一句鑑賞

夏あざみ

夏あざみ風の静まる坊がつる  ようすけ

ほんの四、五年前のことだが、ずいぶん記憶の中では遠く感じる。
長者原から雨ヶ池越で、坊がつるまで出たときのこと。
坊がつるの草原に久住岳からの風が吹き下ろして・・・草のすれ合う音のみの中に身を置いた。
坊がつるの中を歩きはじめたら丈の低い薊を数株見つけた。

あの時の風に、さわー・・しわー・・という、しなやかな草のすれ合う音しかしないのだ。
また行きたいのだが、その風に会えるかは分からない。
薊には会えるだろうけど。

コメント一覧

一句鑑賞
コメント有難うございます。
今は美しいでしょうね・・・ミヤマキリシマは盛りを過ぎてると思います。
行ってみたいと思うばかりです。
yume
坊がつる・・
坊がつる・・
今からの季節が美しいのでしょうね。
その時とは
 また違う優しい風が吹くのかも・・。
そして
夏あざみも同じように咲いててくれると嬉しいですね。
 
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