マイナンバーカードで色々な問題が指摘されるようになった。高橋洋一先生は、紐づけの誤りがパーセンテージで言えば非常に少ないので、何の問題もないというようなことを言っていた。
皆がマニュアル通りに間違いなく入力すれば、何の問題も起きなかったというわけだろう。
これは性善説に基づく発想のようである。皆が良い人であれば、何の問題も起きない。
高橋先生は数学者の発想で、論理的には問題ないということを言っているのだろう。
今の健康保険には写真がないので、使いまわしをされるおそれがあり、特に外国人によって被害が発生していると主張している。
十四歳以上の人の99%の人が持っているという台湾の事情はどうなっているかというと、中華民国国民身分証と全民健康保険という二種類のカードが別々に発行されていて、それぞれに顔写真がついている。
身分証は常に携帯しなくても違法ではないものの、警官に身分証提示を求められることがちょくちょくあり、携帯しない場合は確認のため最大三時間の拘束が可能とされている。
マイナンバーは国民すべてに割り当てられており、一生変えることができない。
クレジットカードなら買った覚えのないものが引き落とされていたりしたら、解約して、違うカードに変更することが可能だが、あるいは電話などでも何らかの問題が起きても、番号を変えることが可能であるが、マイナンバーに関しては、変えることができない。だから、怖くて持ち歩くことができないのではないか。それも、これからどのくらい紐づけされるかわからない。すべての銀行口座に紐づけされ、預金残高が税務署に把握され、預金に税金が課されるようになったら、二重課税だし、怖いなと思うのである。
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