若竹です。時期的には5月で夏の季語。
此処は、福岡県筑前町の大己貴神社(おおなむちじんじゃ)の北側の神苑です。
この辺りは佐賀平野からつづく筑後平野、朝倉平野の穀倉地帯の東側、いわゆるどん詰まり?
3世紀の初め頃、朝鮮への出兵を決めた神功皇后がこの地で社を建てたところ、たちまちにして兵が集まった。そのことから最古の神社ではとの案内があります。
そして驚いたことに大黒様が祀られています。大黒様は女性を王とした北部九州の一族に殺められたと何かに書いてありましたが。その大黒様の像の横を抜けると少しの竹林があり、木立の向こうからは山地が続きます。おそらく当時は筑豊への峠道の始まる箇所だったかもしれないなと、一人合点しています(笑)
古代の話しはこのへんで_(._.)_きりないですからね。実はかなりなパワースポットではないかと密かに考えておるのです(^_^;)
若竹・今年竹、夏の季語ですね。
皮を脱いだ筍はたちまち生長して親竹をしのぐほどになる。幹も葉もすがすがしい緑で、一目で今年竹と分かる。歳時記の解説にあります、正にその通りですね。
若竹や鞭の如くに五六本 川端茅舎
鞭の如くにといわれますと、しなやかな緑の幹が浮かびますね。
ところで下五の、五六本ですが・・・二三本では?とか考えませんか?
ここで竹林のあり様が目に浮かびますね。筍の収穫の為に整備された竹林ではなくて自然のままでしょうか、でも筍はかなり掘られていたのでしょう。残った数本がすくすくと伸びているのですね・・・たぶん。二三本ではちょっと寂しくないですか?
俳句に数字が入った句があります。その数を鑑賞するのも面白いかもしれませんね。
昔、師から訂正?された句を思い出した。
初午やお籠り婆の五六人
と投句したら、ちょっと多すぎじゃないか?二三人ぐらいではと・・・<(_ _)>
といったところで