寒い朝でした、いつものように寝起きの血圧を測り軽めのラジオ体操第一をしました。
そして外に出ると・・・エッ!雪!?降ってたのかと嬉しい驚きですね。
道路に積もるような雪ではありませんので、雪国の人から見ると雪の内に入らないでしょう(笑)
雪しまく・雪しまき・・・雪まじりの強風、そんな中に人の動きを見付けると句になるのですが。
ご近所に日本画と習字を教えてらっしゃった女性がいらっしゃいます。子供が習字を教わっていたので岩崎先生と今も呼んでます(笑)
私が「扉」という結社に入り、主宰の土生重次先生に出合うきっかけを作ってくれた方です。
当時NHK俳壇に投句していまして雑誌も購入していました・・・あるとき佳作で掲載された号に彼女の名前もあったのです。
お互いに驚きましたね!「あんた俳句しよったと!?」といわれました。
それで結社に誘われたというのではなく、先生が横浜から出て来られるので話を聞きに来んね?と誘われたのです・・・先生の話を聞いて、なんと言いますか背筋に鳥肌みたいな感じ?
それはそうと、なぜ昔のことを思い出したかというと・・・その岩崎先生の句に「雪しまく」の句があったことを思い出したのです・・・ご主人が趣味人で陶器を焼いておられた、その窯に吹きつける雪を詠んだ句でした。下五の雪しまくが印象に残っていますが、上の12文字は思い出せません。今年八十・・歳は言いますまい、通りで出会うと・・・どう、作りようね?と聞かれます。
琴線に触れる句をというのが口癖でしたね、「なんか胸にキュッと来る句」などとも(笑)
例句に・・・
雪しまき列車は一人のみ吐きぬ 櫂未知子
厳しさの中にもしっかりとした生活がある。なんか映画の一シーンが浮かびます。