一句鑑賞

夜の厚み

今夜も春雷が一度だけ、ちょうどお風呂に浸かっていた20時30分頃ですね。

無防備なので備えようが(笑)ありません。

 

春雷の例句で・・・

春雷や胸の上なる夜の厚み   細見綾子

この句が昨夜から気になっていたので考えてみた。

もう蒲団で寝ている時に春の雷が鳴ったのですが・・・。

いつもの就眠時は今日の楽しかったことや明日の予定などを思い、いい気分で眠りにつくのが習慣なのでしょう。それを春雷が妨げたのですね。

いい気分がすっかり壊れてしまい、ちょっと不安なことなども胸に去来しているのでしょう。

夜の闇の中にある不安なものが、胸の上にいくども表れてくるというか・・・

つい考え込んでいる自分なんです。

それを夜の厚みと言われてみますと、正しく!と頷けますね。

 

先日の一枚より

 

 

 

先日買って来た文庫本の葉室麟作「天の光」をすこしだけ読んでいた。

博多の仏師がその妻を思うのがあらすじだが、地名などに親しみがあるので・・・葉室作品は好きだ。どうしよう今夜はこのまま読むかなと迷っている。

この位では眠れないほどの悩みにはならないし、眠れないかなと思ったら入眠剤を処方してもらっているので呑むことにしている。

睡眠コントロールは大切ですね(^^♪

コメント一覧

一句鑑賞
Re:Unknown
コメントありがとうございます
天本さんは、テレビなどでしか存じませんが個性の強い、しかし優しいという印象です。
寅さんは、俳号を風天。
一芸に秀でる人は他の才能も素晴らしいですね。
あまり私的な面は出されてませんが、俳句作品は知る人ぞ知る実力なんです。
yururimomo
http://blog.goo.ne.jp/yururimomo
夜の厚みという表現はじめて知りました。
とても深いイメージの言葉ですね。


寅さん(渥美清)が俳句会に参加していて詠んだ句を
テレビで紹介していたのですが
少し身近に思えるようになり
敷居が高かった俳句が好きになりました。
少し勉強してみたいと思っています。
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