玉陽庵 算命学ブログ

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生月天中殺 - その2

2015年02月28日 | 算命学 あれこれ
さて、昨日のお話の続きです(^^)

昨日、社会に出て働いていらっしゃる生月天中殺の方は、主流派の流れに乗りにくく、所属する集団からは応援を得られないというお話をしました。
それならば、結婚して専業主婦をしている女性は大丈夫なのか、と言いますと。

これが厄介なことに、旦那様の方に生月天中殺現象が出てしまいます。
天中殺現象とは基本的に「陽」の方に出やすいという特徴があり、夫婦であれば、社会に出て働いている夫に出やすいのです。

まだ結婚前の女性で生月天中殺があるという方は、結婚相手を選ぶ際、「生月天中殺」あるいは「生年天中殺」をお持ちの方が良いという事を覚えておいて下さいね。
お相手がこの宿命天中殺をお持ちの場合、妻の生月天中殺の現象が夫に出ることはないと言います。

宿命天中殺をお持ちの方は、宿命天中殺同士の結婚が基本的には最も相性が良いと覚えておくと良いでしょう。


さて、昨日も述べた通り、生月天中殺の方は社会の主流からはみ出しがちではありますが、成功者にもなりやすいという特徴があります。
実社会では苦労も多いですが、主流からはずれて思い切って我が道を行くと、成功者となる場合があるのです。

このように、「亜流」を進むことは「生月天中殺」にはむしろ自然なこと。
もともと主流には馴染まない性質をお持ちですから、「亜流」に進むことで生き生きと輝き、人生も安定します。
余計な摩擦も避けられますから、忍耐も必要なく、自分の好きに生きることができるでしょう。

それでは、「生月天中殺」の人が主流にとどまり、忍耐し続けて実直にサラリーマンなどとして勤めあげた場合はどうなのか?

確かに「主流」にとどまることは“不自然”ではありますから、大きな苦労は避けられません。
普通の人間が苦労を避けるために「主流」や「体制側」にとどまるのとは全く違い、「生月天中殺」にとって、その道は正に「いばらの道」。

ただ、万が一そのような道を歩まれ、勤め上げた方がいらっしゃった場合、我々はその方を賞賛します。
なぜなら、その「いばらの道」こそ、「因縁浄化」の道だからです。

実は「生月天中殺」は一種の因縁。
ご先祖のどなたかが天中殺で結婚するなど、不自然な家庭を築かれた事が原因とされています。
非常に浄化するのが難しく、大抵、その因縁は孫の代に引き継がれて行きます。

この因縁を浄化する方法こそが、「真面目に実直に、一つの仕事を最後まで勤め上げる事」。
しかも、出世をしたり、富や名誉を得ると、因縁浄化とはなりません。
つまり、成功者となると、この因縁浄化は失敗、ということになってしまうのです。


亜流に進み、我が道を貫いて成功者となること。
主流にとどまり、いばらの道を突き進んで因縁浄化をすること。

どちらの道に進んでも、決して間違いではありません。
ご本人が魂から望んだ道ならば、それが正解。

どちらの生き方を選ぶのかは、ご本人次第なのです。




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生月天中殺 - その1

2015年02月27日 | 算命学 あれこれ
本日は「宿命天中殺」の一つ、「生月天中殺」のお話(^^)

以前、俳優の西島秀俊さんを取り上げた時にもサラっと触れた事がありますが、覚えていらっしゃるでしょうか?

運気上昇の前の“かがむ”時期

おさらいで、西島さんの陰占を簡略化して見てみましょう。

  癸 辛 辛
寅 丑 卯 亥 
卯       


西島さんは「寅卯天中殺」の方。
そして、生まれた月も「卯月」なので、「生月天中殺」と言うのです。

西島さんの「心」を表すのは日干「癸(きすい)」ですが、彼の「立っている場所」はこの月の十二支である「卯」の場所となります。
この場所を、算命学では「月支元命(げっしげんめい)」と呼び、この立っている場所から社会に出て行くことから、非常に重要な場所とされています。

この「月支元命」に天中殺がある、という事は、社会に面している場所が「虚」である、ということ。

ここからどのような現象が起きるかと言いますと、「時代と社会にうまく溶け込むことができない」という現象が起きてきます。

男性や、働く女性は環境や時代の創り出す変化に乗りにくく、どうしても属している集団から応援を受けられないのです。

例えば、会社の主流派がある流れを作り出している場合、大半の社員は、その流れに乗っていきます。
その流れに乗って出世を企む人も、長いものに巻かれるのを良しとする人も、本心ではその流れに疑問を持ちながらも様子見をしようとする人も、それぞれの思惑は違えども、大きな流れに逆らう事はしません。
1人で流れに逆らっても、何の得にもならないのを分かっているからです。

それでは、「生月天中殺」の方は、どうするか?

その流れがどんなに大きなものであろうと、自分が納得いかなければ、その流れに逆らってしまいます。
改革精神が旺盛でもあるので、むしろ流れが大きければ大きいほど立ち向かってしまうでしょう。

このため、周囲の目からは変わった人、非常識な人と捉えられ、自然と社会からはみ出してしまうのです。


一つ覚えていて頂きたいのは、この特徴が、必ずしも「社会における不運とは結びつかない」という事。

「人と同じ」では、成功者にはなれません。
成功者には、むしろ偏りを持つ人も多く、人とは違っているからこそ成功するとも言えます。

また、先ほど述べた通り、「社会に面した場所が虚」である「生月天中殺」は、
普通の人が持つ運の上下の「枠」が無く、実は「大運天中殺」が生涯続く人、とみなされるのです。

ある意味、「生月天中殺」の人は、「いつでも“陽転”できる人」。

“社会のはみ出し者が成功なんてできるの?”と思った方のために、一番の例を。

こちらの星は、元総理大臣の小泉純一郎さんの星。


  辛 辛 辛
子 酉 丑 巳
丑 

彼も、見事に「生月天中殺」の人。
ある程度以上のお年の方は覚えていらっしゃるでしょうが、彼は総理大臣になるずいぶん前から郵政民営化を主張していて、自民党の中でも「変人」として有名でした。
総理大臣になってからも自らが所属している「自民党をぶっ壊す!」と言い、自民党の内部からはあらゆる反対を受けていたはずです。

それでも国民の人気は絶大で、総理大臣を5年にも渡って務め、平成では最長の長期政権を保ったのです。
所属する集団における「変人」であろうとも、見事な成功者となれる好例ですね。



少し長くなってしまいましたので、明日は社会で働いていない主婦の方が「生月天中殺」をお持ちの場合はどうなるか?
また、流れに逆らわず、成功もせず、平凡に生きた場合はどうなるのか?についてお話したいと思います(^^)




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守護神とは

2015年02月24日 | 算命学 あれこれ
算命学で「守護神」という場合、実は、「幸運を運んでくる神」
という意味ではありません。

「守護神」とは、言うなれば、“バランサー”。
その人のバランスを取ることにより、「運の安定を保つ」ものなのです。

守護神は幸運の時は、運を安定して伸ばしてくれますし、
不運の時は不運を最小にしてくれるもの。

例えば、総合エネルギー値が人生で最も低い値になっているような場合でも
守護神が廻っていれば、おそらく命に別状はないだろう、と判断したりします。

また、その人の守護神が「透干」と言って天干にある場合、
又は蔵干にある場合、まったく無い場合、その人の「運格」がどの程度なのか
という目安にもなります。

昨日お話に出た堂本光一さんの例で見てみましょう。

彼の陰占はこちら。


  戊 甲 戊
戌 辰 子 午 子
亥 戊 癸 丁 丑
  乙
  癸

今日は、特別に日柱のすべての蔵干も書いてみました(^^)

堂本光一さんは「戊辰(ぼどのたつ」日生まれの人。
本来、この生まれの人は若年期よりも中年以降に成功しやすい、と言います。

「戊」とは、山の事。
山は、本来たくさんの樹木が生い茂っている姿が良いとされます。

彼の日柱全体を見ると、「戊」の山が二つ。
「癸(きすい)」という川が一つ。
そして、「乙(おつぼく)」は草です。
「辰」は湿った春の土。

これを全体としてまとめると、若い草木の生えた山が連なり、
その山合から川が流れている画が浮かびますね。

山が理想的な姿になるためには、若い草木が立派な樹木へと育つ必要が
ありますから、やはり年月がかかります。

だからこそ、若年期よりも中年以降の運、とされているのです。

しかし、堂本光一さんは若い内に成功されました。

これはひとえに、月干にある「甲(こうぼく)」のおかげ。
「甲」とは立派な樹木のことであり、彼の「山」には
初めから立派な「樹木」があったのです。

これが蔵干にあれば時間がかかりましたが、幸いなことに
天干にあったため、若いうちから成功を掴めたのです。

もちろん、彼の守護神は「甲」という事になり、
本人を示す「戊」を剋していますから、これは「受剋守護神」、
すなわち自己を厳しく鞭打つ「努力型の生き方」が吉となります。

また、位置的には「南」の位置ですから、自分の目下や若者を
伸ばすことが良いとされますし、「甲」から出てきた
「車騎星」を生かす生き方、すなわち休みなく働き、
前進し続ける生き方をしていると、運が崩れないのです。


こう書き出してみると、改めて彼の運が安定して伸びている理由が
分かりますね(^^)

このように、運を安定して伸ばそうとするなら、守護神を生かした
生き方が一番。

ただし、守護神を取るのは実は容易ではありません。

六十干支それぞれの性質を良く知っていなければ守護神は取れませんし
五行のバランスについての知識も持っていなければなりません。

守護神を取る難しさについては、また後日、お話できればと思っていますが
ご自分の守護神をお知りになりたい方は、ぜひ、プロの方に相談してみて下さいね(^^)



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強烈な集中パワーを持つ人

2015年02月23日 | 算命学 あれこれ
本日は、昨日の続きで、堂本光一さんのお話です(^^)


昨日お話した通り、彼の働き盛りには大運天中殺もなく
(正確には92歳からありますが、移動しないので陽転しません)
何らかの「格」に入っている訳でもありません。

さらに、驚いたのは彼の陽占。



    貫索星 天将星

貫索星 司禄星 玉堂星

天南星 車騎星 天報星


人を惹きつける禄存星やフェロモン星の天恍星が
ある訳でもなく、表現者である芸能人が必ず持っている
調舒星や鳳閣星も見当たりません。

一見すると、非常に芸能人らしくない星。

堂本剛さんが初めて出会った彼の印象を「まじめ腐った奴」だと
思ったと語っていましたが、その印象の方がしっくりくるほど。

また、光一さんに関する記事を読んでいると、非常にプロ意識が高く、
「演者」ではなく「スタッフ」側の目線で番組進行などを考えているという
お話が出てきます。

自分の魅力をいかにアピールするか、自分の個性をどう伝えるか
を考えるのが普通の芸能人ですが、番組全体をどう見せたら
ベストなのかを真っ先に考える彼の姿勢は、星と照らし合わせると
非常に納得の行くものがあります。

頭が良くて仕事熱心、一つ一つの仕事が丁寧で、手を抜かない職人気質
とでも言うべき彼の特徴は、その仕事に十分生かされていると言えるでしょう。

中央の主星「司禄星」も、コツコツと積み重ねていく努力星。
主演ミュージカルの「SHOCK」シリーズで日本のミュージカル単独主演記録1位
を達成するという偉業も、彼のこの星が輝いているからこそ。
もちろん、周囲を引っ張る大将星である「天将星」も輝いているのでしょう。


しかし、これだけではいまだに「王子」扱いされる彼のカリスマ的な魅力を
説明することができません。


実は、世の中にはある種の強烈な「集中パワー」を持つ方々が
いらっしゃいます。
この集中パワーで「人の気」を集め、伝説的と言えるようなカリスマ性を
発揮するのです。


例を挙げると、ジャクリーヌ・ケネディー・オナシス、
エヴィータ(エバ・ペロン アルゼンチンの元ファーストレディー)、
グレース・ケリー 元モナコ大公妃など。


実は、光一さんの星はこのグループの方々が共通して持つある特徴を
持っていて、中でもグレース・ケリー 元モナコ大公妃の星に
とても似ているのです。


グレース・ケリーさんの陽占はこちら。


    龍高星 天極星

貫索星 司禄星 玉堂星

天禄星 禄存星 天恍星


ヨコに並ぶ貫索星、司禄星、玉堂星の配置がそのまま同じです。
また、陰占はここでは省略しますが、宿命天剋地冲と半会をお持ちなのも同じ。

グレース・ケリーさんは元々ハリウッドの大スターでしたから
さすがに禄存星と天恍星という星をお持ちですね。
また、大運天中殺もお持ちでした。

ただ、昨日お話したように、彼自身は持っていなくても
運命共同体の堂本剛さんが大変な大運天中殺をお持ちなので
彼自身もその影響を受けています。

さらに、このグループの方々に共通するのは
「相対的に美形である」という特徴。

この点は、ここで論じるまでもありませんね。


堂本光一さんご自身は非常に努力家で、努力で運を引き寄せる
強いものもお持ちですが、それに加えて、天性の人を気を集める
強烈なパワーをお持ちだという事。

ご本人は、人に愛されたい(禄存星)、寂しさを紛らわしたい(天恍星)といった
普通の芸能人が持つ“動機”をお持ちでないので、いたってクールですが
彼に集中する人気は絶大。

ご本人はちやほやされることが目的なのではなく、良い“仕事”を
するのが目的でしょうから、「王子」と呼ばれることも
おそらくは他人事に近い感覚だと思いますが
人の気の集中の仕方が尋常ではないため、そこにはカリスマ性が
出てきます。

一見地味にも見える彼の宿命も、この特徴を生かしたことで
芸能界における確固たる地位を得る事ができたのでしょう。

ちなみに、グレース・ケリーさんをはじめ、このグループの方々がどなたも
「ファーストレディー」や「プリンセス」となったことを考えると、
彼が「王子」と呼ばれてしまうのも不思議ではないのかもしれませんね(^^)



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算命学教室 4月生募集 (第2日曜クラス 締切りました)

2015年02月22日 | 算命学講座
算命学教室の4月生を募集しておりましたが、
募集定員に達しましたため、第2日曜クラスの募集を
一旦締切らせていただきます。

お申込み、ありがとうございましたm(^^)m



 ◆コース      月1回 (毎月第2日曜日)

 ◆時 間      13:15~17:15
            (途中ティータイム、フリートークあり)

 ◆授業料 入門費  \5,000 (初年度の初月のみ)
      月 謝  \8,000
      教材費  \2,000/年 (各年度の初月のみ)
      場 所  横浜市青葉区美しが丘1-12-24 
           たまプラーザ駅前通り商店会内
           「あおばフレンズ」にて
           (東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5-6分)

 ◆カリキュラム   こちらをご覧ください。


 ◆申し込み締切   3月12日(木)  締切りました



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