柚子の花、奥は麦畑・・・2019年の5月の画像ですがなぜかセピア色に。今はこの麦畑も柚子の木もありません。みなみの里が道の駅に衣替えして無くなりました。だからモノクロに?そんなことありませんけどね(笑)
葉室麟の柚子の花咲くを思い出します・・・が、もう筋書きも忘れてますけどね。葉室麟は10年前ごろから数年間で数十冊読みましたが、自分の人生の中で一番辛かった時期でした。独りの夜を癒してくれたというんでしょうね、本と向き合ったのは数十年ぶりのことでした・・・。
葉室麟の文庫本二三十冊、町の図書館に寄贈しようと(貰ってくれればですが)段ボールに詰め込んでますが今もってそのまま、暇が無くてね。電話をして取りに来てくれればいいのですが、ややお高いですからね、ああいった施設は(笑)、そのうちにね。
柚子の花・・・夏の季語ですね。歳時記に例句は四句。
柚の花や能き酒蔵す塀の内 蕪村
色慾もいまは大切柚子の花 草間時彦
叱られて姉は二階へ柚子の花 鷹羽狩行
かにかくに逢えばやすらぐ花柚の香 野澤節子
いいですね・・・
叱られての句が好きです。色欲もそうですが、枝には鋭い棘がありますね。
花はやや肉厚でまっ白、可憐にも見えてするどきものを持っているのよという面も考えて例句を読んでみると・・・あぁ、なるほどと幾度思ったものでしょうか(笑)
どの句も後ろを向いていません、心がまえが参考になります。