一句鑑賞

自句解説

初花や風に打ち合ふ壕の水  濠でしたね。

大濠公園にて

自句解説をします。

大濠公園の湖面が風で波が立っているのですが。
海と違ってぴょこんとした小さな波が、湖面全体に立っては消えています・・・なんという波か現象的に名前はあるのでしょうが。
それを賑やか、あるいは元気なように受け止めたのです。
場所は福岡城の外堀とも言われているので、戦国時代の合戦を思い浮かべ。
波を兵と捉えてみたのですが・・・情景としては以上です。

福岡城址で見た初桜と、大濠公園の湖面がどう呼応しているかは・・・
波と波が打ち合うという戦みたいなイメージなんです。
濠の水にも春を感じているのですが。

初桜としてもいいのですが・・・
初花や、と切りを入れた方が打ち合う波の湖面のあり様が、より見えるのではないかと。
いまいちの句ですけど。

自句解説など恥ずかしくてやったことありません。
作ったものは人に読まれてはじめて作品となり、その鑑賞で評価されるだけですからね。

師の言葉で「一読句意明解」これを心がけて来たのですが、まだまだです。

コメント一覧

一句鑑賞
幸村でしたね、変換間違いが多いと自省です。
一句鑑賞
波(は)でしたか
私も三角波をそのまま使おうかと考えたのですが・・・
どうも名詞として強すぎる感じでした。
ぴょこんと立ってはへこみしてる様ですからね。
互いに打ち合っていると捉えたのです。
で波の原因は風ですから、風に打ち合うとなったのです。

見たままを詠むというのは、その現象を名詞や動詞で表現するのではなくて、言い回しに気をつけて詠むのですね。

それと季語の初花は開花のスタートです。
桜の初陣?とでもいいますか(笑)
どうも真田丸が面白いので、雪村の刺激があったのかもしれません(笑)
ふじ
和菓子の音・・・う、そうきたか(^^
http://blog.goo.ne.jp/fuji96
解説をありがとうございます(^^*
波と見えるぐらいひたひたと打ち合って、きっとにぎやかに桜の白い影もそれと分からなくなってるんだろうなどと、情景を想像してはいましたが、
なるほどぉ戦国時代の合戦の様子・・・そう聞くとちらっと旗まで見えてきそうです。  それで、壕の字 が出てきたり・・・
私は連想にも弱いし、想像、空想にも弱いのです(><;
そこから鍛えて、もう一歩深く、思い描けるようになりたいと思ってるのですが・・・。
このように解説してもらえるととても嬉しいです。 ありがとうございます。

湖面の波は 「なんという波か?」
ぴょこんと小さな波、というと私の感じでは小さな「三角波」のような波でしょうか?
三角状の高い波 「三角波(なみ)」だと とがった波形の険しい大波の俗称で、 湖に出来るような小さなものはその形で 「三角波(は)」 と呼ぶ、のだそうです。

・・・と言われても・・・ ? ですね、 漢字だと同じですし、、、。
ついでに湖の「三角波」の句を探して3句見つかりましたが、そのうち2句は 「三角波(なみ)」 と読ませてました。
「三角波(は)」であっても、まるで三角波のように荒れ・・・とも取ることができるし、句にするとそこまでシビアでなくていいかもですね。

句意とは関係のないところで引っ掛かって、こんなに行数を使ってしまった(><ゞ 申し訳ありません。  これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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