玉陽庵 算命学ブログ

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陰道占技

2014年11月30日 | 算命学 あれこれ
算命学の占技の一種で、生年月日を用いた星出しをしないものに
「陰道占技」と呼ばれるものがあります。

どのようなものかと言いますと、「芸術家」であったり、「企業家」であったり、
特定の職種で成功する人はどのような人か、という諸条件があり、
そこにどれほど当てはまるか、という占技です。

中には、「仏商」などという職業まで、この占技には含まれるのです。

この占技は星出しをしないので、勉強をしている方にはあまり人気がないそうなのですが
「なるほどな~」と納得の行く条件がある反面、かなり意外な条件があったりして
お教室の生徒時代の私は興味津々でした(^^)

今でもよく覚えているのは、「芸能人・タレント」の陰道占技。
(芸術家は、別の分類になります)
家庭環境や、本人の性格など、諸条件があるのですが。
一つ、非常に興味深い条件があるのです。
それが、「結婚後、共働きをしない」という項目。

俳優さんやタレントさん同士の結婚は、良く目にしますよね。

この陰道占技の通り、実際にどちらかが活動を思い切って控えたり、
引退した場合、芸能界に残った方が活躍の幅を広げていると思いませんか?

すぐに思い浮かぶのが、山口百恵、三浦友和夫妻。
他にも、鷲尾いさ子、仲村トオル夫妻や、山口智子、唐沢寿明夫妻。
いずれも奥様が引退したり、活動を極端に控えている例ですが、
旦那様はどなたも名優としての確固たる地位を築いておられます。

逆に、タレントさん同士で結婚し、二人でタレント活動をしようと頑張っても
二人共どんどん仕事が減っていく例は、皆様も数多く目にしていると思います。

私もあまり芸能情報に明るい方では無いのですが、良い役者さん同士の結婚などを
報じられるたび、この陰道占技を思い出してハラハラするのです。

才能溢れる二人のどちらかが活動を控えるのは惜しいでしょうが
共倒れして二人の才能がつぶれてしまっては元も子もありません。

お互いの為にも、「共働き」という選択は避けてほしいと願うばかりです。

双子について

2014年11月29日 | 算命学 あれこれ
かなり前ですが、「同じ生年月日の人」でも、運命は異なるとお話したことがありました。
両親、兄弟姉妹など、生まれ育つ環境が違うと、人格も運命も違ってくるのだと。

それでは、同じ両親、兄弟姉妹を持ち、家庭環境の同じ双子はどうなるのか?

実は、算命学では双子や三つ子(理論上「双子から十三人子」まで)を占う技法があります。
このように専用の技法が存在することは、もちろん双子の運命は全く同じではない
ということなのですが。

本日の本題はこの点ではありません。

実は、面白い事に、この判断のポイントが「特殊な干支」なのです。
つまり、双子にはある種の特殊性があって当然だという前提があるのです。
(もちろん、本当に持っていなくても判断する別条件は存在します)

確かに、一人で生まれてくる子供の数に比べれば、双子、三つ子で生まれてくる子供の数は
少ないでしょう。
だからと言って、少数派=特殊性と結びつけるような、単純な思想から出てきた技法とは思えないのです。
おそらく、古代の人々は、双子、三つ子を何らかの特別な役割を帯びた者だとみなしていたからこそ
このような前提条件があるのではないでしょうか。

丁度この部分をお教室で習っていた時、恩師がふとこぼした言葉を、良く憶えています。
「最近、双子でこの「特殊な干支」を持っていない子が多いのよ」と。

一体、なぜこんな現象が起きているのかは、想像するしかないのですが。
個人的には、今の晩婚と高齢出産が原因ではないか、と思っているのです。

算命学で、その人の「宿命」の中に「何人の子供がいるか」ということを
見ることができるのですが。
おそらく、2人以上のお子さんが宿命の中に存在する方は、多いと思います。

このような晩婚化が進む前ならば、20代前半に結婚して子供を2-3人産む事は
珍しくなかったですから、その「宿命の子供」をすべて産むことは、それほど難しいことでは
なかったはずです。

ただ、昨今では、3人兄弟も珍しくなりつつあります。
昔は少数派だった一人っ子も、かなり多くなっていますよね。

ただ、それは本心から望んでのことではなく、もっと若ければ体力もあったし、
周囲の援助も期待できて、もう一人産んでいたかもしれない。
そんなケースが、多いように思うのです。


もちろん、ここからは私の想像に過ぎないのですが。
どうしてもその家族と縁があって生まれてくるべき下の子供が、出産時の年齢や経済的理由などで
両親から産んでもらえそうもない時。
それならば、と、上の子の出産に便乗してお腹に入り、本来なら年の離れた兄弟姉妹であるべき
上の子と下の子が、双子として生まれてきているのではないか?

そして、本来は双子ではない二人なので、双子としての特殊なお役目も無く、「特殊干支」も
持たない子たちが多くなってきているのではないか・・・?


もちろん、立証などできるはずのないことですが、町で可愛い双子ちゃんを見かけるたび、
こんな想像が膨らんでしまうのです(^^)

国家を占う

2014年11月28日 | 算命学 あれこれ
算命学は、元は為政者に仕えるいくつかの家族が口伝の形で伝えてきたものでした。
なので、身近な処世術だけでなく、国家単位の占いも含まれています。

現在は、憲法制定の年を国の「誕生日」とみなし、そこから占いをします。
国家の占い方は独特で、誕生の年を西、10年後に北、さらに10年後は東、と、
10年ずつ方位を変えていきます。
その10年ごとに、平和期や動乱期など、国家がどのような状態にあるかを見るのです。

その中で、ちょうど「北東」の位置を国家が通過する年を、「鬼門通過」の年と言い
国家に大事が起こるとされています。

私がお教室に通っていた2011年当時、数年前から、ずっと恩師から
言われていたことがあるのです。

「日本は2012年が鬼門通過の年だから、前後の3年間は要注意」と。

もうお気付きの方が多いと思いますが、2011年、日本は東日本大震災という
未曽有の天災に直面しました。
恩師のお話を覚えていた皆が戦慄を覚えたのは言うまでもありません。

日本のお話と同時に、韓国、中国の鬼門通過の時期も教えていただきました。

韓国は日本の1年後。中国は日本の7年後。

韓国の鬼門通過は2013年ですから、その前後1年ずつが要注意期間。
案の定、2014年、あの痛ましい沈没事故が起きました。

中国は、2019年、早ければ2018年に大事が起きると思われるので、隣国として
注意深く見守る必要があるでしょう。

このような「鬼門通過」を経て、国家がたどり着くのは平和期です。
日本も、ようやくそちらに向かいつつあるのですが。

実は「憲法」を変えると、その時点で、国家はスタート地点、つまり動乱期に逆戻りするのです。

「憲法改正」の内容の是非については、私は語る立場にありませんので置いておくとして。
鬼門通過をようやく乗り越え、せっかく手が届きかけている平和と安定は
この「憲法改正」をすると、私たちの手からすり抜け、遠くに行ってしまうのだ、
ということだけは、算命学の観点から述べておきたいと思います。

「素人判断」は危険です。

2014年11月27日 | 算命学 あれこれ
最近、このブログ内の過去記事を読んでくださる方も多いようですね(^^)
つたない文章をお読み頂き、本当にありがとうございます(^人^)

色々とお読みいただいている方はお分かりかもしれませんが、
実はこちらのブログでは、「よもやま話」はしていても、あまり具体的な
お話をしていない場合が多いです。

例えば、「霊感干支」のお話でも、実際にどの干支が「霊感干支」なのかは
あえて書いていません。

算命学を学んでいる方ならば、すでにご存知か、あるいは遅かれ早かれ学ぶことになりますので
問題ないかと思います。

私があえてふんわりと書いているのは、算命学を学んでいない方が「素人判断」を
してしまうのを避けるため。

算命学は占いとしては非常に優秀で、「会ってもいない人の事をなぜそんなに当てられるの?」と
驚かれる場面にも多々遭遇してきました。
ご興味を抱かれた方が、「少しかじってみたい」と思われるのは、自然な事だと思います。

ただ、算命学は体系立てて学ぶのが重要な学問だと、私は思っています。
非常に奥が深い学問でもあるので、基礎がしっかりしていないと、師範科辺りで学ぶ高度な占術は
とても使いこなせません。

占術の種類もかなりの量になりますし、複数の占術の間で結論が真逆に出ることも珍しくないのです。
宿命のどの部分を重要視して、見落としてはならないのか。
真逆の結論が出た場合、どちらを優先して考えるべきか。
こういう実際的な事は、私も教室に通いながら、恩師やクラスメート、先輩との対話の中で
ゆっくりと学んできました。

このように、基礎からしっかりと学ぶことが大切な算命学で、聞きかじりの断片的な知識を寄せ集めて
占いをしようとした場合、とんでもない結論を導き出してしまうことになりかねません。

私の例で恐縮なのですが。

私はエネルギー値が272あります。
女性でこの数値は、実業家、政治家並、と言われます。
このエネルギーを放出する星にも、「天南星」というパワーの強い星を持っているので
ここを稼働させれば、現実対応能力は十分。
運型も「騰陀型」。
ご存知の通り、親分肌の政治家、事業化向きといわれる運型です。
五つの主星のうち、政治家が持つべきとされる「石門星」を二つも持っています。
「知性」の星も「プライド」の星も持ち合わせています。

これだけの要素がそろっているなら、私の適職を「政治家」と導き出しても良いのではないか?

・・・そう判断した場合、残念ながら、答えは×。

実際に全体を把握した上での判断としては、私は「精神世界」の方向に偏りのある宿命を持っています。
「政治」は「現実世界」の最たるものですし、清濁併せのむことが必要な世界。
しかし、残念ながら、私はお金儲けに疎く、むしろお人好しで社会で騙されやすいタイプ。
「政治家」タイプの方とはお友達にすらなれません。

あれだけの要素を持ちながらも、まったく「政治家」には向かない、というのが正しい結論なのです。

このように、断片的な知識をつなぎ合わせても、正しい結論にはたどり着けないのが算命学。

ご興味のある方は、きちんとプロの占い師の方に鑑定をお願いするか、
または、お教室でしっかりと基礎から学ぶ事をお勧めします(^^)

続・干合変化について

2014年11月26日 | 算命学 あれこれ
さて、昨日の干合変化の続きです。

昨日は、自分の「日干」と後天運(年運・大運)や他の人の「日干」が
干合する場合のお話をしました。

本日お話するのは、自分自身の宿命内で、この干合変化が起きる場合。
例えば、「生まれた日」の「干」と、「生まれた月」の「干」が「干合」の組み合わせである場合、
この「干合変化」が起きるのです。

魂である「十大主星」と呼ばれる星は、この「干」同士から生まれますので、
この「干」が変化する、ということは、本来生まれるはずの星とは別の星が生まれる、ということ。

本来、人は五つの星を持っていますが、そこに、干合変化してできた別の星が
本来の星の周りを衛星のように廻るのです。

こちらの過去の記事を読んでくださっている方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、
「生涯にわたって影響を与える星」という記事の中で、「大運の初旬に廻る主星」も、
「衛星のように廻る」とお話しました。
こちらの大運の主星の場合は、五つの星全体の周囲を廻るイメージです。

これに対して、干合変化で生じた星の場合は、どの「干」から生じているかが
はっきりしているため、特定の星の周りを廻ります。

例えば、人体星図で「頭」の位置に「調舒星」という星を持っている方がいたとします。
このような方は、“目上”や“師”と仰ぐ人には、何か凡人とは異なる特殊な才能を
持っていて欲しいという気持ちがあるので、そのような特殊性を持たない目上には
魅力を感じません。

この方が、宿命内に「干合」する「干」を持っており、干合変化の後、「頭」の位置に
新たに「玉堂星」が生じた場合、この「玉堂星」が本来の「調舒星」を廻るようになります。
この場合、目上に求めるのは、単なる「特殊性」だけでなく、「知性」も求めるようになるのです。
単に凡人とは違うだけではなく、さらに学識豊かで教え上手な目上に
惹かれていくようになるでしょう。

また、この方が本来「玉堂星」を持っていない方だとすると、この「干合変化」のおかげで
「玉堂星」の要素、すなわち知性がプラスされるのです。



この「干合変化」はゆっくりと起きるもので、生まれてすぐにその「干合変化」が起きる訳ではありません。
なので、宿命内に「干合」する「干」を持っている方は、人生の途中でその性格等に変化が起きてきます。

「日干」「月干」「年干」のどれかの組み合わせで起きる「干合変化」は比較的早く起こり、
その他「蔵干」と呼ばれるものとの「変化」(これは「干合」ではなく「暗合」と呼びます)は
それよりも遅くなります。

徐々にではありますが、苦手だったことが、それほどの苦も無くできるようになったりするのです。
先ほどの例で言いますと、学生時代にはじっと座って勉強をすることが苦手だったとしても
社会人になってしばらくしてから知的好奇心が膨らみ、大学の講座に通ったりするような
そんな変化が起きるのです。


このような干合(暗合)変化が起きる方は、実はあまり珍しくありません。

10代の頃を良く知る人と30代、40代で再会すると、少し違った雰囲気を感じることは
珍しくないと思いますが、単なる環境の変化だけではなく、もしかすると、このような変化が
その人の内部で起きているのかもしれませんね。