)して 「壬」と「癸」に変化します。 日干の「丁」とこの「壬」からは「牽牛星」という名誉の星が生まれ 彼に名誉をもたらすのです。 本来、この暗合による変化は20代ではまだ少々早すぎますので、 この「名誉」とは「金メダル」を指すのではなく、40代以降、 スケート連盟などの組織において名誉職に就くことを暗示しているように思われます。 では、何が彼に金メダルやその他の大きな騒動をもたらしたのか。 まず、特筆すべきは、彼が幼いころからフィギュアスケート一本に絞って その才能を伸ばす教育を受けてきたこと。 彼はエネルギー値が145と男性としては低く、マルチ型の才能ではありませんが 脇目も振らずに好きなことを徹底してやる集中力は目を見張るものがあります。 また、行動領域も一領域と非常に狭く、卯-戌の「支合」という融合条件を持つ人には ストレスの多い領域の狭さです。 ただ、この狭さは芸術などの狭い領域で大きな成功を掴むタイプでもあるのです。 この成功の為には幼いころから一つの才能だけを伸ばす教育が必要と言われ、 彼はまさにこの道を歩んできたと言えるでしょう。 彼の才能の扉が開いたのは、彼が13歳の時。 ジュニアでも順調に成長してきて、一気に彼を成功へと羽ばたかせたのは 皮肉なことにあの大震災で故郷を早く離れざるを得なかったという事実。 戌亥天中殺の方は故郷や家系から遠く離れて運をつかみます。 元々、戌亥天中殺が陽転しやすい命式ではありますが、おそらく本人も周囲も あれほど早く離郷せざるを得なくなるとは思っていなかったでしょう。 その後も海外に練習拠点を移しましたが、彼にとって幸運だったのが 彼が「龍高星」の持ち主だったこと。 いくら故郷を離れた方が良いとはいえ、異文化に馴染めるかどうかは別の話。 「龍高星」を持っていることで、彼には異文化がストレスとはならず、 世界で生活することが苦ではありません。 それでは、彼がフィギュアスケートでここまで才能が発揮できた理由ですが。 まずは、身体を動かすことが得意な「車騎星」はアスリート向きの星。 優しいスマイルの印象的な羽生選手ですが、中身は闘争本能の強い、さっぱりした男っぽい人。 じっとしていられないタイプなので、練習熱心でもあります。 さらに、ゴルフのタイガー・ウッズ選手などが持っている、争いごとに強い「勝負師」の 証しである子-卯の「旺気刑」を持っており、さらに現象を強める「龍高星」「車騎星」 まで持っている為、勝負強さは並外れています。 本番で見せる強い眼差しや負けん気は、この辺りから来るものでしょう。 ただ、男っぽく勝負強いだけでは、美しさを競う競技でもあるフィギュアスケートで 成功することはできません。 まず、「天印星」という赤ちゃん星の持つ可愛らしさは、あのスマイルを見れば 誰もが納得するでしょう。 「天胡星」は芸術性の高い星。音楽を完璧にとらえる繊細な感性や 美しい身のこなしはここから。 「天馳星」はこの場所に出るとスター性が表れます。 また彼の才能が集中しているのは、大きな引力を持つ「禄存星」。 芸能人やタレントなど人気稼業には欠かせない星で、誰もが彼に目を奪われます。 しかも、これが「龍高星」と組み合わさると色気を発し、「石門星」と 組み合わさると、カリスマ性が出るのです。 これらの星の組み合わせが強烈な引力となって見る人を惹きつけ、 世界中のファンを熱狂させているのです。 それでは、2014年という年が、彼にとってどのような年だったか。 ちょっと長くなってしまったので、明日の「その2」に続きます(^^)
人生におけるチャンスの捉え方 2014年12月28日 | 算命学 あれこれ 自分の人生におけるチャンスがいつやってくるか。 それを知っておくと、夢のある人や、実現したい計画のある人は どこで勝負すれば良いかを知る、ある程度の目安になりますよね(^^) 細かい勝負時はまた別の機会に譲るとして、大きなチャンスの おおまかな時期は、「大運」(10年運)に出てくる 「十二大従星」で分かります。 下の図をご覧ください。 一般的に、人生には大きなチャンスが3回あると言います。 黄色く表示された「天将星」「天庫星」「天貴星」が廻る大運が まさにその「大きなチャンス」が廻る時。 宿命などによっては1-2回しかチャンスが無い人もいますから ぜひ、その大きなチャンスを無駄にしないようにしてくださいね(^^) 今は特に大きな夢など無い、という方も、近い将来このチャンスが訪れるのなら 自分が本当に何をしたいのか、ぜひじっくり考えてみて下さい。 コツコツと準備をしておけば、大きなチャンスが掴めるかもしれませんよ(^^)
本物の天才の見分け方 2014年12月27日 | 算命学 あれこれ さて、本日のお話は「天才」について。 「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人」ということわざを お聞きになったことがあるかと思います。 実は、一見天才と思われながらも、将来「只の人」になってしまうタイプと 「本物の天才」とは、算命学の星も異なるのです。 「ただの人」タイプがどのような人か説明する前に、まず「変剋律連運」についての お話をしなければなりません。 「変剋律連運」とは、10年運である「大運」に特殊な干支(正式には「異常干支」と呼びます) が20年~30年続けて出ている一連の大運のこと。 本人の宿命に「異常干支」が無ければ、「大運天中殺」扱いをする特別な「連運」です。 この「変剋律連運」が1歳~18歳の初年期に出ている場合は「天才型」とされ、 おそらく「神童、才子」と呼ばれるような才能を若い時期に発揮するはずです。 ただ、この才能発揮は「変剋律連運」が終わると同時に終わってしまい、 ことわざの通り、「二十過ぎれば只の人」となってしまうのです。 これに対して、「本物の天才」は、初旬と呼ばれる最初の大運で、 東に大半会を所有しています。 実はアインシュタインやホーキング博士の星を見てみましたが、 これには該当していないのがちょっと意外でした。 この初旬東方大半会を所有していた有名人で該当したのが「太宰治」。 彼は、本物の天才だったのですね(^^)