「愛媛ゆうゆう山歩き」に一時間余りで登れる山、
と紹介されとる桂ヶ森へ行ってみるか。
ついでに久万カントリクラブの近くの船山、笠松山にも、
と思って雨がやんだ間にチョー先輩と。
本に書いとる林道割石線の途中で車を停め8時30分出発。
雨で道路に水が流れよる。
今日はようけ見たな、
林道終点、このへんから登り口があるはず、
これだろうか、
少し先で、
チョー先輩が引き返して別ルートで行こうやと、
9時50分、撤退して帰って来た。
次のルートへ移動、
10時15分、立派な標識から出発。
今度は大丈夫やろう、
沢沿いを、
持ち主の名かな、
何か怪しくなってきた、
道が無くなった、おかしい、とりあえず尾根に登る。
今日も藪こきか、
引き返す、
途中まで引き返し分岐の場所で、標識があるやないか、よく見ろや。
先輩に言ったのではありません、自分に。
次から次へと分岐で標識が、親切やな。
緩やかなひろい尾根で怪しくなった、
標識も見当たらん、植林地を突き進む。
急坂を、ササをつかんで、
藪藪、手が動いてピントが合わん、
ほぼ一直線に突き進み、桂ヶ森手前のピークへ、標識があった。
桂ヶ森までもう少しやが、踏み跡は薄い、靴もびっしょりで重い。
前が明るくなったぞ、頂上は近いぞ。
もう少し、
13時10分、ようやく着いた、想定外の「ゆうゆう山歩き」。
山頂に本ではササユリが咲いとるはずやがおらん。
とりあえず、
お昼、小さい羽虫が飛び回る。早よ食べよう。
食べたら帰ろう、
ちょっと寄り道を、
ササを漕いで、
岩場に、
ドウダンツツジとヤマボウシの白、
晴れていれば展望ええやろうな。
引き返し来た道を下山、
来るときに付けたテープが役立つ、
ブッシュを乗り越え、
このへんからは楽々、テープを目指して。
雨がぽつぽつ、15時20分下山。
フロントガラスに雨粒が、
晴れ男の先輩に助けられてカッパは必要なし。
帰りついたら思い出の山になる。