週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
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浜岡原発停止について首相の説明不足というマスゴミは、この論文を読むべし

2011-05-07 14:12:18 | 週刊金曜日
産経系のマスゴミは
一斉に浜岡原発をとめた首相を批判中。

そういう人はこの論文を読んでから

高木仁三郎「核施設と非常事態 地震対策の検証を中心に」

これは高木さんが無くなる前に
阪神淡路大震災をもとに原発の地震対策の不備について指摘している論文です。


こうやって10年以上たっても「予言」のように
読める論文もあれば


原発事故後、「安全」「安全」「大丈夫」
「子どもの年間被ばく量は、土壌の除去を必要としない」
といいつのった御用学者の言動と


歴史がどちらが正しかったか

証明していますね。


しかしながら、この論文を読むと
駿河湾に連立する原発も活断層の上に建っているということで
日本は早急に「脱・原発」をしていかなくては
住める場所がなくなってしまいます。


以下、論文の一部転載
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国や電力事業者は「原発は地震で壊れない」ことを前提にしてしまっているため、そこから先に一歩も進まず、地震時の緊急対策を考えようとしない。たとえば、静岡県による東海大地震の被害想定に、浜岡原発が事故をおこすことは想定されていない。逆に浜岡原発の防災対策では、地震で各種の動きや体制がとれなくなるようなことはいっさい前提としていない。ただでさえ、地震時の防災対策にも、原発事故の緊急対策にも不備が指摘されているから、これらが重なったら対応は不可能になるだろう。
仮に原子炉容器や一次冷却材の主配管を直撃するような破損が生じなくても、給水配管の破断と緊急炉心冷却系の破壊、非常用ディーゼル発電機の起動失敗といった故障が重なれば、メルトダウンから大量の放射能放出にいたるだろう。もっとも穏やかな、小さな破断口からの冷却材喪失という事態でも、地震によって長期間外部との連絡や外部からの電力や水の供給が立たれた場合には、大事故に発展しよう。

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